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鉄道ニュース2004年6・7・8月号




●日本鉄道建設公団、九州新幹線新船小屋駅設置へ(6/10)
九州新幹線博多〜鹿児島中央間ルートのうち、新船小屋駅(仮称)新設を国土交通省が月内にも認可する方針を固めたことが分かった。新船小屋駅は建設予定地の筑後市などが誘致運動を展開していたが、隣接する八女市が建設費負担をめぐり一時難色を示していた。しかし、八女市側が賛成の姿勢を明確にしたことで、着工への環境が整ったと判断した。事業費は地元が3分の1を負担することになっており、福岡県などは地元負担分に対する財源措置などを国に求めている。事業費確保へ向けた国交省と財務省の折衝はこれからで、財務省側の抵抗も予想される。新船小屋駅は久留米(福岡県久留米市)〜新大牟田(福岡県大牟田市)間に建設予定。筑後市や周辺自治体18市町村でつくる設置促進期成会の構想案では、駅舎や駅アクセスの県道整備などに約161億円、うち20億円の地元負担を見込んでいる。(西日本新聞)
●JR西日本、急行「能登路」 リバイバル運転 へ(6/16)
JR西日本では、02年3月のダイヤ改正で廃止された、急行「能登路」を金沢〜珠洲間で7月31日、8月1・7・8日に運転することを発表した。平成17年春に能登線の蛸島〜穴水間が廃止されることの一環として運転する。下りは金沢808→珠洲1211、上りは珠洲1526→金沢1841。車両は、キハ58・28系の2両編成。全席指定で発売は、運転1ヶ月前に全国のみどりの窓口等で一斉発売する。車内では、乗車記念の記念乗車証の配布(往復ともに松波出発後配布)する。また、記念特製弁当を、車内や珠洲駅で発売する。珠洲駅では、駅構内で「のと恋路号」、急行「能登路」の車両展示や 鉄道グッズや記念入場券の発売も行う。また、会場へのアクセスとして能登線の終着駅(蛸島)を見学していただく為に、珠洲〜蛸島間に臨時列車を運転する。〔往路:珠洲1306(定期列車)→蛸島1312、復路:蛸島1342→珠洲1447〕急行「能登路」の運転を盛り込んだ、旅行プランも6月25日から発売する。
●JR九州、急行「はんだ」・「日田」 リバイバル運転 へ(6/18)
北九州市に昨年8月に開館した、九州鉄道博物館は開館1周年記念イベントの一環として8月7・8日にかつて門司港〜由布院間を結んでいた急行「日田」「はんだ」のリバイバル運転をすることを発表した。下りは「日田」で運転、門司港1004→日田1309に到着する。そして、上りは「はんだ」として折り返し、日田1455→門司港1751に到着する。車両は、01年まで福北ゆたか線等で活躍し、その後長崎地区で運転されているキハ66・67系2両編成が使用される。団体旅行プランとして販売される為にみどりの窓口等の一般発売はない。車内では、乗車記念の記念乗車証の配布や車掌模擬体験等が行われる。
詳しくは、 九州鉄道博物館へ
●JR東日本新潟支社、急行「あさひ」 リバイバル運転 へ(6/19)
JR東日本新潟支社では、懐かし急行列車のリバイバルイベント第3弾として急行「あさひ」を8月28・29日に新潟〜米沢間を1往復のみ運転することを発表した。今回も団体列車として運転するために切符のみどりの窓口での一般発売は行われない。車両は、「羽越」でも使用される、キハ58・28系2両編成が使われる。(グリーン車はなし)乗車された方には、記念乗車証と記念特製弁当がそれぞれ配布される。
詳しくは、 JR東日本新潟支社へ
●JR九州大分支社、特急「にちりん」増発へ(6/29)
JR九州大分支社では、7月1日より中津〜大分間に朝・晩の通勤特急「にちりん」を1往復増発することを発表した。朝は、にちりん101号として中津636発→大分755着で晩は、にちりん102号として大分2245発→中津2347に運転する。
