このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
鉄道ニュース11月号
●JR九州、GLAYコンサートにあわせ783系GLAY列車運転開始(11/7)
JR九州は、人気ミュージシャンのグレイの12月23−24日、福岡ドームでコンサートにあわせ783系特急「つばめ」に大型写真シールを車体に張った「グレイエクスプレス」として博多−西鹿児島間で約2カ月間走らせる。 大型シールは1編成・7車両の両側面(高さ2.1メートル、幅4.2メートル)に鹿児島総合車両所で張り、目立たないように6日未明、福岡まで運んだ。来年1月16日まで運転、11月中は毎日1、2往復する。12月は未定。コンサートが開催される両日には、同観客専用の臨時電車として運行、車内で彼らのヒット曲を流す。これに会わせて専用の往復割引きっぷ(西鹿児島発着は9000円)も発売する。
●JR東日本、山形新幹線大曲延伸決起集会開催される(11/9)
山形新幹線は99年12月、山形—新庄間61・5キロが延伸開業した。しかし、新庄以北は全くの白紙で、県の「あきた21総合計画」でも「2010年、高速化推進事業の着手を目指す」と、あっさり触れられているだけ。このため、新たな運動の展開を迫られた沿線自治体は今年5月、「山形新幹線大曲延伸推進会議」(会長・二坂信邦湯沢市長、県南28自治体で構成)を旗揚げした。7日に開催された総決起大会は、いわば「仕切り直し」のデモンストレーションとなった。同推進会議と山形、秋田両県で組織する「山形新幹線延伸早期実現期成同盟会」共催され講演会も開催された。講演で、フリーライターのあゆかわのぼるさんは「今日が新庄以北延伸運動のスタートの日になってほしい」と語った。
●JR西日本、紀勢本線の全特急を新大阪・京都へ延伸要望(11/10)
南紀白浜空港の「南紀白浜ー広島西」便や、東京・那智勝浦町ー高知を結ぶ「さんふらわぁブルーハイウェイライン」が廃止されるなど、紀南の交通網が厳しさを増す中、紀勢本線活性化促進協議会の脇中市長ら関係市町長ら7人は14日、JR西日本和歌山支社を訪れ、紀勢本線のより一層の活性化を求め、5項目の改善、実現を訴える要望活動をすることにした。同推進協議会は、昨年度、「紀勢本線活性化フォーラム」を開催し、紀勢本線の高速化や地域振興との関係などのPRに取り組んだが、紀勢本線が紀南住民の通勤、通学、通院に欠かせない生活路線だとして、本年度は、地域の活性化をめざし、今後のよりいっそうの利便性、快適性の向上を求める方針を決めた。要望は、特急電車全便の新型車への切り替えと増便紀勢本線の全線複線化快速電車、普通電車、駅施設の利便性・快適性向上特急電車全便の新大阪・京都駅乗り入れと、日根野駅停車フリーゲージトレインの導入ーの計5項目から構成されている。今回のJR西日本和歌山支社への要望は、紀南地域の首長が中心で行い、要望後は県庁の木村良樹知事を訪れ、交通施策について懇談する予定。
●JR東日本、リバイバルシリーズ次は急行列車(11/14)
JR東日本・伊豆急行は、伊豆急行線開業40周年を記念して、1981年10月のダイヤ改正で廃止された急行「伊豆」のリバイバル運転を12月9日に実施することを決定した。運転区間とダイヤは東京8:08→伊豆急下田11:34、伊豆急下田16:21→東京19:29。車両は湘南色の167系8両編成を使用、ヘッドマークとサボを取り付ける。車掌は伊豆急の旧式制服で乗務する予定。伊豆は、伊豆半島の温泉地へ行く列車として設定され「あまぎ」などとともに1981年まで東京〜伊豆・伊豆急下田などを結んでいた。
●JR東日本、急行「津軽」もリバイバル運転へ(11/16)
JR東日本は12月29日と2002年1月3日に急行「なつかしの津軽号」を上野〜青森間に運転する。ダイヤは上野を12月29日15:59に出発し、青森には12月30日、9:16、青森発は1月3日17:11、上野1月4日9:21に到着する。福島以北は東北本線、陸羽東線、奥羽本線を経由する。車両は14系6両編成を使用する予定。
●JR東日本、懐かしの特急「あずさ2号」リバイバル運転へ(11/16)
JR東日本は、来年2月2日に新宿〜松本間を懐かしの特急「あずさ2号」を運転することを冬季臨時列車の中で発表した。新宿を午前8時2分に出発し、 松本には午前11時33分に着く。車両は183系を使用する。あずさは現在も新宿〜松本間を走っているが、新宿からの2号は存在しない。これは、昭和53年10月のダイヤ改正で在来線の奇数・偶数化にしたためそれまで新宿発の2号は3号となってしまい消滅した。
●JR西日本、トライライトで西日本一周特急を設定か?(11/22)
JR西日本の豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」の車両を改装し、西日本を2泊3日程度で一周する寝台特急を、JR西日本が来春から走らせる。同社の看板列車のひとつにして、同時多発テロの影響で航空機を敬遠しがちな乗客を取り込み、鉄道旅行のよさに改めて目を向けてもらうための「秘密兵器」という。西日本一周の寝台特急は9両編成で、大阪を起点に、東海道—山陰—山陽線などの1200キロ以上を、月数回走る計画。トワイライトエクスプレス3編成を約5億円かけて、じゅうたんを新しく替えたり、トイレを改修したりするなど全面改装して使う。兵庫・城崎や山口・下関、広島など管内の名所で下車し、観光や郷土料理も楽しんでもらうという。1編成の定員は、トワイライトエクスプレスと同じ130人。 現在のトワイライトエクスプレスは、じゅうたんを敷き詰めた個室やフルコースの料理が楽しめる食堂車など、高級ホテル並みの豪華さが人気を呼んでいる。定期運行を始めて12年たつ現在も、2人用個室(1人4万4810円)などは、発売直後に売り切れている。トワイライトエクスプレスは、現在大阪〜札幌間を週4往復しているが、乗車券は発売直後にすぐ売りきれる状況にある。
●東北新幹線盛岡〜八戸間廃止届け提出(11/29)
JR東日本は11月28日、2002年12月の東北新幹線盛岡〜八戸間の開業に伴い同社から経営分離されることになっている東北本線盛岡〜八戸間の廃止を国土交通省に届け出たと発表した。「鉄道事業法第28条の2に基づき、新幹線開業日をもって廃止する」としている。
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