このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

311系は1989年(平成元年)に登場したJR東海の近郊型電車で、4両編成が12本あります。 登場当初は東海道本線で快速列車に利用されていましたが、現在ではおもに同線の普通列車で活躍しています。 銀色ステンレスのボディにコーポレートカラーのオレンジの帯が目に付くでしょう。

編成は単独の4両編成や2本併結の8両の他、後継の313系との併結運転もあります。 規格的には211系以降の同社の電車なら全て併結が可能だそうですが、特急型との連結は目撃されていないようです。 【小田急線直通特急「あさぎり」用だった371系との併結運転は、形状から不可能と思われます。】

模型ではMicro ACEから4両セットが発売されており、登場時(A2790)・床下グレー(A2791)・シングルアームパンタ(A2792)の3種があります。 実車同様に4両と8両の他、先に発売された213系と連結した状態が再現できるようになっています。 登場時以外の製品はモーター車の床下の機器の無いところが黒く塗られており、この表現に賛否両論あるようです。

2009年の2月に、床下グレー(A2791)のものが40%OFFで売られていたので即決購入しました。 基本的にはシールの貼り付けとカプラー交換ぐらいしか施すことは無いでしょう。 しかし今回は上記の作業に加えてインレタによるディティールアップ、さらにパンタグラフ換装を試みました。

カプラーバラバラ事件まずはカプラーから。先頭車を解体してスカートとダミーカプラーを外します。
スカートは最初から付いているもの(最下段左)と、TNカプラー装着用の開口幅の広いもの(同右側)があります。
スカートはカプラーの台座に填め込む形式なので、ボディマウント式TNカプラーとしては「0335(最上段左)」が適しています。
しかしそうすると実際に連結器にぶら下がっている電気連結器(電連)がないので、何とも寂しい前面になってしまいます。
そこで「0335」と、電連付きの「0332(最上段右)」を組み合わせることにより、スカートと電連を両立させます。
またスカートも元から付いている幅の狭いものを利用するため、「0335」のジャンパ線受けを削り取ることにしました。

※2011年5月現在、品番0335は改良された0337へ変更になっています。
また品番0332は品切れのようですが、2011年7月にリニューアルされる373系と共に改良品がでる模様です。
品番JC6324というのが改良品(SPタイプ)である電連1段の製品です。電連2段のものはJC25として従来からの単品販売のみが存在します。
入れ替えて削っただけ実際にはジャンパ線受けを削り、電連部分を入れ替えるだけで完成します(写真左)。
しかし何を考えたのか、一つ上のように全部ばらばらにしてしまったので違うパーツをはめ込もうと苦心してしまいました。
こんなことをしてしまうのは私だけでしょう。

なお使わないカプラーパーツを組み合わせると中途半端なTNカプラーが出来上がります(写真右)。
編成の中間には利用できるかもしれませんが、そうでないなら他のカプラーと別に保存することを強く勧めます。
取り付けた状態スカートをカプラーに組み込み、実際に車両に取り付けた状態です。
元々の造型が良いので、付属のアーノルドカプラーでは間が抜けてしまいます。
これで他形式との連結と、見栄えが両立できるのですから、TNカプラーはすごいと思います。