●JR西日本、0系引退延期へ(7/6)
JR西日本は、0系の引退を予定より1〜2年先送りにし、2007〜08年中になる見通しを明らかにした。引退延期の原因は、新型車両への置き換えが当初予定より遅れ、07年度以降にも導入される新型車両「N700系」の投入時期に見通しとなったためだ。0系は1964年の東海道新幹線開業とともに運転を開始し、東京〜新大阪間を最高時速210キロで走った。東海道区間では、その後加速性能の早い100系や300系に運転が取って代わられ、99年に引退、現在は山陽新幹線の新大阪〜博多間などで活躍している。
●JR西日本糸魚川鉄道地域部、キハ52系定期運転へ(7/12)
JR糸魚川地域鉄道部は8月1日から、大糸線の糸魚川〜南小谷間で、クリーム色とオレンジ色の旧国鉄カラーに塗り替えたキハ52系を常時運行することを決めた。キハ52はJR西日本管内で大糸線に3両が残るのみとなっており、このうち1両を鉄道ファンの要望に応えて塗り替えた。1日は記念イベントを開催し、国鉄色塗装の”リバイバル”号が臨時運行、途中の撮影ポイント3カ所で停車する。糸魚川駅周辺では、レンガ車庫への入庫風景の撮影会、鉄道グッズのオークションもある。(新潟日報より一部加筆)
●JR西日本神戸支社、秋の改正で113系湘南色運用離脱(7/14)
オレンジに緑という独特の色合いで“かぼちゃ電車”(湘南色)の愛称で親しまれているJR西日本の車両「113系」が、老朽化などを理由に、今秋のダイヤ改正で神戸線(姫路〜大阪)、京都線(大阪〜京都)から引退させる方針を固めた。旧国鉄時代の60年代前半に登場し、神戸線と京都線では一時、新快速としても活躍。時速100キロだった性能が改造で10キロアップされ、長らく“主役”を務めてきた。しかし、89年に新型車両が登場すると徐々に運用本数が減少。95年に現在の時速130キロを誇る現在の新快速の車両が導入されると、高速化の波に決定的に取り残された。現在では、朝と夕方の時間帯に、一日に上下5本ずつが細々と走るだけだ。現在、113系の最も古い「1番車両」を含め、両線を走る全35両の整備などを網干総合車両所が担当している。秋以降、ローカル線などへ振り分けるか廃車となるかは、車両の傷み具合によって判断するという。兵庫県内では今後も宝塚線などでは残る。 (神戸新聞より一部加筆)
●JR東日本、秋のダイヤ改正概要発表(7/23・26)
JR東日本は、10月16日にダイヤ改正を行うことを発表した。
◆湘南新宿ライン◆
01年の開業以来、初めての大規模の改正を実施。現在、38往復運転している本数を64往復に増発。新宿止めの設定を廃止する。更にすべての列車をE231系に置き換える。成田空港連絡特急である、成田エクスプレスの池袋始・終着の3本を増発、渋谷停車を2本、品川停車タイプ1本ずつ増やす。また、同列車の大宮始・終着3本の運転を取りやめる。
◆高崎・宇都宮線方面◆
朝の通勤時間帯に上野行きの列車を両線とも1本ずつ増発する。
◆埼京線関係◆
朝・夕方のラッシュ時に一部の列車が大崎駅で折り返しを実施しているが、初電から21時までの全ての列車を「りんかい線」まで延伸運転を実施する。これに伴い、新木場行きの列車が終日、現在の53本から76本に増える。
◆上越線関係◆
上越線高崎−井野間に新駅「高崎問屋町」駅が開業する。また、特急「あかぎ7号」を14両編成で運転するほか、一部の特急列車を統合運転を実施する。
◆常磐線関係◆
十王駅に特急「フレッシュひたち12・49号」を新たに停車させるほか、大甕・常陸多賀駅に停車する特急「スーパーひたち号」を更に増やす。
◆総武・房総方面◆
特急「わかしお」「さざなみ」号に新型車両E257系が導入。利用時間帯の朝・夕は一部の列車で10両編成で運転する。また朝の通勤特急として「しおさい」を佐倉〜東京間で1本増発する。逆に利用時間帯の少ない、特急「さざなみ」1往復と夜間の特急「わかしお」(上総一ノ宮〜勝浦間)1往復を廃止する。
