このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

南山通り(那須ルート)
ー 那須大峠〜流石山 (1) −

那須大峠お花畑、
北西から見た茶臼岳。
(私を山に誘った峠です!)
道路地図(マピオン)
1/2.5万 地図:那須岳
山・高原地図:12 那須・塩原
大峠部
ルート図




 *  1695以降の南山通り、すなわち、宇都宮街道(松川新道)は、
 * ほぼ、国道121号線沿いである。
 *  一時期(1695〜1699)は、下郷町からは、那須を通って、
 * 奥州街道に出るルートが街道だった。
  このルートは、黒磯側では、会津中街道と呼ばれている。


 ここでは、那須ルートのみを特集する。
 斜体の字部は、資料には無い、私の推定である。

 (H14.08.03 本郷ー大内宿ルート取材に引き続き、那須ルートの取材に移った。
  15:00頃になっていただろうか?)


 会津鉄道・会津下郷駅付近で、左(東南東)、国道289号線(南倉沢
 方面・白河へは通り抜け不能)に曲がる。道なりに真
 っすぐ進む。途中、直交する白河への道も行き止まり!
 大松川集落を通り過ぎ、南倉沢集落を過ぎる。
 森になったあたりのカーブのY字路で(←)、右(南)
 の道に入り、落合(ようそん公園駅)から東に来た道
 と合流する。


 (大松川(原・木令集落)で、南に折れ、十文字集落で合流しても良いが、道の形が、
  らしくない!十文字集落は高原野菜等が主体のようで、現代に入って出来た集落
  だろう。だから、昔は、そこに道が無かっただろう。)

 合流して、少し東に行くと、水草に被われた、観音沼
 がある(←)。車降りて直ぐの沼にしては、神秘的だ。

  上の、トイレ付き駐車場から、南東角までは、車で
 行ける。そこから、少し歩くと、
 子安観音がある(→)


 方丈の小さな社だ。
 中には、高さ 1.2m位の、元気な男性自身と、高さ70cm位の
 女性の腰部の、木像があった。不妊で悩んでる方!御利益あるかも!

 御利益は、1.良縁・子宝に恵まれる。・・・・”6.過疎からの脱出!”
 う〜む、最近の観音様は、こんな事まで・・・・。

 観音沼の少し上が、野際新田集落だ。年季の入った茅葺の農家が、
 パラパラと数件ある。(もう、後継者は居ないのか?)
 地図は こちら (野際新田は右中央)

 小さな沢の橋を二つ渡り、登り続ける。
 右手に日暮滝(日暮し滝)が見える。緑に隠れているが、
 三段滝らしい。 少し大きい写真、こちら。

 登山口手前 2kmからは、ダートになる。雨水等で、えぐられて
 いる所もあり、ミニ・パジェ以上は必須の印象だが、御婦人の
 運転するBMWと擦れ違った〜! どこまで行って来たんだろう?

 少し行くと、左右で6〜7台?位駐車できそうな広場と、「これより先、
 車は遠慮して下さい」という下郷町農林課の看板があった。
 そこに、車を留め、歩き始めた。  (その時、16:14 だった)
 

 (←)少し行くと、道を横切って、(昨日の雨のせいか?)
 川ができてる(写真下半分)。少しだけ飲んでみた。
 美味い!勇気をもらった!

 が、写真の道・上端が登山道入り口だった。
 パジェロ等 2台駐車していた。歩き始めて、
 10分過ぎた。ここから!慣れた人で、30分だったのか〜・・・・?

 少し登った所で、中年(と言っても、私より気持ち若そう)の山歩き夫婦に出会った。
 「30分で、峠に着けますか?」と問うと、「登り2kmだから、1時間は見ろ」と言う。
 その時の私の出で立ちは、ポロシャツ、短パン、スニーカー、左手にデジカメだった。

 う〜む、ド素人と思われたか・・・実は、その通り!ここ十数年、山歩きしていない。
 一日 1〜2回、4階まで階段登れば良い方だ(あとは、エレベーター!)。



 (←)ほどなく、路傍に、一里塚を示す大きな
 石がある。(cf. この石は、ごく最近、置いたもの!) 
 道沿い手前と、直左10mに、草木の茂った
 土塁があった。

 道幅 約1m+α、会津の街道らしく、山石の砕石が敷いてある。
 スニーカーでは、足裏が、少し痛かった。

 (帰り道が明るい時間に登り切らねば・・早足気味で頑張った。16:43 峠に着いた。
  登山口からは、20分を切っている。ふん!)
 

 標高 約1460m!那須大峠に着いた!
 右(西)を見ると、流石山に
 至る尾根筋が見える(↓)
  下の写真は大きくなります

左(東)を見ると、三本槍岳 
に至る尾根筋が、見える。

南の谷間を見下ろすと、
三斗小屋に至る、狭い(人1人分)登山道(写真:左下〜右中央〜中央)
が見える。藪の高さは背丈を越えていそうだ。

あいにく、雲(霧)の出た夕方だったが、それでも、
東南東を見ると、熊見曽根が見える。
南西には、茶臼岳からの尾根!

足元を見ると、可憐な花々が、私を歓迎してくれた。
ウツボグサ
右の草の無い所が登山道
ハクサンフウロ ヒメシャジン
の一種?
ホツツジ

 ワ〜お! もう、だめさ! ”お気に入り” に入れちゃうさ〜!
  また来るぞい!快晴の日中に!紅葉時に!ニッコウキスゲ時に!

   が来〜れば、思い那須〜♪   ・・・オヤジだった〜? ぐ(^o~;

    大峠付近から、茶臼が見たくて、また、来ちゃいました〜!
     こちら
・・・・・・ (那須大峠〜流れ石山(2))


 (16:55 峠を降り始めた。帰りは、ゆっくり降りた。登山口まで30分かかった。
  車までは、更に10分。17:35那須を後にした。)

 街道は、谷間を南下、三斗小屋宿跡(三斗小屋温泉より西へ2km谷底へ
 降りた所)
を経て、沼原湿原を通り、板室温泉に出る。

”三斗小屋宿〜沼原湿原〜板室温泉”
取材してきました。こちら。


 この大峠から那須西斜面一帯は、高山植物の豊富な、登山道の様だ。
 ”那須 大峠”で検索すると YHOOでは4百数十件 出る。
 大峠に関しては、 RIKIさんの こちらペンギンさんのこちら 、ニッコウキスゲ
 の sakauさんのこちら
 三斗小屋宿跡に関しては、酒呑童子さんの こちら
 深山湖に関しては、 蓑上さんのこちら 等にもあり。

 板室温泉から(途中詳細不明、県道369号ー戸田ー県道30号 ?)
 氏家町(宇都宮市の2つ北の町)に至り、奥州街道と合流する。




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