このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

かんてつレールまつり

このページでは、蒲原鉄道の鉄道線全線廃止1週間前に行われた、
『かんてつレールまつり』の際の写真を展示してあります。
『かんてつレールまつり』は、事実上のさよならイベントで、
在籍車両全車がフル稼働した日でもあります。

なお、このページも右の写真をクリックすれば、大きな写真を見る事が出来ます。
但し、各写真とも、
約400×650ピクセル(約80kb)ほどございます。ご注意ください



1/350sec f4   祭りの前に

 『かんてつレールまつり』の前日、村松車庫や駅構内はその準備の為おおわらわになっていた。駅構内を転線しているモハ61形には、入換補助員として鉄道課長が自ら乗務していた。車体にぶら下がっている鉄道員が、その鉄道課長である。

撮影場所  五泉〜今泉 間 寺沢カーブ
撮影日   1999年9月25日 土曜日


program   静かな朝

 『かんてつレールまつり』の前日、いつものように朝が来て、モハ71形とクハ10形の2連がやって来た。イベントを翌日に控えながら、いつものように静かに朝を迎えるのであった。

撮影場所  五泉〜今泉 間 寺沢カーブ
撮影日   1999年9月25日 土曜日


1/350sec f4   秋晴れの予感

 イベント前日を終日走ったのはモハ41形。秋晴れの予感がする青い空に、先週の荒天がフィードバックした。さぁ、祭りは明日だ。今日一日は通常運転で行こう。

撮影場所  五泉〜今泉 間 寺沢カーブ
撮影日   1999年9月25日 土曜日


1/45sec f2   夕暮れを急ぐ

 夕暮れ時、残照がかすかに射す時間。冷たい風が吹き抜けるその中を、モハ41形は架線をスパークさせながらやって来た。併行する自転車の学生を軽く追い抜き、一路、村松駅へ急ぐ。風に揺れる稲穂と流れる電車。スローシャッターで動きを出してみる。

撮影場所  今泉〜村松 間 デンカ生研前付近
撮影日   1999年9月25日 土曜日


program   稲穂揺らして

 モハ41形が一旦車庫に入り、変わって出てきたのがモハ61形。検査の後、見違えるように走りの良くなった同車は、廃止直前の主力の座を奪い取った感がある。この日も、鈴なりの乗客を乗せて奮闘する姿が見られた。西武電車の顔を色濃く残す同車は人気の的であった。

撮影場所  五泉〜今泉 間 公園前
撮影日   1999年9月26日 日曜日


program   生え抜きが行く

 『かんてつレールまつり』最大の山場は、この蒲鉄生え抜きの3両編成による特別列車。五泉駅では磐越西線の『SLばんえつ物語』号と並び、その上、機回し(機関車の位置を前後逆にすること)までも行うと言う、凝った運転をしてくれた。こちらは五泉行きなので機関車が五泉駅側に付いている。

撮影場所  五泉〜今泉 間 公園前
撮影日   1999年9月26日 日曜日


1/1000sec f4   方向板を取り付けて

 村松〜五泉を往復するだけの同線には、行先を示す板など正面には必要なかった。それを敢えて取り付けているところに、イベントらしさが漂ってくる。しかしこの方向板、関東の旧型国電が取り付けていた物と全く同じデザインではないか・・・。どうせ取り付けるなら、もう少し*蒲鉄らしさが*欲しいところである。

撮影場所  五泉〜今泉 間 公園前
撮影日   1999年9月26日 日曜日


program +0.7   満員電車

 生え抜き3両編成のこの1往復は、『蒲鉄創立77周年記念』号として、特別に専用ヘッドマークを取り付けて運転された。五泉駅での機回しで、今度は村松駅側にED1形を連結して戻ってきた。普段では考えられなかった、日中の満員電車(朝は超満員とまでは言わないが、それなりの乗車率はあった)となって村松を目指す。

撮影場所  五泉〜今泉 間 公園前
撮影日   1999年9月26日 日曜日


1/250sec f=auto -1.0   留置時の貨車の状態

 このイベントに合わせ、五泉と村松に留置してあった貨車を復元し、その後、譲渡する事になった。そのため、急ピッチで復元工事が行われたが、各車とも状態が悪く、復元工事に手間取り、結局、この2両はほとんど手付かずの状態であった。残りの車両については、見違えるほど整備された。この車両もその後、整備され、譲渡された。