◆東北本線関係◆
新幹線連絡特急の「スーパー白鳥」「白鳥」「つがる」の一部列車を停車駅を 追加し、三沢・野辺地・蟹田の停車回数を増やす。
◆仙石・仙山線関係◆
仙山線は仙台〜愛子間で上下2往復の普通列車を増発する。また、快速を国見・陸前落合・羽前千歳に全列車が停車する。更に仙石線・仙山線では、土曜・休日のダイヤを、平日と同じダイヤに一本化にし、「うみかぜ」「仙山」といった快速列車の愛称を廃止する。
●JR東海、秋のダイヤ改正概要発表(7/23・26)
JR東海は、10月16日にダイヤ改正を行うことを発表した。
・静岡地区・
◆東海道本線◆
東海道本線では、浜松〜静岡間の上下に「ホームライナー」を各1本増発。また、快速「ホームライナー沼津4号」を運転時間を変更、浜松始発にする。更に一部のホームライナーを新幹線との連絡を向上するため、時刻の繰り下げや繰り上げ運転が実施される。普通列車では、三島〜沼津間に上下1本ずつ増発するほか、掛川〜浜松間の臨時列車を定期運転にし、混雑の緩和を図る。
◆飯田線◆
飯田線では、利用客の少ない天竜峡〜竜野間の運転本数を見直し、上下5本の 運転を取りやめる。また、長野1515発快速飯田行きの停車駅を増やす。
・名古屋地区・
◆高山線◆
利用客が増加している、岐阜〜美濃太田間でデータイム時に2往復増発。半面、夜間の坂上〜猪谷間1本を廃止する。
●JR西日本秋のダイヤ改正概要発表(7/23・26)
JR西日本は、10月16日にダイヤ改正を行うことを発表した。
・金沢支社・
◆日本海縦貫線◆
特急では、「雷鳥」を鯖江駅に上下2本、小松駅に上り1本を停車させる。普通列車では、福井〜芦原温泉間、上下6本と福井〜武生・今庄間で8本および富山〜高岡間で計2本を増発する。更に主要駅に停車する特急列車との連絡を向上させる。
◆七尾線◆
金沢〜羽咋・七尾間の夜の快速列車1本を普通列車に格下げする。
◆富山港線◆
富山〜岩瀬浜間に普通列車を1往復増発するほか、午後の時間帯の列車を中心に時刻の見直しが実施される。
・京都支社・
◆山陰本線◆
特急「たんば」を朝の通勤時間帯に1本増発し、京都駅でのぞみ40号に接続する。また、園部駅にすべての特急列車を停車させ乗車チャンスを高める。
・大阪・京都支社・
◆福知山線◆
福知山線では、のぞみ149号から接続する、特急「北近畿」を1往復増発する。
◆東海道本線◆
特急列車では、特急「びわこエクスプレス」を山科駅に、草津・米原駅発の特急「はるか」を山科・野洲駅に停車させる。新快速では、朝・夕の通勤時間帯を中心に草津や京都から大阪方面に向け(夕方は逆方向で)新快速を3本増発する。さらに、京都・神戸線の快速すべてを223系車両に統一、所要時間が概ね8分程度短縮される。また、朝のラッシュ時に大阪〜米原間に新快速2本増発する。
・和歌山支社・
◆阪和・紀勢線◆
和歌山〜新大阪間に特急「スーパーくろしお」を1往復増発、「スーパーくろしお1号」を天王子〜新大阪間延長運転する。また、周参見駅にすべての特急列車を停車させる。
・広島支社・
◆可部線◆
午後6時〜8時台に快速「通勤ライナー」を広島〜可部間に3本新設する。停車駅は、横川・安芸長束・下祇園・大町・緑井。広島〜可部間が現行よりも8分短縮する。これに伴い、広島〜緑井間の普通列車の運転が見直される。
◆呉線◆
データイムでは、広島〜広間の快速「安芸路ライナー」を上下6本を大増発する。これにともない、広島〜広間の普通列車の運転が見直される。また、安芸路ライナーを新たに天神川・矢野・坂駅に停車させ、お買い物や通勤・通学機能を向上させる。更に朝・夕方の通勤時間帯に走る、快速の愛称を「通勤ライナー」に変更する。
◆山陽本線◆
データイム時のシティーライナーの到着時分を白市〜岩国間で短縮する。
・米子支社・
◆伯備線◆
