このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


PART2



煙室庫・前面 
これから暫く完成後の姿と制作中の画像を並べて掲載します。煙室庫ハンドルは制作中の画像を撮影した
後に作り直した為〜制作中のものはイメージを捉えるためにだけ仮に取り付けたもので、完成後のものは
実機の形状に倣っています。                                  

煙室庫ハンドル、制作中と完成後では取っ手(握り)の長さが異なります。


正面・非公式側 
給水温め器の配管類には接合箇所であるフランジを晴海模型から発売されている製品を用いて再現しまし
た。このパーツは他にも応用が利くのでとても重宝します。特徴のあるつらら切りや前端梁の手すり等は
0.2mmの隣銅線で繊細な表現を努めましたが、手すりの方は変形しやすく、取り扱いには配慮が不可欠。

強度を最優先にすると0.25mm以上の線径が好ましいのですが、試作段階ではかなり重く感じられる為に
あえて0.2mm径を選択しました。小梅大路機関庫の拘りのひとつ、ナンバープレートの取り付け方法も実
機を模倣している事が良く解ると思います。今回の作例では模型的な表現で許される範囲内で、通常の作
例よりナンバーの付き出し量を少し大きめにしました。                      




公式側 
真下の画像は少し解像度が低いので見づらいのですが、スノウプラウがワールドキットのエッチングを基に
下端に帯板をハンダ付けし、両端を斜めにする事により、銀河のホワイトメタル製品と遜色のない仕上がり
に仕立てられます。このメリットはブラス製故にかなり厚みを押さえる事が出来るという点だけですが、こ
の車両の制作時には銀河のパーツが品薄・メーカー在庫切れという状況で、自分としても苦肉の作でしたが
なんとか綺麗に纏まったと思います。                               

デフに固定される手すりは、自分の技法ではデフの取り付け強度を確保する役目も兼ね備える為、切りつめ
デフの形状からも、取り付け強度を優先し、裏側部分の取り付けシロはかなり余裕を持ってデフに固定しま
した。                                             





そうそう、今回のD613にもC型同様にブレーキロッドを作ったので、これを車体に取り付けようとした
処、KATO製品のD51は同社のC型と異なり、下面がフラットではなく第3動輪付近が下方に付きだして
いる形状故、この取り付けが行えず、不本意ながらブレーキロッド類は省略せざるをえませんでした。

またコンビネーションロッドも、今回の作例の為にC5765と同じ構造のものを数セット作りましたが、
これまた他のロッドと干渉してしまうので、止む終えず上部をクランク状に曲げてバルブスピンドルガ
イドとの干渉を避ける形となりました.....ちょっと悔しいですね。                 


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しらさぎ鉄道(株)

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