このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

オホーツク・道東フォトアルバム

日本最後の秘境・知床半島

祝・知床世界自然遺産登録! (2005年9月追記)

北海道の果ての果て、オホーツク海に細長く突き出す知床半島は、まさに日本最後の秘境。 その厳しい自然環境ゆえ、広い範囲が開拓を免れ、手つかずの自然が残されています。
半島の北半分、斜里町側は、斜里市街からウトロ、 知床峠 を経て羅臼町に至る国道244号線(知床横断道路)と、ウトロから知床五湖に至る道はよく整備されていますが、知床五湖から先、カムイワッカ方面は砂利道のまま。 その砂利道も途中の「知床大橋」で行き止まりとなり、そこから先、知床岬方面へは全く道がありません。 南側の羅臼町からも、岬へ向かう道路は途中の相泊で行き止まりです。 知床岬へは、ウトロから海上を遊覧船で行くか、ヒグマに出会う覚悟(!?)で知床連山の尾根伝いに歩いて行くしかありません。
1999年の夏、自然保護と渋滞防止を目的として、初めて「マイカー規制」が行われました。 知床五湖以遠(カムイワッカ方面)の砂利道は許可車以外通行禁止とされ、手前の知床自然センターからカムイワッカまでシャトルバスが運行されました。 1999年はテストケースとして8月前半に約2週間行われましたが、2000年は規制期間が延長され、7月30日〜8月20日のおよそ3週間にわたって行われました。 今後も夏の観光シーズンには同様の規制が行われる見通しです。


知床五湖周辺

オシンコシンの滝
オホーツク海に向かって豪快に落ちるオシンコシンの滝。

フレペの滝
海岸に切り立つ断崖の途中から湧き出す地下水が落ちるフレペの滝。 二筋の細い流れであることから、「乙女の涙」とも呼ばれています。

知床五湖
深い林の奥、静かなたたずまいを見せる知床五湖。 林の向こうに知床連山が見えます。

知床連山
知床五湖展望台より知床連山を望む。


カムイワッカ湯の滝

高温の温泉が流れ落ちる滝。 道路脇から歩いて沢を登っていくと、 15分ほどでちょうどいい湯加減の「滝壺」の湯船にたどり着きます。 夏の観光シーズンには、この豪快な露天風呂を目当てに、 道外からたくさんの観光客が訪れます。 ( 前述 のマイカー規制に注意してください)

沢登り
天然の露天風呂を目指して沢を登る人たち。

滝壺
下流から最も近い滝壺。家族連れなどで賑わっています。

滝壺
さらに上流に登ったところにある滝壺。 背後から流れ落ちる湯はとても熱いです。

知床大橋
カムイワッカの少し先にある知床大橋。 ここから先は、自動車・徒歩を問わず通行禁止です。


羅臼町側

ヒカリゴケ
羅臼町の温泉街近くにあるヒカリゴケの洞窟。 黄緑色に見えるのがヒカリゴケ。 外からの光の屈折・反射によって光るので、 光源を背にして特定の角度から見ないと光って見えない。

セセキ温泉
羅臼町の中心街から半島の先端に向かう途中の海岸にあるセセキ温泉。 海岸の岩場につくられた湯船は、満潮時には海に沈んでしまいます。

相泊温泉
セセキ温泉のさらに奥にある相泊温泉。 海岸に湯船を囲う小屋があるだけの簡素なもの。 お湯はとても熱い!

相泊の行き止まり
相泊温泉の少し先で道路は行き止まり。

知床連山パノラマビュー

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Masaru KADA < ohotukutoge@yahoo.co.jp >

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