これまで伯耆大山駅を通過していた、「スーパーやくも」と「やくも」の一部列車が同駅に停車する。また、根雨駅午後7時25分発米子行きの普通列車を時間を繰上げる。
◆山陰本線◆
鳥取〜浜坂間に夜間に普通列車1往復を新設する。急行「だいせん」廃止に伴い、早朝鳥取〜米子間に快速列車を設定し、新たに浜村・青谷駅に停車する。更に、西出雲〜米子間の普通列車1往復を電車化、時間短縮を図る。大田市〜仁万・浜田間では定期列車1往復を同区間に設定する。浜田〜益田間では、臨時列車になっていた現行、浜田2156発を時間を繰り下げ定期運転に格上げする。
●JR西日本、急行「だいせん」廃止へ(7/23)
JR西日本は、大阪〜米子間(倉吉〜米子間は快速)の急行「だいせん」を 10月16日に実施する秋のダイヤで廃止することを発表した。急行「だいせん」は、昭和33年10月のダイヤ改正で京都〜大社間に設定。当時は岡山経由で運転されていた。昭和43年10月からは、福知山線経由で運転され全盛期には、益田まで運転、日中も含めて、6往復が運転していた。近年は、出雲市〜米子間の運転が取りやめなど利用者の減少が続いていた。
●JR九州鹿児島支社、「つばめ」「きりしま」延長運転へ(7/28)
JR九州鹿児島支社は、7月4・5日九州新幹線で実施された、車内アンケートで要望が多かった「つばめ」と日豊本線特急「きりしま」を、9月17日から10月末まで試行的に増発すると発表した。つばめの鹿児島中央発出水行きは、現在午後9時55分が最終であるが「もっと遅くしてほしい」という要望があり、「つばめ202号」を新水俣まで延長運転する。宮崎・都城方面からの利用者に対しては、霧島神宮−鹿児島中央間の特急「きりしま3号」を宮崎まで延長し、特急「きりしま24号」も国分〜宮崎間を延長運転する。
●JR東日本新潟支社、急行「野沢」 リバイバル運転 へ(8/6)
JR東日本新潟支社は、飯山線全線開通75周年を記念し、9月4日・5日に急行「野沢」を長岡〜長野間で1往復のみ運転することを発表した。急行「野沢」の運転は18年ぶりとなる。今回も団体専用臨時列車で、駅やびゅうプラザの窓口での一般発売はされない。車両は、急行「羽越」でも使用される、キハ58・28系2両編成が使われる。(グリーン車はなし)乗車された方には、記念乗車証と記念特製弁当がそれぞれ配布される。同形式を使った急行列車としては、これまでに「あがの」「羽越」「あさひ」がある。
詳しくは、 JR東日本新潟支社へ
●JR東日本千葉支社、特急「すいごう」「”おはよう”」「”ホームタウン”」廃止へ(8/16)
JR東日本千葉支社では、10月16日の秋のダイヤ改正で総武・成田線を走る特急「すいごう」と特急「ホームタウン成田」を特急「あやめ」に一本化するほか、管内を走る特急「おはようさざなみ」・「おはようわかしお」と「ホームタウンわかしお」・「ホームタウンさざなみ」の呼称も廃止することを発表した。同列車は今後、「わかしお」「さざなみ」として運転する。
●JRグループ秋の臨時列車概要発表(8/20)
JRグループは、10月1日〜11月30日までの秋の臨時列車の概要を発表した。
◎JR北海道◎
本州方面では、特急「カシオペア」が11月4日〜12月16日まで車両点検により運休になるほか、好評のドラえもん海底列車を10月の上旬の土曜と3連休中に設定した。函館本線では、札幌〜蘭越間で快速「SLニセコ」号の運転をする。富良野線では、富良野〜美瑛間に「富良野・美瑛ノロッコ号」を10月上旬の土・休日に3往復ずつ設定した。また札幌〜富良野間に特急「ラベンダーエクスプレス」を設定した。釧網本線では、釧路〜川湯温泉間に「釧路湿原紅葉ノロッコ号」を10月末まで運転する。
◎JR東日本◎
・新幹線関係・
