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サハラはやっぱり暑かった 北アフリカ・チュニジア(2001年7月) | |
突然ですが、実は我が夫、以前アフリカはナイジェリアに住んでいたことがあったりします。しかも2年間。だから彼にとっては最も長く住んだ外国であります(それ以外にも何カ国か住んでるんですけどね)。ちなみにその頃私はまだ大学生で、まさかオランダに住むことになろうとはこれっぽっちも思っていませんでした・・・。と、そんなことはどうでもよくて(^_^;) そんなわけで夫や、夫がナイジェリアに住んでいた頃の友達(オランダ人&ベルギー人)からたびたびアフリカの話を聞かされていまして、「ヨーロッパからならアフリカも近いし、一度行ってみたいなー」というわけで比較的治安のよいエジプト&チュニジアのうち、夫もまだ行っていないチュニジアに行こう!! ということになりました。 チケットはラストミニッツで買ってなんと一人往復400ギルダー!!(もちろんフライト代のみ)。Transavia航空のチャーター便でした。チケットが届いてからなんでこんなに安いのか分かったんですけどねー。なんと行きはチュニジア着午後8時半、帰りはオランダ着午前2時でした(^_^;) エル・ジェム(本場ローマより保存状態がいい、というコロッセウムがある。もちろん世界遺産指定)を過ぎ、スファックスを過ぎ、ガベスを過ぎもうすぐメドニン・・・というところでいきなり「ボン!!」という爆発音(^_^;) 結局何があったのかはよく分からないんですが、とにかくバスが故障してしまい、我々は後続のバスでその先に進むことに・・・といっても途上国。後続のバスが来たのは2時間後。それまで炎天下で待たされたのでした。。。ま、途上国ですしね。 でまぁ、いろいろあったものの結局メドニンを通り過ぎてジェルバ島へ。上の写真は私達が泊まったホテル。なんでもフォンドゥックというそうで、昔のキャラバンの宿舎だったところなんだそうです。1階はラクダと荷物置き場、2階は人間が泊まったんですって。でも、見かけは悪くないけど、クーラーがなくて、暑かったです。
そして行ったところがこの左の写真。この写真だと小さくてわかりにくいですが、この山みたいなところがクサールです。敵から身を隠すためほんとにわかりにくくなっています。ここはそのまわりの景色もとーってもきれいでした。何というか、「地球上にはこんな所もあるのかー!!」という感じ。 タタウィンで1泊したあとはちょっと北に戻ってマトマタへ。ここにもやっぱり穴居住宅がたくさんありました。ホテルに改造されているところもあって、ヨーロッパからの観光客がたくさんいました。そのうちの一つはこれまた「スター・ウォーズ」のバーのシーンの撮影に使われたんですって。右の写真がその場所です。ホテルになっています。 ところで、このあたりまで来ると、はっきり言ってかなり暑かったです。緯度は東京よりほんの少し低いくらい(長崎と同じくらいかな)だったんですけどねー。なんといってもサハラ砂漠もすぐ近くですしね。 マトマタではいくつか穴居住宅がある他は特に見所もないので、その日のうちに次の目的地、ドゥーズへ移動しました。でも、地図で見る限りまとまたからドゥーズまでは直線で100キロ程度、ガイドブックによると新しい道路も出来たようなのですが、バスも乗合タクシーも通っていないんですね。「どうしよっかー」「遠回りだけど、バスで別の町に出るしかないかー」などと話していたら、ドゥーズ方面に向かって走っていく空の乗合タクシーが!! ここで夫がそのタクシーを捕まえてなにやら交渉し(なにせチュニジアではアラビア語とフランス語以外はほとんど通じず、どっちも分からない私には何を話しているのかわからなかったんですよー)、結局15ディナールでドゥーズまで乗せていってもらえることになりました。 で、よくよく話をきいたら、なんとこの乗合タクシー、ただ単に運転手さんが私用で使っていただけなんですって!!