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鉄道ニュース2002年6・7・8月号





●特急「スーパーはつかり」、12月1日廃止へ(6/17)
東北本線盛岡〜青森間を結んでいるスーパーはつかりが12月1日の東北新幹線八戸延伸開業に伴い、はつかりと同様に廃止されることになった。現在、使用されている車両は今後、スーパー白鳥として第2の人生をスタートさせる。
●寝台特急「はくつる」、12月1日廃止へ(6/22)
JR東北線で上野—青森間を結ぶ寝台特急「はくつる」が、開業から39年目の今年11月末、廃止されることになった。12月1日の東北新幹線八戸開業に伴い、JR東日本が方針を固めた。これまでの走行距離は1300万キロ。地球を325周した計算になる。東北線で最初の特急だった「はつかり」も、同時に廃止される。(毎日新聞から)
●JR東海・西日本、新型新幹線開発へ(6/28)
JR東海とJR西日本は、このほど次世代新幹線の共同開発を行うことで覚書を締結した。2007年の営業運転開始を目指す。新型車両の最高速度は東海道新幹線の区間も含め300km/hとし、振子台車や新型ATCを備える。また500系で採用された車体デザインや機能なども盛り込む。これにより東京〜新大阪間の運転時間は約10分短縮される。
●「はやて」、「こまち」と併結運転へ(7/16)
12月1日に開業から運転する新幹線「はやて」についてJR東日本は、このほど東京・仙台〜盛岡間については、「こまち」との併結運転をすることを発表した。
●東北新幹線盛岡〜八戸間走行実験開始へ(7/18)
日本鉄道建設公団は、12月1日に開業予定する東北新幹線盛岡〜八戸間における各形式の走行試験の日程を発表した。それによるとEast−iは7月18日から、E2系1000番台が7月30日から(午前1時ごろ〜未明)、200系が8月20日から、E4系が8月28日から。また最高速度260km/hの走行試験は9月3日からE2系1000番台で行う予定。
●583系リバイバル「ひばり」運転へ(7/19)
JR東日本仙台支社は、9月21日・22日に上野〜仙台間を特急「ひばり」をリバイバル運転することを決定した。上りが9/21で仙台1225→上野1805、9/22に上野911→仙台1454。車両は、583系青森車9両編成。12月に迫った新幹線八戸開業を控え583系の去就が心配されるだけに興味深いイベントとなっている。なお、ひばりの復活運転は今回で3回目となる。詳しいイベントについては、
JR東日本仙台支社HPまで
●JR西日本、100系「こだま」を増発へ(7/23)
JR西日本の南谷社長は7月17日、山陽新幹線「こだま」リニューアル計画の進捗状況を明らかにした。それによると4両編成と6両編成の100系「こだま」12編成がこの秋に完成するとし、リニューアルした100系「こだま」を山陽新幹線姫路〜博多間の「こだま」にフル活用することにより、「こだま」の停車駅から「のぞみ」や「ひかり」の停車駅まで最大で10分程度の運転時間の短縮を図るほか、通勤通学需要の伸びている区間について「こだま」を増発することを計画しているという。また、東海道新幹線品川駅の開業にあわせて投入を計画している700系12編成のうち7編成がすでに開業しており、700系の投入により東海道・山陽新幹線の直通車両のすべてが270km/h以上で走行することが可能となる。南谷社長は高速車両の性能を活かした全面的なダイヤの見直しを計画しており、「ひかり」の所要時間短縮を目指すとしている。
●JR西日本10月改正概要発表(7/27・8/15)