東北新幹線関係では、体育の日を中心とした3連休期間中に「はやて」を上り5本・下り4本を増発する他、秋田新幹線「こまち」も上下6本ずつ走らせる。 山形新幹線「つばさ」は、下り6本・上り7本走らせる。また、紅葉シーズンに合わせて「はやて・こまち」を1往復、「やまびこ」を下り1本増発する。 上越・長野新幹線では、同じく3連休中に「とき」を増やす他、紅葉シーズンに合わせ「あさま」を下り1本増やす。
・在来線関係・
東北本線では、東北新幹線「はやて」と連絡する特急「つがる」を増発する。中央本線では、3連休中を中心に特急「あずさ」を1往復増発するほか、全車指定席の「あずさ38号」を運転する。また、新酒ワインの時期に合わせて特急「ワインエクスプレス」を新宿〜甲府間で運転する。更に、小淵沢・日野春駅開業100周年を記念し、ジョイフルトレインを使った臨時快速を設定した。伊豆方面では、特急「スーパービュー踊り子」を1往復期間中の土・休日を中心に大宮〜伊豆急下田間で運転する。一方、上越新幹線と連絡する特急「はくたか」も3連休中に増発し、越後湯沢駅で「とき」と接続する。常磐線関係では、日光方面へのダイレクトアクセスとして快速「ぶらり日光号」を高萩〜日光間に期間中1往復ずつ初めて設定した。更に、好評の快速「やすらぎの日光号」を10月中旬〜下旬の土・休日は千葉から、11月の土休日に平塚発で運転する。(10月上旬は新宿発)SL関係では、10月24日に会津若松駅で開催されるSL3台集結イベントを開催するほか、磐越東線や北上線でも運転する。
◎JR東海◎
・東海道新幹線・
早朝の出張に好評な「のぞみ」を上り4本、下り3本増発する。また、期間中昨年の236%に及ぶ2147本の新幹線を走らす。(山陽新幹線乗り入れ分も含む)
・在来線関係・(*特急列車は、すべてワイドビュー。但し「鈴鹿f1号」を除く)
高山線では、特急「ひだ」を下り3本、上り2本を設定。更に開業70周年記念として普通列車「トロッコ飛騨路号」を飛騨古川〜高山間を期間中の土・休日を中心に2往復ずつ設定した。中央本線では、特急「しなの」を各3往復ずつ、臨時急行「ちくま」を3連休中に設定した。紀勢本線では、特急「南紀」を上下2往復ずつ土・休日に運転する。また、F1日本グランプリに便利な特急「鈴鹿f1号」を下り3本と上り2本ずつ設定した。
◎JR西日本◎
・山陽新幹線・
3連休期間中を中心に東京〜博多間の直通「のぞみ」を1日最大10本増発する。また、ビジネスや旅行客などの多い金曜と日曜の夕刻に「のぞみ」を上下3往復ずつ増発する。また、博多発9時台の利用客多い時間帯に「のぞみ」を博多〜新大阪間に1本増発し、期間中には東京まで延長運転する。
・在来線関係・
日本海縦貫線関係では、特急「雷鳥」「サンダーバード」を111本増発運転をする。更に混雑の激しい時間帯には、通常より3両多い12両編成の「サンダーバード」を運転する。更に名古屋・米原方面からの特急「しらさぎ」については、下り3本・上り1本を増発し、利用客の多いしらさぎ4・13号と週末に関しては、最大8本を11両運転を実施する。紀勢本線では、今夏に世界遺産に登録された熊野古道に便利な臨時快速「きのくにシーサイド」を天王寺〜白浜間で運転する。東海道・山陽本線では、この秋の改正でJR京都・神戸線から運用を離脱する113系を使った”新快速”の リバイバル を10月10日に大阪〜京都間(片道)と京都〜西明石間で1往復ずつ運転する。同日には、”2代目”新快速として運転していた117系の復活運転も実施される。
◎JR四国◎
瀬戸大橋線関係では、岡山〜琴平間にシースルートロッコ・ゆうゆうアンパンマン車両で、快速「瀬戸大橋トロッコ&ゆうゆうアンパンマン号」を11月末までの土・休日を中心に2往復運転する。土讃線では、特急「南風22号」を大歩危に11月末まで臨時停車するほか、琴平〜大歩危間に快速「大歩危トロッコこんぴら号」と阿波池田〜大歩危間に快速「大歩危トロッコへそっこ号」を、11月末までの土・休日を中心に1往復運転する。予土線では、窪川〜宇和島間に快速「清流しまんと号」を期間中1往復ずつ設定した。
