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2002冬 沖縄・フルマラソンの旅(その2)

最終更新日 2003.2.22

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久茂地川とゆいレールが見えます
(ホテルの窓から見た風景)
2002年11月30日(土)
朝8:00過ぎ起床。真っ先に窓の外を見て天気を確認。
良かった!雲は多いが晴れている。

なにげにテレビをつけたら、NHK連続ドラマ「精霊流し」の再放送がやっていた。
原作は”さだまさし”ということで、小学生の頃から好きだった事もあり、沖縄に来ている事も忘れ、見入ってしまった。

10:00、ホテルを慌ててチェックアウト。

今日は首里にある「沖縄県立博物館」に行こうと決めていた。
もっと沖縄の歴史や文化について知りたいと思ったからだ。

「パレットくもじ前」バス停から首里・識名線のバスに乗った。
しばらくして、バスの向かう方角がおかしい事に気づいた。

運転手さんに「首里城に行きますか?」と聞いたら、「反対方向だよ」と言われ、上りと下りを間違えた事にやっと気づいた。
やってしまった〜!
沖縄のバスは、間違えやすいので気をつけていたつもりだったが...。

久米辺りのバス停で降り、トボトボとさっき出てきたホテル近くまで戻ってきた。
バス代は¥200だったが、すごく損した気分になった。
自分が悪いのだが...。

気を取り直し、那覇バスターミナルで那覇交通「那覇市内バス一日乗り放題パスポート(大人¥600)」を買い、糸満西原線(46番)のバスに乗り首里に向かった。
沖縄県立博物館
(沖縄県立博物館)
渋滞中の国際通りを抜け、約30分間バスに揺られ「首里城公園入り口」で下車。

首里城公園北側にある「龍潭(りゅうたん)池」を眺めながら「沖縄県立博物館」へ向かった。

入館料¥210(一般)を払い、中へ入った。
館内は、いくつかの展示室に分かれていた。
約1時間半、沖縄の自然、歴史、文化について、ゆっくりと触れる事が出来た。
ほんの少しではあるが、沖縄について理解できたかなぁ。

見学を終え外に出ると、空は雲が広がり、ひと雨来そうな雰囲気だった。
瑞泉酒造
(首里にある「瑞泉酒造」)
さて、この後はどうしようか?
ガイドブックのページをめくりながら、これからの予定を考えた。

そういえば、首里には沖縄の酒”泡盛(あわもり)”の酒造所が集中していたっけ。
特に有名な銘柄「瑞泉(ずいせん)」を作っている「瑞泉酒造」に行ってみる事にした。

首里城公園の中を通り、「守礼門」を抜け、静かな住宅街の通りに「瑞泉」の看板を見つけた。

石垣の立派な門をくぐり、建物の中へ入った。
いろいろな泡盛が試飲出来るようになっていた。

事務のお姉さん(美人)が私一人のために工場を案内してくれるという。

最初にビデオで泡盛の歴史、製造工程の説明を受けた。
そして、稼動はしていなかったが実際の製造室を順番に見せてもらった。

泡盛の原料は”タイ米”で、”黒麹菌”を使って発酵させ、蒸留し熟成して、”泡盛”が出来上がる事を知った。
また3年以上寝かせた泡盛を”古酒(クース)”と言うそうだ。

ただいま試飲中!
(ただいま試飲中!)
工場見学の後はお楽しみの試飲。
泡盛「瑞泉」にもいろいろな種類があり、5種類ほど試飲してみた。
アルコールは強い方ではないが、泡盛は水割りにすれば何杯でも飲めた。
ほのかに甘く香りも良いし、悪酔いもしない。いつしか泡盛ファンになっていた。

試飲といっても、そこはアルコール度数20〜40度はある泡盛。
顔はすぐに熱くなり、酔いがまわっている自分がいた。
勢いで3本買って宅配してもらう事にした。

説明をしてくれたお姉さんに、明日、NAHAマラソンに出場する事を言うと、
「頑張ってください!」と笑顔で応えてくれた。

よ〜し、明日は頑張るゾ〜!!

Tacos-ya「ランチセット」
(Tacos-ya那覇店「ランチセット」)
ほろ酔い気分で外に出た。
そういえば昼飯をまだ食べていなかった。

首里にあるという”沖縄そば”の名店「御殿山(うどぅんやま)」を歩きまわって探すが、結局わからなかかった。

諦めてバスに乗り、再び国際通りに戻る事にした。

14:00、国際通り「牧志」で下車。
ショッピングセンター「OPA」横にあるタコス&タコライスの専門店「Tacos−ya那覇店」に寄る。

沖縄ではポピュラーな食べ物らしい”タコス”と”タコライス”。
最初は具に”タコ”が入っている食べ物だと思っていた。
でもそれはまったくの勘違い。

牛のひき肉、レタスの千切り、チーズ、トマトをパリパリの皮で挟んだものが”タコス”。
タコスの具をご飯の上にそのまま乗せてしまったものが”タコライス”。

11:00〜15:00の時間限定メニュー「ランチセット(¥650)」を注文。
タコスとタコライス、ポテト、オニオンリング、ドリンク付きのセットだ。

タコスは初めて食べるので、どうも上手く食べられない。
皮からはみ出してしまう具と格闘しながらも、ペロリと食べてしまった。
なんとも不思議な食べ物だった。

沖縄国際YH
(沖縄国際YH)
そろそろ今夜の宿「沖縄国際YH」に向かおう。

国際通りからまた歩き始めた。
R58の明治橋を渡り、奥武野山の陸上競技場のすぐそばにYHはあった。

このYHに泊まるのは’93年に初めて沖縄を訪れた時以来だなぁ。
といっても、当時はまだこんなに綺麗な建物ではなかったけれど。

16:00、受付を済ませ部屋で少し休んだ後、NAHAマラソンのエントリーカードを陸上競技場のポストに投函するついでに、ひとっ走りする事にした。

奥武野山公園がNAHAマラソンの中心会場となっている。
たくさんの”ジョガー”(沖縄では”ランナー”とは言わないらしい)が、集まっていた。
だんだん気持ちも高ぶってきた。

カードの投函を済ますと、再び那覇中心部へ走り始めた。
JEF「ぬーやるバーガーセット」
(JEF「ぬーやるバーガーセット」)
開南、壺屋界隈を適当に流し、農連市場を通り過ぎようとした時、ポツポツと雨が降ってきた。
慌ててアーケード街に逃げ込んだ。

”サンライズなは通り”にある沖縄のファーストフード「JEF」の横を通り過ぎようとしたが、お腹も空いてきたし、雨宿りも兼ねてひと休みする事に...。

「ぬーやるバーガーセット」(¥490)を注文した。

”ぬーやるバーガー”とは、いったい?
パンに挟んである具が、ポーク卵とゴーヤだという。
こんなハンバーガーは沖縄にしかないだろう。

17:30、夕刻の国際通りに出てきた。
YHで夕食は頼んでいなかったので、ついでに食べてしまおう。

むつみ橋交差点にある沖縄そばの老舗「かどや」でロースそば(¥450)を食べた。

18:30、YHに戻り、ひと風呂浴びて、小雨の混じる2階のテラスから明日の天気を気にしつつ、怪我もなく無事完走出来る事を祈った。

今夜は早めに寝よう...。

(その3)へ続く

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