JR西日本は、10月5日の新ダイヤの概要を発表した。近畿圏では、特急「北近畿」が利用しやすいダイヤになるほか、週末に福知山〜豊岡間を延長している1往復を毎日運転とする。広島圏においては、広島駅からの30分圏内 を「広島シティーネットワーク」と名付け、在来4線の快速を中心に、24本を増便、利便性を高める。山陽本線では、西条〜岩国間では1時間に1往復だった「山陽シティーライナー」を2往復に増便、八本松にも「山陽シティーライナー」が新たに停車するようになる。帰宅時間帯の午後6・7時の広島〜西条間では、快速・普通を含め6往復に増強する。また、芸備線の広島〜狩留家間で朝・夕の普通列車1本を快速化させるほか、可部線などは、午後8時以降普通列車を9本増発する。また、こだまの運行を朝・夕に3本増強した上に、福山〜新下関間の通過待ちを約1割削減する。これにより、広島〜小倉間は約12分短縮できる。またJR西日本広島支社では、「駅間距離の長い区間で、新駅建設要望の実現性を図る」ことも明言した。
●ほくせつライナー1往復廃止へ(7/31)
10月5日の北近畿増発ダイヤ改正により、現在大阪〜篠山口間で運転されている「ほくせつ」ライナー1往復が廃止になる。
●新幹線「とき」復活、「あさひ」消滅へ(8/1)
JR東日本は、上越新幹線の愛称「あさひ」を、今年12月1日のダイヤ改正から「とき」に変更すると発表した。一部運行区間が重複する長野新幹線「あさま」と混同し、乗り間違える乗客が後を絶たないためで、「とき」が5年ぶりに復活する。上越新幹線の愛称は、1982年の開業時に一般公募され、停車駅の少ない「あさひ」と各駅停車の「とき」に決まった。1997年3月、東京—越後湯沢間のみを走る新幹線をダイヤに組み入れ、愛称を「たにがわ」と決めた際、かつての在来線特急の愛称でもあった「とき」を廃止した。ところが、同年10月の長野新幹線開業当初から、東京—高崎間で同じ線路を走り、同じホームを使うことの多い「あさひ」と「あさま」が紛らわしいとの苦情が多く寄せられ、上越新幹線が開業20周年を迎えるのを機に改名することにし、「新潟をイメージしやすい名前」として「とき」復活を決めた。なお現在、東京〜新潟間を結んでいる「あさひ」は「とき」の代償として消滅する。
●JR東日本「はやて」試乗会1万人募集へ(8/7)
JR東日本は、11月9・10日、東北新幹線「はやて」の試乗会を盛岡〜八戸間で実施する。試乗会のコースは、盛岡発と八戸発に分かれており、往復の乗車はできない。各日それぞれ6コースがある。募集人員は全コース合わせて1万人。応募方法は、官製往復はがきに郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号、試乗希望日、乗車希望駅(盛岡または八戸)を明記(返信用はがき表面にも住所、氏名を明記)の上、〒020−0034 岩手県盛岡市盛岡駅前通1番41号 JR盛岡支社 販売促進課内「新幹線はやて試乗会事務局」へ。1通5名まで応募できる(同一人の重複応募は不可)。試乗コースは「新幹線はやて試乗会事務局」で指定される。また小学生以下は要保護者同伴。9月中旬以降、当落の結果が通知され、当選者には試乗会参加要綱が送られる。問合せはJR東日本盛岡支社販売促進課内「新幹線はやて試乗会事務局」TEL019−625−4042。電話による問合せは月〜金の10〜17時(祝日を除く)。(鉄道フォーラムから引用)
●旧信越線横川〜軽井沢間にトロッコ列車運転へ(8/19)
群馬県松井田町は、1997年10月の北陸(長野)新幹線開業に伴い、廃止されたJR信越線の横川〜軽井沢間の廃線にトロッコ列車を走らせる計画を現在進めている。碓氷峠鉄道文化むら〜峠の湯までの約2㎞を1日5・6往復する予定。年内にも町民のつくる委員会で客車のデザインを決定させ、2004年4月の開業を目指す。(中国新聞から)
●特急「あさま」、新幹線「とき」復活運転へ(8/23)