◎JR九州◎
・九州新幹線・
昨年に比べて利用者が倍増していることから、開業日から運転している臨時「つばめ」を引き続き運転する。
・在来線・
鹿児島本線では、新八代で「つばめ」に連絡する臨時の特急「リレーつばめ」も引き続いて運転するほか、混雑の激しい時間帯においては熊本まで11両編成で運転する。長崎本線では、バルーンフェスタにあわせて期間中、一部列車がバルーンさが駅に停車する。肥薩線では、好評の特急「はやとの風」を毎日運転とするほか、「いさぶろう・しんぺい」号を1往復増発する。更に同列車を10月から2両編成で運転する。
●JR東日本、特急「白根」 リバイバル運転 へ(8/20)
JR東日本は、秋の臨時列車概要発表でかつて上野から吾妻線沿線にある温泉の連絡特急をしていた特急「白根」号を11月27・28日に上野〜長野原草津口間を1往復のみ復活運転する事を発表した。車両は、183系6両編成が使用される。全席指定で切符は、10月27日午前10時〜全国のみどりの窓口等で一斉発売される。特急「白根」は、昭和46年7月に臨時特急として上野〜長野原間に設定。同年10月から万座・鹿沢口まで延伸運転された。その後、昭和50年12月には、今回運転する183系電車が使用されるようになり、昭和60年3月に新特急「草津」に置き換わり廃止された。
●JR西日本、急行「だいせん」 リバイバル運転 へ(8/20)
JR西日本は、 10月16日のダイヤ改正で廃止 される急行「だいせん」のリバイバル運転を10月9・10日に大阪〜出雲市間で運転することを秋の臨時列車概要と同時に発表した。今回は、従来の旧エーデル車ではなく平成11年10月まで活躍していた12系・14系客車8両編成が使用される。全車指定で運転の1ヶ月前の午前10時より全国のみどりの窓口等で一斉発売される。乗車記念として、国鉄時代の硬券をイメージした記念乗車証の配布が行われるほか、車内では記念グッズや記念特製弁当の販売も行われる。(弁当については、米子駅で10/10のみ販売)更に10月10日には、出雲鉄道部出雲車両支部において特急「出雲」・「サンライズ出雲」、キハ65系「だいせん」および「懐かしのだいせん号」の車両撮影会が行われる。また今回の復活運転を記念し、特製オレンジカードも米子・福知山支社と大阪駅で2000円で販売される。
●JR西日本糸魚川鉄道地域部、キハ52系+キハ58併結運転へ(8/23)
JR糸魚川地域鉄道部は9月19日に、大糸線の糸魚川〜南小谷間で、8月1日に復活イベントを行った、キハ52系とリバイバル急行「能登路」の為に塗り替えられた、キハ58系の併結運転を行うことを発表した。運転区間は、糸魚川〜南小谷間で1往復運転(往路:糸魚川〜根知は自由席、往路根知〜南小谷、復路の南小谷〜糸魚川は全車指定席)をする。また、糸魚川運転センター検修庫内での入庫場面の撮影会などの各種イベントを行う。応募方法はインターネット、電話、FAX、郵便で受付る。参加費用は大人が7,000円で子供:6,000円(オレンジカード2,000円、昼食付き)お問い合わせは、 糸魚川鉄道部まで
●JR東日本仙台支社、急行「陸中」 リバイバル運転 へ(8/25)
JR東日本仙台支社は、11月6・7日に仙台〜宮古間に急行「陸中」を1往復のみ復活運転をすることを発表した。指定席は、運転の1ヶ月前より全国のみどりの窓口等で一斉発売される。車両は、盛岡地区で活躍して9月26日に仙台〜酒田間に復活運転される「なつかしのもがみ」でも運転されるキハ58・28系が使用される予定である。陸中は、昭和36年10月の改正で発設定、同41年からは仙台〜秋田間として区間変更を改められた。その後、盛岡発に改められ、平成13年12月の東北新幹線八戸開業まで運転されていた。

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