このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

保存動輪C57154

C57154動輪 鹿児島県 JR肥薩線 大隅横川駅前公園 に保存 TADA様御提供(2枚とも)

刻印ははっきりしないが154のものとかすかに読み取れる

C57154
昭和17年、川崎車両製造(製造番号2681)153〜159の最後の川崎製C57の1両。新製と同時に九州・鳥栖へ配属され、兄弟の153や155などとともに鹿児島・長崎などの幹線を職場とする。その間には特急列車の先頭に立ったこともあるなど華々しい働きであった。その後 早岐へ移動し49年度に廃車になった。
※また同機の動輪はかつてJR鹿児島中央(旧・西鹿児島)駅前 にも保存展示されていたがこの方は現在JR鹿児島車両所に保管されている。


エピソード
同機の前後の兄弟機は153・155であり、ともに小倉工場製切取りデフ(門鉄デフ)に改装され、颯爽とした姿で西九州(鳥栖〜早岐など)を中心に九州の幹線で働いた良き3兄弟だった。 ひとつ下の弟・155は門鉄デフ装備第一号車(異説あり)として有名であり、最後は宮崎に在籍し晩年までファンの良き被写体となっていた。その動輪が大阪の共栄興業( 画像 )とJR新大阪駅構内( 画像 )に保存されている。またひとつ上の兄・153は比較的早く廃車になったが、なぜかテンダにだけ「型式入りプレート」が残っていた不思議なカマ。またC57三桁ナンバー機としては画像でのプレートが現在確認できている唯一のカマ。一方155の方もなぜか現役時代の記録では普通プレートのものばかりだが、いま動輪が展示されている新大阪駅構内にはおそらく本物であろう「型式入り」のプレートが一緒に展示されている。どこかに保管してあったのか謎である。この154も初期には美しい型式入りプレートを装備していたことが想像できる。このプレートについての詳細は 型式入りプレートのC57 も御参照下さい。 なおC57の150番台は静態保存が151・156・158(のち解体)3両、動輪保存が154・155の2両で半数が何らかのかたちで残されている。


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