撮影場所  村松駅 車庫内
撮影日   1999年9月26日 日曜日


program   異色の重連

 このイベントの日まで、何度か訪問し、各種団体列車も数多く見てきたが、この組み合わせで運転されたのは始めて見た。蒲鉄一の小型車・モハ31形と最大寸法を誇るモハ61形の重連。このような組み合わせが実現するのも、イベントならでわであろう。

撮影場所  村松駅 車庫内
撮影日   1999年9月26日 日曜日


program   2連の定番、登場!

 蒲鉄の2連、と言うとやはりクハ10形を連結した編成、それも唯一貫通扉を取り付けたモハ71形との組み合わせであろう。先ほどモハ61形に取り付けられていた方向板が、今度はこの編成に取り付けられた。やはり国電タイプの板では、余りにも取って付けたようなイメージが拭えない。

撮影場所  五泉〜今泉 間 五泉中学グランド前
撮影日   1999年9月26日 日曜日


program   電気機関車再登場

 『蒲鉄創立77周年記念』号の後、車庫内での撮影会用に展示されていたED1形は、午後になってから、今度はクハ10形+モハ71形と組んで運転された。先ほどの『蒲鉄創立77周年記念』号のヘッドマークを取り付け、堂々と走り抜けて行った。

撮影場所  五泉〜今泉 間 五泉中学グランド前
撮影日   1999年9月26日 日曜日


1/750sec f4   Under The Blue−Sky

 森をバックに、青空の下、走り抜けるED1形の編成。雲ひとつ無い、とまではいかなかったが、秋らしい高い空の下、鈴なりの乗客を乗せて、悠々と村松に向けて走り去っていった。暗い森に茶色いED1形が溶け込んでしまったのが残念。

撮影場所  五泉〜今泉 間 五泉中学グランド前
撮影日   1999年9月26日 日曜日


1/1250sec f2.8   怪走!ED1形

 午後3時ごろ、定期列車がぽっかり空いてしまう時間帯がある。この時間帯には、実は試運転のスジが入っているのであるが、そのような電車は先ず目にする事は無い。そのダイヤを利用して、正にイベント!、と言うべき運転が行われた。ED1形の単行運転である。さすがはハイパワーロコ、単行運転の身軽さか、大爆走して行った。力を持て余していたのだろうか、ここぞとばかり、モーターを唸らせて、村松に帰って行った。

撮影場所  五泉〜今泉 間 五泉中学グランド前
撮影日   1999年9月26日 日曜日


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 かんてつレールまつりの事前準備について。

 1999年9月26日に行われた『かんてつレールまつり』。そのイベントのみを見ると、雑多なイベントだと思われた事と思います。しかし、このイベントを成功させるために、現場の方や各ボランティア、報道関係など、事前準備が着々とすすめられていた。前日の25日には、当日の出場順に車庫内の車両の入換を行い、ホームの飾り付けを行った。また、五泉駅に留置してあった貨車を復元すべく、工場のある村松までED1形により牽引回送が行われている。先ずED1形を回送し、モーターカーが後を追い駆けて五泉駅に向かい、五泉駅奥の貨車を連結(写真左2枚とも) 1/1250sec f2.8

旧4番線にいったん退避(写真右2枚)させ、 1/1250sec f2.8 定期列車を1本やり過ごしてから 1/1250sec f2.8 、試運転のダイヤに乗せて、 1/1250sec f2.8

1/1250sec f2.8 村松駅まで回送している(写真左2枚) 1/1250sec f2.8 。モーターカー(写真右)が直後を追い駆けていった 1/1250sec f2.8 のは、万が一、貨車との連結が切れた場合に備えて。
この回送が走った際には、未整備車両の運転と云う事で、五泉〜村松間が線路封鎖扱いとなっていた 1/1250sec f2.8 。その後、車庫内で修繕・復元工事が行われた。結果として、3両の復元 1/1250sec f2.8 に成功(写真右)したのは特筆に価する。


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