JR東日本は、秋の臨時列車の概要を発表した。上越新幹線開業20周年・長野新幹線開業5周年を記念したイベント列車が目白押し。上越新幹線の開業当時、大宮〜新潟間を走っていた「とき号」の復活運転を11月16、17日に行う。10月12、13日には、長野新幹線開業で消えた在来線の特急「あさま」の復活運転が行われる。上野〜長野間のうち、横川〜軽井沢間は新幹線開業で廃線となったため、上野〜横川、軽井沢〜長野間の折り返し運転になるが、横川〜軽井沢間をバスを利用すると乗り継ぎが可能となる。
●JRグループ秋の臨時列車概要発表(8/23)
JRグループ6社は、10月1日からの秋の臨時列車の概要を発表した。新幹線や特急列車の臨時列車の増発数は4793本で昨年に比べ3%の増加となった。JR北海道は、10月6日に釧路〜札幌間でキハ183系国鉄色と現塗色の4両編成による「おおぞら2002記念号」を運転する。これは特急「おおぞら」が釧路に乗り入れてから今年で40周年を迎えるのを記念して運転されるもので、釧路→札幌間を富良野経由で運転。運転時刻は釧路9時26分→札幌16時14分。編成は釧路方2両が現塗色車、札幌方2両が国鉄色車で、札幌方先頭車には国鉄時代の「おおぞら」のヘッドマーク、釧路方先頭車にはJRになってからの「おおぞら」のヘッドマークを掲出する。JR東日本では、12月の東北新幹線の八戸開業で、消滅する特急「はつかり」を11月30日に青森〜一ノ関間で「さよならはつかり号」(583系)を1往復運転する。JR東海では、東京〜博多間の直通ひかり、東京〜新大阪間ののぞみをそれぞれ増発する。また東京〜広島間に運転されている「サンライズゆめ」を新たに静岡に停車させる。JR西日本では、山陽新幹線の広島〜博多間を47本、USJや九州方面の旅行などに対応するためにひかりレールスターを25本増便する。在来線では、下関行きの快速列車など計160本を 増発する。広島〜下関間の快速を土・祝日に1往復、その他にも広島〜尾道間の快速や広島〜三段峡行きを増便させ近距離の掘り起こしを図る。またJRグループでは、電化や開通記念を記念し、各所でSLや昔懐かしい列車の復活運転なども予定されている。
●JR東日本過去最大級のリバイバル運転この秋から実施(8/23)
JR東日本は、この秋から電化や新幹線開通などの記念イベントでリバイバル列車を運転させることを発表した。東北本線関連では、11/2に昨年4月に大好評を博した特急「はつかり」が青森〜上野(片道)を走る。常磐線では、10/4・10/5にはJR東日本では初めての寝台特急の復活運転が実施され、特急「ゆうづる」上野〜青森間の運転が行われる。また、11/3に特急「みちのく」が20年ぶりに上野〜青森間(片道)を復活運転する。信越線では、10月12、13日には、1997年10月の長野新幹線開業で消えた特急「あさま」の復活運転が行われる。また、14日には軽井沢〜直江津間の特急「あさま」も5年ぶりに復活する。急行では、急行「信州」が10/5・10/6に上野〜横川間で運転される。上越線では、急行「ゆけむり」が11/9・11/10に上野〜水上間で1982年の上越新幹線で特急になった急行「草津」が11/2〜11/4まで上野〜万座・鹿沢口で運転される。一方、内房・外房線でも今回初めてリバイバル列車が走る。11/16には急行「内房」が両国〜館山間で、翌17日は急行「外房」が両国〜安房鴨川間で11/23には、急行「犬吠」が両国〜銚子間で翌24日には、両国〜鹿島神宮間で急行「鹿島」がそれぞれ復活運転をする。また上越新幹線では、200系を使用した「とき」の復活運転も大宮〜新潟間で実施、上野〜大宮間では185系を使った「ときリレー号」の運転も行われる予定となっている。既に一部の列車については、時刻表に掲載されているものもあり詳しい詳細はそちらをご覧くださるか、以下を参考にしてください。
秋の臨時列車について

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