このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

鹿瀬町SL(9) 麒麟山から



今年の春、麒麟山公園からSLを撮った際、麒麟山西山頂まで登った。
(”西山頂/東山頂”は私の勝手な命名です。)
西山頂からの眺めは、素晴らしく、ここも、SLを走らせたくなった。

H15.11.24(晴→曇)、午後遅くには用事あったが、午前は時間があったので、
撮影に出掛けた。駐車場から、西(左)回り西山頂まで、20分だった。
西山頂で、鹿瀬方向を、汽車を入れてパシャリ。



紅葉は大半散り、今一つの色合いだが、飯豊山の冠雪を入れたかったので・・。
汽車〜??、中央やや左の下縁付近です!

少し手前までは白い良い煙りだったが、私が狙っていた所で、
黒っぽい目立たない煙になってしまった。
飯豊山には日が射していたが、近場の所は日が陰っていたみたいだ。

上写真の春の情景見は、こちら   麒麟山遊歩道・西回りの情景は、こちら
(いずれも、新しいウィンドウに表示します。見終わったら消して下さい。)


西山頂で、南東方向を見ると、
冠雪した御神楽山?が見える。

今日は、遊歩道の東周りコースを下りるつもりだったので、
三脚もザックに入れ、二本の手はフリーな状態だ。

しかし、西回りを登った際、岩が(一昨日〜昨日の雨で)湿っていて、
滑り易かった。東回りを下りる事に、少し ためらい が生じた。

西山頂で、汽車を待っている間に、厚底のカジュアル系の革靴で、
東側より登って来た人に会った。・・・あの靴でも、登れるのか・・・
春には、若い男女のペアが、東側から登って来た。
しょうがない、行くか〜!

まずは、西回りコースの最後の写真の、鎖場を下りる。
鎖につかまりながら、足元を見ると、
右(北)は完全な絶壁、左は少し余裕あり。左寄りに下りる。

そして、その写真の端に写っている斜めの岩のトラバース。
足場になりそうな出っ張りは、両端にしかない。
飛べば、反対の足場に届かなくはなさそうだが・・
あるいは、鎖を目一杯引っ張り、岩に足を強く押し付ければ・・
でも、今日は、岩が滑り易い・・・。

斜め石の北側に30cm幅くらいの土の部分があった。
しかし、その外縁は、絶壁だ。
しかも、その先は松の大木(手が周りきらない)に塞がれている。

今日の状況は、滑り易い岩の方が恐い
松の木の皮を擦り取る程に強く、大木に抱き付き、次へ進んだ。

ほっと一安心すると、

次には、高さ3m・幅50cm程、長さは進行方向5m程か?の
板状の岩が、眼前に現れた。
岩の右(南)には、幅30cm程の土の肩があるが、その外縁は絶壁で、
岩には、つかまれそうな出っ張りが全く無い。

岩の左にも、40cm程の土の肩がある。
その先の岩は、幅は狭いが凸凹が続き、登れそうだが・・・、
万一、滑ったら、土の肩で止まるとは思えない。
その外縁の絶壁を、まっさかさまだ!

思い直して、岩を良く見ると、
正面、いわば額縁の縁の様な所、段差は大きいが登れそうだ。
正解だった。岩に薄っすら踏み跡がある。

その後しばらく、同じ様な、刃の切り口みたいな所
(しかも、小さなアップ・ダウンあり)を進む。

幅40〜50cm程の道の両側は、80°弱?の絶壁が麓まで続く。
万一、バランスを崩し転げ落ちたら、途中で止まりそうにない。
雑木が少しあるので、何本か折った後、止まるかもしれないが、
上にも、下にも、左右にも、移動できそうにない。

そう思うと、一瞬、足から力が抜けてしまった。
深呼吸を2〜3回して、また、歩き始めた。殆ど四つん這い状態だ。
とても、写真撮影どころでは、ない。

しばらく行くと、道幅1m?の部分があった(両側は、依然、絶壁)。
ザックから、カメラを取り出し、振り返って、岩を撮影。



”板状の岩の縁を歩いているんだ”という事は伝わると思う。
写真中央部分は、幅40cm。立って下りるのは恐い。
四つん這いで下りると、次の足場が見えずらい。

この後も少しだけ、恐い道が続く。
(あのお姉ちゃんは何者だったんだ〜!スリル大好き少女か?)

このコースは、東側から登った方が、やや恐くないだろうか?


山頂が近づくと、道幅は1m程になり、よほど恐怖心は和らぐ。
(両側絶壁は同じ。)
松の木は邪魔そうだが、万一の時、頼れそうで、良い。



山頂では、北西方向のみ、展望が開ける。
たゆとう阿賀野川と鹿瀬町が、見える。




山頂を過ぎると、道幅は1m程だが、もう、絶壁は無く、
安心して下りれる。
程なく、松坂峠(城山隋道が出来る前の道)だ。



登山道入り口は写真左縁、半分切れている所だ。案内坂は無い。

峠を、南に少し下りると、逆Y字路がある。
もう一つの登り道はすぐに細くなる。
少し下ると、駐車場だ。

駐車場の北東角に、”鶴ヶ沼”なる案内杭あり。
そこから数m、中に入ると、すぐ見えた。
平凡な水溜りだ。

城の外堀としては、役立ったか?



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