見積もり列伝5.オペル・ザフィーラ!其の参ヤナセさんは切れましたっ! 3月5日、ヤナセさんからのDMが来た。特別価格で云々の書き込みまである。8日、Mさんから電話があった。「四月のうどん参り決まりましたんで、9,10でケリ付けさせてもらいます。間に合わなくなるんで。」と一言付け加えさせてもらい、最終決戦宣言、ここで最終選択肢には、ツァフィーラとエスティマ(当然ハイブリッドには存在価値が無い、ガソリンモデルだ)。
最終決戦前日に「ベリー・ショート!」とオーダーしてカットし、この土日で決めてやるっ!と、オート・クチュールのお洒落な濃紺作務衣で出撃した私である。
午前中に確認したのは、ステアリングにチルトが付いているのか?それぐらいだ。エスティマとザフィーラが最終候補に上がっている事を言った。とにかく、カネの話は一切しない。
どうせ、九本までは行けるだろうが、そこまで行っては角が立つ。最後の最後まで追いこみを掛ければ深刻な恨みを買う。
昔、自分のパジェロと友人のデリカ・トラックでやった経験則から、最後の一線は越さないようにしようと思った。国産車なら入り値の概算が分かっているが、外車はちょっとね。結構入り値は低いハズだし、ボディ修復させてガリバーとかに売り飛ばせば、あと1本は稼げたのだが。そこまでするとKさん自殺しかねないし、、追いこみは止めておこう。
「ところで質問があるんだけど?この、」オペル・オーナーズ・スペシャル・プログラムの書類を出す。
「ああ、これですね。書類に記入していただければ、、」流石は二枚腰・三枚腰!ヤナセセールスの鑑!話のそらし方は筋金入り。
そこできっちり最後の追い込みだ。耳に入っていないよ、的素振りできっちり追い込みかける。「15万下取りって、どーなってんの?」「あ、それですか、すいません。それは既に下取り分に入っております。」流石に追いこみに強い。しゃーない、
5讃岐
乗せられるか?と思っていたが、値引き要求をそのまま口にするなんて、私の美学に反する。紳士的交渉を打ちきろうとした瞬間、Mさんから4.75讃岐の上乗せが出た!ギリギリで押し切られ、印鑑押してしまった私である。総額支払いは61讃岐少々、目標の62.5讃岐は下回った。
ちなみにKさんは、最後までヴィヴィアンちゃんの行く末を心配しており、ドアが閉まる寸前、耐えきれなくなってMさんに「これ下取りした?」と尋ねていた。良かったねKさん、パネル都合しなくてすんだし、もう修理しなくて良いんですよ!
そして、オペル・ヴィータから、オペル・ツァフィーラとの暮らしが幕を開けようとしている。
そこに広がるは豊穣たる沃野か、殺伐たる荒野か?