このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

改番後次に611となる車両を作製。前回の廃車体のような車両は611→778と改番することにしました。
旧611(新778)は車番部をエナメル溶剤を付けた綿棒で擦って車番を消します。そして新たに778を転写して終了。その後のクリアコートは省略しました。
新611は前面パーツを前期型にし、さらに動力を組み込むため車体内側にくる下側のリブを削りました。それ以外は新778と変わりなく作製しました。
川越の444続いて444。こちらは現在埼玉県川越市の個人宅に保存されており、状態は悪いですが日本に現存しています。
余談ですがこの444のみ技術提供元のウェスティング・ハウス社製の機器を積んでいたそうです。
模型はこれも雑誌の説明図にある通りにパーツを組み合わせ、組み立てるだけです。
500形前期型と400形は同じ前面パーツなので、次の304用のランナーから一つ分を調達しています。
両運転台のため乗務員用扉付きの側板パーツを選択します。
なお「台車のみ」は売り切れで買うことができなかったので、室内灯組み込み用のシャーシを用いるために新611同様に内側下のリブを削除しました。

※写真は実車です!
改造開始304は現在もブエノスアイレスで走っている数少ない300形で、この500系列の最古参になります。
6両編成化後に運転台が撤去されたため、乗務員室部分も客室化されています。
また前面の灯具類は取り外しや埋め込みが行われ、戸袋窓も埋められたため異色の外観を呈しています。
これらを表現するべく、まずはプラ板で戸袋窓を埋めました。そして流し込みタイプの接着剤で接着しました。
溶きパテしかしそれだけでは隅の部分に穴が開いており、また表面が滑らかになりませんでした。
そこで溶きパテを用いて両者の問題を一気に解決しました。同時に前面のライトを削除、方向幕と方向表示器をこのパテで埋めました。
その後、平滑化のため一旦やすりがけをしました。
なお客室化の表現は先の444作製時に余ったパーツを用いました。

※追記:304は前面下部のアンチクライマーと貫通扉を撤去するのが正解です。
屋根の長さが足りないこの方法では側面の表現は容易ですが、車両の長さが伸びるので正確な再現とはなりません。
しかも屋根板はそんなことまで考えられていないので、どうやっても長さが足りません。
そこで屋根板を中心に据え、隙間はまたパテで埋めることにしました。
パテ盛り埋めた幅は両側とも2mmぐらいでしょうか。盛り付けて乾燥させ、余分な部分は順次カットして形を近づけました。
パテは溶剤が飛ぶとその分体積が小さくなるので収縮することがあるようです。これを「ヒケができる」と言うんだとか…。
そのため再度盛り直しをしました。それでも隙間ができたのでまたもや溶きパテを流し込みました。
ついでに余った溶きパテを車体の隙間に流し込みました。
こうしてみると車両工場さながらですね…。
鑢掛けヤスリ掛けを行った後の様子です。赤い本体に若干傷がいきましたが塗装するので問題ないと思います。
300形は雨樋が張り出していないのでヤスリ掛けが大変楽です。
何となく阪急に似てる?同じく前頭部の様子。ライト類も無いのでのっぺりして見えます。
このまま塗装に入ろうかとも思いましたが、下地の色が分かってしまいそうなのでサーフェイサーを吹き付けることにしました。
サーフェイサーとりあえず薄くサーフェイサーを吹き付けたところです。一度では不十分なようなので重ねて吹きました。
夏場のため蚊取線香が写っています…。
なお左の車両は友情出演の485系1000番台の「かもしか」です。
調子はどう?サーフェイサーを吹き付けた後の様子です。戸袋窓の部分は完全に一体化しました。
ただパーツの継ぎ目の部分は段として残ってしまいました。
この後軽くヤスリ掛けを行い、段は最小限に抑えました。
段差を完全に無くすのは無駄と判断し、赤色の塗装に踏み切りました。
車体塗装先に組み上がっていた611・444とともに塗装です。
夏場は塗料の乾燥が早く、作業がやりやすいです。私は表で塗装するので暑さと蚊が敵ですが…。
塗装は前回の失敗作よりはマシになったと思います。
床下床下も黒で塗装。これは非常にうまくいったため、補正(=タッチアップ)の必要が無さそうです。
見えにくい部分の塗装がうまくいってもあまり嬉しくないのは私だけではないと思います。
塗装の結果塗装後の様子。
上段の611はやはり久しぶりだったので表面が荒れてしまいました。
中段の304はサーフェイサーの灰色が見えないように注意深くスプレーしたので、割ときれいです。
下段の444は非常に薄くスプレーできたので表面の状態は良いですが、色が薄すぎて少し透けて見えてしまう結果になりました。
サーフェイサーを使うと塗膜は厚くなりますが、塗りは大幅に向上するようです。
比較先に完成している778との色味の比較。上3つはまだクリアーコートをしていないので単純に比較はできません。
写真は光の加減で四種四様に見えますが、実際にもそうです。
304(上から2番目)は赤が若干暗く、611(下から2番目)は厚塗りによる鮮やかな発色、444(1番上)はストレートな色です。
補修方法あとは完成している778と同様に色差し、車番インレタの転写、クリアコート、シール貼り付け、窓貼り付けとなります。
このうち611のインレタは間違えて使用してしまったので、651の車番から6と1を、十の位の1はバラ数字から調達しました。
また今回から扉下の靴刷りにも銀色を差してみました。実車は…どうだったんでしょうね。
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