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さよなら電車603と140はゆっくりと2番のりばに入線した。603の行先は「中央町回り」。枝光線のさよなら電車だ。最終電車には事前に入場整理券が配布されていたため、飛び込みで乗ることは出来ない。車内には長年の愛顧に感謝する看板と飾りが施されていた。
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603 さよなら電車の車内 | 603 入線完了 |
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入線を待つ140 | 603・140のご対面 |
2両の入線が終わると、廃止にあたって西鉄のほうから挨拶があった。内容はよく聞こえなかったが、経営的な立場ではやむを得ないにしろ、電車の廃止はとても残念であるというニュアンスだったと思う。 |
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140 入線完了 | タイフォンを鳴らし出発する140 |
そしていよいよ出発。まずは戸畑線のさよなら電車140から発車。周りの人垣を掻き分けるように、電車はじわりじわりと動き出す。 |
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603も出発 | 603 |
続いて枝光線さよなら電車の603。本当に最後の電車。おそらく同時刻に門司電停でも電車とのお別れセレモニーが行なわれたが、こちら戸畑では花電車の出発が2度見られたのがせめてもの救い。こちらもゆっくりとした進行。戸畑電停の使命が今、終わろうとしていた。 |
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