で、乗合タクシー(は決まったルートしか走ってはいけない)はマトマタ−ドゥーズ間は通っていないので、「もし警察に見つかったら『お金は払っていないで、運転手さんの好意で乗せてもらっている』って言うんだよ」と運転手さんに言われたんだそうです。運転手さんもルート外でお客さんを乗せると処罰されるみたいです。 それはさておき、運良く予想より早くドゥーズに到着!! ・・・と思ったら暑い!! さすがはサハラ砂漠の入口。暑い!! 運良くクーラーの効いたレストランを見つけたのでそこでお昼を食べ(ここではお茶にフルーツをサービスしてもらっちゃいました)、その後はちょっと涼しくなるまでホテルに避難してました(^_^;) といっても、ホテルもクーラーついてなかったからそんなに涼しくもなかったんですけどねー。 夕方になって少し涼しくなったところで歩いてサハラ砂漠に行くことにしました。その途中で見つけたのが上の写真。ピカチュウです。わかります?? チュニジアでも人気があるんですねー。 さて、その翌日はドゥーズで週に一度開かれるマーケットの日。普通のマーケットだけではなく、家畜市場も開かれるんです。いやぁ、すごかった(^_^;) 売られているのは牛に羊にヤギに鶏にラクダ(^_^;) まぁまぁまぁすごい人出。
さて、トズールではこの貧乏旅行の中で唯一大金(といっても1人30ディナール、25ユーロ程度だけど)を払ってツアーに参加してきました。行き先は30年以上前に洪水で廃村となってしまったタメルザ、ミデス、シェビカ。このうちのミデスというところは映画「イングリッシュ・ペイシェント」の撮影にも使われたところで、アルジェリアとの国境のすぐ近くでもあります。 右の写真がそのミダスの「バルコニー・オアシス」と呼ばれるところなんだそうですが、もう、とにかくきれい!! きれいというか、雄大というか、とにかくすごかったです。
翌日の朝はちょこっとトズール市内観光。メディナのとっても古い地区で、レンガで造られた幾何学的な模様の壁がとってもきれいでした。ここではあまり難しいことを考えずに足の向くまま迷路のような道を歩いてました。で、時々通りすがりの人に「そっちじゃなくてこっちこっち!」といわれたり(^_^;) (実際にはアラビア語で言われていたのでなんといっていたのかはわからないんですが)。 そしてトズールを出発し、ようやく北上してチュニジア第2の都市スファックスへ。着いたのが午後だったにも関わらず「涼しい〜!!」。やっぱり北なんだなぁと思いながらビルの電光掲示板にあった温度計を見たらなんと33度(^_^;) てことは、南の気温は一体どれくらいあったんでしょう・・・。 それはともかくスファックス。ガイドブックには「スファックスに行く、というとみんなにびっくりされるか止められるかされる」と書いてあり、確かにトズールのホテルのお兄さんには「スファックスなんてよくないよ!!」といわれたのですが、行ってみてちょっと納得したかも(^_^;) さて、土曜日。最後の日です。この日は朝早くスファックスを出発し、電車でスースに戻りました。そしてスースのお土産やさんとスーパーでいくつかお土産を買い(もっといろいろ買いたかったんだけど、最後の日だったんで残りのお金がもう乏しかったんですよね。残念)、お土産やさんに置いてあった等身大(?)ラクダと記念撮影をし、空港へと向かったのでした。 飛行機は行きと同様帰りも順調に飛び、オランダには午前2時頃無事到着しました。でもそんな時間ではもうフローニンゲンには帰れないので、車でゴーダの近くにある夫の実家へ向かったのでした(ちょうど夫の両親が私達が帰国する数日前にやっぱり旅行に出かけていたので、彼らの車を空港まで持って来てもらっておいたのでした)。帰って来た日のオランダは・・・、寒かったです(^_^;) ちなみに両替ですが、例によって例のごとく、オランダのキャッシュカードを持っていって、あちらにあるCirrus対応ATMでお金を下ろしてました。どこにでもある、とは言えませんが、空港とか観光客が多い街では比較的楽に見つけられました。 | |
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