しかしカプラー換装により前頭部が重くなったのか、連結器が下を向くようになってしまいました。
仕方無しに両面テープで連結部をシートに固定しました。

ちなみに左上の車輌番号表示シールは前面が外れないため、貼り付けるのに非常に苦労を要します。
切り出したものを大体の位置に置き、爪楊枝で微調整しつつ貼りましたが…どうにかならないものですかねぇ。
TNとmicroの比較先頭はTNカプラーを用いましたが、予算の関係上、中間はマイクロカプラーにしました。
参考までにTNカプラーの場合と比較をしてみました。右側車両端面を揃えています。
写真上がTN、下がマイクロです。1mmほどTNのほうが車間が短いです。
アーノルドとmicroの比較今度はアーノルドカプラーとマイクロカプラーの比較です。
同様に右側車両端面を揃えて比較してみました。
写真上がアーノルド、下がマイクロです。今度は2mmほどマイクロのほうが車間が短いです。
あまり良くない話を聞くマイクロカプラーですが、私は金銭面から考えても十分利用できるものだと思います。
久々の通信販売前面と側面の行き先シールは付属のものを使用しました。
しかし優先席シールは10枚分しか付いておらず、クハは2枚・その他は4枚使うので数が足りません。
そこで調べた結果、ジオマトリックス・デザイナーズ・インクというところからJR東海用の優先席のインレタが発売されていることが分かりました。
これにはドアステッカーも付いているものです(品番J0003)。
既存の313系への貼り付けも考えているので2枚購入。さらに広告ステッカー(品番Z005)も合わせて買い、ディティールアップを目指すことにしました。
通信販売で2週間かからずに到着しました。
クッション材(写真左)が相鉄の流用でしたが、小さな会社の誠意を感じます。
インレタとシールの比較左が今回買ったインレタで、右が付属のシール。
大きさが全然違いますね…。実際にもJR東海の優先席ステッカーは大小がありますが、大きいものは313系の一部にしか見られません。
311系は小さいタイプですからこちらのほうが合っていますし、さらにドアステッカーもありますから見栄えがするようになります。
なお絵の中の人は外から見ると右向きになるので、これらは外側から貼るのが正解です。
失敗し過ぎだろ!…で、とりあえず転写した結果がこれです。
転写位置は中のシートカバーが白くなっている窓です。もしくはシルバーシートマーク跡の隣という解釈でも間違いありません。
クハ(一番下)は優先席の向かい側が車椅子スペースなので2ヶ所、他は4ヶ所です。
本来は窓ガラスパーツを外して転写するのですが、Micro Aceのものは外せない場合がほとんどです。
そのためパーツを外さずにインレタを直接転写しました。
従って歪んだり失敗したりするリスクが非常に大きくなります。私も随分失敗しました。
これまた細かい…続いてドアステッカーです。
…なんだか説明書は右側用と左側用が逆な気がしたので、実車写真を参考に転写しました。
優先席ステッカーより小さく、またドア内側に寄せて転写しなければならないので随分苦労しました。
左右の位置が合っていても上下位置がずれることなんてほぼ毎度のことのようでした。
しかし苦労した分愛着が湧くというものです。
転写前後で見た目が全然違います…よね?
本当に小さい…さらに広告ステッカーです。
通常の窓へは外側からそのまま転写しました。
しかし戸袋窓へは変化を付けるため、内側からの転写を試みました。
窓ガラスパーツが外れればどれだけ楽か…と思いながらの作業でした。
インレタは少し大きめに切り出してセロテープに一旦固定。その後幅を狭めて切る方法を取りました。
背景の方眼は1cm四方、さらに失敗した分がくっついているので、どれほどのサイズかが分かると思います。
なおこの細かい作業へは高性能なピンセットが欠かせません。1000円近いものを新たに買いましたが、これが無ければ作業ができないほどでした。
転写位置その1(山側)参考までに私が転写したインレタの位置を掲載しておきます。
図は名古屋駅もしくは大垣電車区を基準にしたときのもので、いわゆる「山側」のものです。
揖斐川・長良川・木曽川の上流から見たほうと言ったほうが分かりやすいでしょうか?
セットに収められている順番なので、お持ちの方は見やすいかもしれません。
図中青が優先席、水色がドアステッカー【当然か…】、緑と黄色が広告ステッカーです。緑は戸袋窓に当たるので内側から、黄色は外側から転写しました。
転写位置その2(海側)今度は反対側・いわゆる「海側」です。
上と同様に図中青が優先席、水色がドアステッカー、緑と黄色が広告ステッカーです。戸袋窓の内外も一緒です。
日がよく当たるからでしょうか、こちら側のほうがステッカーの枚数が多くなりました。
なお広告ステッカーの位置や枚数は時期によってまちまちなので、あまりこだわらないほうが良いと思います。
おおお!…で転写後の様子です。
まるで実車と見紛うほどの仕上がりです。
自分でやってみてここまで変わって見えるものなのかと驚きました。
【これがいつぞやのホームページのトップ写真です。】
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