このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


宇和島運輸フェリー
(三崎・八幡浜・宇和島〜別府)

別府港にて フェリーさるびあ

 この航路は、最も長い別府〜宇和島線でも3時間足らず、最も短い三崎〜別府線では2時間あまりの航行時間しかない。しかし、24時間運航を行っていること、2等がカーペット敷きのみであること、そして、夜行便では「朝5時まで船内休息可」というユニークな規則がある航路である。
 私が利用したのは、いずれも深夜便のみであり、船内から見える風景などについての記憶は一切ない。また、乗船時間のほとんどを眠って過ごしているので、船そのものに関しての記憶もほとんどない。正直言って、書くべきことがあまり見あたらない、というのが本当の所なのかも知れない。
 この航路を「一夜の宿」として利用する事を考えている旅人に、ひとつだけ注意して欲しいことがある。それは、「5時までの船内休息は、車で乗り込んだ人には適用されない」ということだ。車は到着直後に下ろされてしまい、再乗船の手段はない。5時までゆっくりと船内で眠ってから……、などと考えていると、深夜の港に放り出されてしまい、途方にくれることとなってしまうので、注意が必要である。
 ただし、別府港には和室休憩室があり、船の到着する午前3時から8時まで利用できる。これなら車の人も安心!「宿」としてこの航路を利用するときには、別府到着便の利用をおすすめする。それはさておき。
 四国を周り、さらに九州まで足を伸ばしてみたい、と思ったときに、この航路の存在は結構貴重である。他にも宿毛などからもフェリーが出ているし、別府の他にも佐賀関、臼杵、佐伯などにも航路がある。しかし、「宿」としてフェリーをうまく利用し、すっきり目覚めたら近くの温泉で一風呂浴びてすっきりする!などという贅沢は、この航路を使わなければ味わえない。旅の楽しみ方として、こんな方法はどうだろうか?

夜も昼も走り続ける
四国の疲れを別府の湯で癒す 最短ルート
宇和島運輸フェリー



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