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このページでは、 蒲原鉄道の秋 の写真を展示しています。
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秋雨の激しく降りしきったこの日、蒲原鉄道では恐らく最長と思われる、4両編成が運転された。正規の単行列車に、臨時増結として1両、そして団体輸送用に2連が増結された。廃止が間近に迫ったこの頃、、4連とまでは行かずとも、2連、3連といった増結列車や臨時列車が多数運転された。
撮影場所 今泉駅〜村松駅間 中古車販売店前
撮影日 1999年9月14日 火曜日
雨はますます激しくなり、アスファルトで舗装された撮影場所も、水浸しになり、そろそろ限界になってきた。そんな雨の中。団体客を満載した4連が戻ってきた。村松側からモハ71形+クハ10形+モハ41形+モハ31形の編成。この日の定期運用はモハ61形が入っていた。
撮影場所 今泉駅〜村松駅間 中古車販売店前
撮影日 1999年9月14日 火曜日
一時的に止んでいたはずの雨も、こらえきれなかったかのように、ポツポツと再び降り出した。まだ昼過ぎだと言うのに、そうとは思えないくらい空も暗くなってきた。
撮影場所 五泉駅〜今泉駅間 寺沢カーブ
撮影日 1999年9月14日 火曜日
雨は夕方になっても止むどころかますます強くなってくる。昼過ぎに止んだにもかかわらず、夕方にはもう良かろうとばかりに溜め込んでいた雨を一気に降らせ出した。そんな土砂降りの雨の中、満員の乗客を乗せてモハ61形は村松駅に向かって疾走していった。カメラを車両の動きに合わせて一振り、何となく流れたのでは?
撮影場所 五泉駅〜今泉駅間 寺沢カーブ
撮影日 1999年9月14日 火曜日
日もとっぷり暮れ、村松駅に着いた頃には、僅かながらも雨は小降りになっていた。青緑に染まった空気に染まるモハ61形が発車を待つ。
撮影場所 村松駅 駅構内
撮影日 1999年9月14日 火曜日
小降りの雨が降り続く村松駅。闇の中に輝く蛍光灯の灯りが、しっとりと濡れた線路に反射する。構内灯や蛍光灯の光の色に複雑に染め上げられた枕木やバラストが、車両の存在感を上回っている。
撮影場所 村松駅 駅構内
撮影日 1999年9月14日 火曜日
雨は翌日になっても止まず、悪天候が続いた。天気予報では、台風が東海地方に接近しているとの事。全国的に大荒れで、各交通機関は乱れていた。しかし、蒲鉄は終日ダイヤどおりの運転をしていた。この日は祝日、よって朝の2連は運転されなかった。
撮影場所 村松駅 村松車庫前
撮影日 1999年9月15日 水曜日
台風一過、雨があがると、突然西の空から日差しがさしてきた。モハ31形のサイドビューに反射する夕陽に、思わずシャッターを切る。アルミサッシの赤さと車体の橙とのコントラストが印象的だった。
撮影場所 村松駅 村松車庫
撮影日 1999年9月15日 水曜日
雨雲の隙間から差し込んできた一かけらの日差しが、車庫に休むモハ31形に降り注いだ。一瞬、荒天を忘れさせてくれた。
撮影場所 村松駅 村松車庫
撮影日 1999年9月15日 水曜日
日も暮れて、空に暗闇が覆いかかろうとする頃、その暗雲を切り裂くように、モハ61形が眩しいほどのヘッドライトを輝かせながら姿を見せた。そう、もうすぐ夜の帳が降りる。
撮影場所 村松駅 村松車庫裏
撮影日 1999年9月15日 水曜日
雨が上がっても、まだ地面が濡れている事からも、雨の激しさが分かる。台風の中、終日走りつづけたモハ61形は残り3往復ほどで運用を終える。さぁ、そろそろ帰るとしようか。
撮影場所 村松駅 駅舎前
撮影日 1999年9月15日 水曜日
もうとっぷりと日が暮れて、五泉駅に戻る。暗闇にひっそりと浮かぶ蒲鉄五泉駅で発車を待つ、モハ61形。JRの連絡列車を待つ間、コンプレッサーの音だけが響いていた。
撮影場所 五泉駅 JR連絡通路上
撮影日 1999年9月15日 水曜日
とっぷりと日の暮れた五泉駅。発車を待つモハ61形の車内に乗客は数えるほど。それもそのはずで、連絡するべきJRの磐越西線の列車が到着していないのである。この日は台風の影響で全国的に鉄道のダイヤが乱れ、磐越西線もその影響を受けていた。かくして、僅かな乗客を乗せたモハ61形は村松駅に向けて発車していった。
撮影場所 五泉駅 JR側プラットホーム
撮影日 1999年9月15日 水曜日
今朝も、通学ラッシュの時間帯に登板したモハ71形+クハ10形の2連。車内には、通学の女子高生の明るい声がこだましているんだろう。
撮影場所 今泉駅〜村松駅間 ウオロク前
撮影日 1999年9月16日 木曜日
朝の僅かな日差しを受けながら五泉駅を目指すモハ61形。そのサイドビューに、かすかに朝陽が反射した。
撮影場所 今泉駅〜村松駅間 ウオロク前
撮影日 1999年9月16日 木曜日
前日までの悪天候も嘘のように翌朝は天候が回復してきた。昨日の豪雨の中、走りつづけていたモハ61形も元気よく運用に就いていた。さぁ、今日も1日始まったばかり。頑張りましょう。
撮影場所 今泉駅〜村松駅間 ウオロク前
撮影日 1999年9月16日 木曜日
前日までの台風による豪雨により、沿線の水田では尽く稲穂が倒れていた。そんな風景を横目に見ながら、モハ61形は、轍を刻んでいた。
撮影場所 五泉駅〜今泉駅間 公園前
撮影日 1999年9月16日 木曜日
団体運用は平日にのみ行われ、常に2連以上の編成が組まれた。しかし、実際にはその大多数が3連。このように2連で日中走ったということは、ある意味、非常に珍しいことであったようである。この日は前日の天候の影響からか、沿線に*鉄*の姿は見られなかった。
撮影場所 五泉駅〜今泉駅間 公園前
撮影日 1999年9月16日 木曜日
日中、日差しが戻っていたが、夕刻になるにつれて、段々と雲が厚くなり、不安定な空模様になって来た。昨日までの嵐を思いながら、寺沢カーブを駆け抜けるモハ61形を見送った。
撮影場所 五泉駅〜今泉駅間 寺沢カーブ
撮影日 1999年9月16日 木曜日
女心と秋の空、とはよく言ったもので、晴れたかと思ったら翌日には又雨が降りだした。台風を思わせるような激しい雨に、避難場所として選んだこの跨線橋。同じ事を考えているのか、結構、跨線橋の窓からレンズだけ出して、と言う人が多かった。
撮影場所 五泉駅 JR線跨線橋
撮影日 1999年9月17日 金曜日
この日も団体臨時列車が運転された。聞くと、この週の平日は毎日走っていたそうで、その利用客の多さに驚く。その殆どが小学校、それも、加茂線の沿線にあった小学校が主だと言う。しかし加茂線の廃止から既に15年が経過しており、この小学生たちは間違いなくその存在を知らないのであろう。そう考えると、村松線の廃止も風化してしまうのだろうか。
撮影場所 五泉駅〜今泉駅間 寺沢カーブ
撮影日 1999年9月17日 金曜日
秋の嵐も妙なもので、朝の豪雨が嘘のように昼頃には止んでいた。雨脚がなくなった頃に、モハ41形を先頭に、団体列車混結の三連が姿を見せた。
撮影場所 五泉駅〜今泉駅間 公園前付近
撮影日 1999年9月17日 金曜日
雨も止んで、これから回復してくるかと思った空模様も、あっという間に雲が厚くなり、再び雨が降り出した。この不安定な天気の中、それでも遠足電車は毎日のように走ってくれた。
撮影場所 五泉駅〜今泉駅間 寺沢カーブ
撮影日 1999年9月17日 金曜日
日中の何本かに充当された増結運用。稲穂の海を横切るのは、モハ71形とクハ10形の2連。朝のラッシュを思い出すような光景が、ファインダーを横切って行った。
撮影場所 五泉駅〜今泉駅間 公園前
撮影日 1999年9月17日 金曜日
雨は降ったり止んだりと、うっとおしい天候であったが、それでもそれなりの明るさがあったので、適当に撮影をしていた。これだけの日数、そしてこれだけの区間では、数日で撮影できる場所は行ききってしまう、それでも考えて、探して、としているうちに見つけた葱畑。畦道に入り、低いアングルでモハ61形を撮影。ブレるかブレないかの微妙な露出であった。
撮影場所 五泉〜今泉間 五泉中学校付近
撮影日 1999年9月17日 金曜日
夜の村松駅。この日は1番線にも2番線にも車両が止まっていた。翌朝に2連の運用を入れるときに、ある時間から2列車がホームに並ぶと聞いていた為、何度か粘った結果である。この翌日は、3連を朝から入れるということで、早い時間からホームに待機していた。
撮影場所 村松駅 駅構内
撮影日 1999年9月17日 金曜日
翌土曜日も天候は回復しなかった。そんな中、再び3連の臨時列車が運転された。今回の団体は、大蒲原小学校。話によると、やはり加茂線の沿線の小学校と言うことであった。この車内のハイテンションぶりには驚かされた。子供にカメラを向けると...を地で言ったような子供たちに拍手。
撮影場所 五泉〜今泉間 寺沢カーブ
撮影日 1999年9月18日 土曜日
時折雨が降る天候が続いていた秋の日、このときも村松駅近辺にいた頃に雨が降ってきた。蒲原鉄道さよなら回数券の写真の位置がこの辺りだったかな、と考えながら電車を待った。
撮影場所 今泉駅〜村松駅間 村松車庫裏付近
撮影日 1999年9月18日 土曜日
蒲原鉄道の中枢と言うべき村松車庫・工場。その車庫の全容を俯瞰しました。奇しくも丁度モハ61形が村松駅に到着。この1枚の写真で、蒲原鉄道在籍の全車両(貨車は車庫の中)が写っています。この写真は村松駅駅舎屋上より、許可を得て撮影したものです。
撮影場所 村松駅 蒲原鉄道本社社屋屋上
撮影日 1999年9月18日 土曜日
日も暮れて、村松駅を後にした。五泉駅の跨線橋上からのバルブを撮るべく、五泉駅の停車時間が最も長いこの電車を選び、待ち構える。車内には帰宅を急ぐ乗客の姿が見えた。
撮影場所 五泉駅 JR線跨線橋
撮影日 1999年9月18日 土曜日
再び蒲鉄五泉駅。開業時から変わらないプラットホームと、その上に覆い被さるように建てられた跨線橋。そのコントラストを、太古の昔から変わらない光で照らし出す月。その競演をあやしく緑色に輝く蛍光灯が鮮やかに映し出す。しかしこの光景もあと半月で見納めになってしまう。そんな思いを乗せてシャッターを切った。
撮影場所 五泉駅 JR側プラットホーム
撮影日 1999年9月18日 土曜日
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