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韓国の鉄道&交通
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本ページでは、韓国SBS(ソウル放送)のニュースで紹介された、韓国の鉄道&公共交通関係ニュースの原稿対訳をお送りします。
本ページは、SBSホームページのニュース原稿を元に私自身が翻訳したものです。意訳を含みますし、誤訳も0にはできません。万一、本ページの情報を利用して利用者の方が何らかの損害を受けた場合も、責任は負いかねますので、あくまで参考情報としてお役立て下さい。また、本ページはSBSソウル放送と一切関係ありません。
「ソース&動画」をクリックすると、SBSホームページにジャンプし、ニュースの原文(韓国語)をご覧いただけます。さらに画像下にあるのアイコンをクリックすると、ニュース動画をご覧いただけます。

今月のニュース点描
○KTX開通効果は、1年を経てじわじわ。一方、少ない乗客、騒音、建設反対などの課題は山積み。高速鉄道先進国である隣国の状況も参考にしながらの改善に期待。
○「バス運転士へ暴行」の報道に対し、ネットでは「バス運転士に責任はないのか」との反論多数。韓国でのバスの運転マナーを考えれば、一理ある意見。ただその背景である劣悪な労働環境の改善のために運賃値上げは不可避で、その覚悟は市民にあるのか。
KTX1年…全国半日生活圏 2005-03-31 (17:56)

<アンカー>
高速鉄道が開通してから、明日で1年になります。
「夢の高速鉄道」という自負心にふさわしい役割を果たしたのか、ソ・ギョンチェ記者が指摘してみました。

<記者>
朝7時50分、ソウル駅。
チェ・ヨンシクさんは、今日もKTXに体を預けました。

本を読み音楽を聴いていれば、列車はいつの間にか職場のある大田(テジョン)に着いていました。
自宅から職場まで2時間あまり、新婚のチェさんはKTXのおかげで生活が楽しいそうです。

「KTXができて、出退勤が可能になったんです。週末夫婦を逃れて、毎日会えて…」(チェ・ヨンシク/鉄道施設公団・大田勤務)

出張の様子も変わっています。
KTXの料金が少し高くても、宿泊費を考えれば経費が軽くなるのです。

「2泊3日で行くところを、1泊で行くとか、あるいは朝に行って遅くにまた帰ってこれますから」(乗客)

高速バスや飛行機に乗っていた人々は、高速鉄道に乗り換えています。

「空港まで行く時間が節約できますから、時間的にはとてもいいメリットがあると考えます」(中小企業社長)

KTXの開通以降、航空旅客数は大邱(テグ)が78%、木浦(モッポ)が62%減るほど、交通の地殻変動が広がっています。

地方経済の活性化にも、役割を果たしています。
ソウル駅と龍山(ヨンサン)駅は、新しい商圏に浮上し、地方の停車駅も駅勢圏開発が活発です。
天安(チョナン)には電子工業団地が進出し、大田は医療産業団地、東大邱は業務団地、木浦は南島の観光拠点の位置を占めるだろうとの計画です。

「首都圏の各種産業施設が地方へ移転され、国家の均衡ある発展の触媒剤の役割を果たしています」(イ・ジョンヨン/鉄道公社高速企画所長)

鉄道公社は、利用客が当初予想に大きく届かないものの、全国を半日生活圏にまとめ、交通網の変化をもたらしたという点から、半分の成功を収めたと評価しました。

KTX「騒音列車」…トンネル区間12%騒音基準値超過 2005-03-31 (20:30) 

ですが改善すべき点も、相変わらず少なくありません。特に頭ががんがんするほどの騒音が問題です。
キム・スヒョン記者です。

<記者>
風を切って軽やかに走る高速鉄道。
速度300kmで駆ける列車内の騒音を、測定してみました。
平地を走る時の瞬間最高騒音が72.2dbほどになり、基準値を超過しました。

「ぐっすりと眠るのは無理なことで、静かで快適な旅行は難しいという結果になりました」(キム・ファイル/釜山カトリック大学環境科学部教授)

ヨーロッパと比較しても、ヨーロッパのユーロスターの騒音値は68db、TGVも65dbから66dbで、韓国の高速鉄道の騒音値が、桁違いに高くなっています。

特にトンネル区間を走るときには、列車内の騒音が深刻であるとの調査結果になりました。
栄洞(ヨンドン)と金泉(キムチョン)のファンハクトンネルは、騒音が最高88db近くにのぼり、全体の区間の12%がトンネル騒音基準値を超えました。

「頭が逆立つようで耳鳴りがびりびりして、人相がへこむくらい、ひどいうなりですよ」(乗客)

「アルストム社側に改善を要請して、今年5月から全車両に適用し、騒音問題を解決する計画です」(チョン・インス/韓国鉄道公社・高速車両所長)

1日平均7万人が利用する高速鉄道、開通1年を迎えましたが、市民の快適な足に近付くには、まだ行く手は長いようです。


鉄道公社ロシア油田開発請負 疑惑広がる 2005-03-31 (17:56)  

<アンカー>
鉄道公社が投資に失敗したため、事業も始められず、契約金・数10億ウォンをすべて踏み倒されました。さまざまな疑惑が、雪だるま式に大きくなっています。
ハ・ヒョンジョン記者です。

<記者>
鉄道交通振興財団は、ロシア油田を請け負うために作った油田開発会社を通し、油田請負契約金としてロシア側に、620万ドルを支払いました。
財団側はロシアに代表団を派遣し、今日まで契約金返還協議を始めましたが、特にこれといった成果を収められませんでした。

"鉄道公社関係者:「(代表団が)連絡をくれることになってますが、連絡が来ていません」
記者:「こちらから、連絡はされないんですか?」
公社:「できません」"

このような中、財団側が油田開発に乗り出した理由に対し、さまざまな疑惑が提起され続けています。

まず、事業着手の動機が釈然としません。
鉄道公社は事業多角化と主張しますが、石油公社が先だって事業性がないと結論を下した事業であり、説得力に欠けます。

また財団側と共同出資した人々が、信用状態が不良であるにも関わらず、事業が拡大する前に、額面価の20倍である120億円を与えることにしたのも疑問です。

事業の推進過程もベールに包まれています。
鉄道公社内でもごく少数を除外しては、この事業に対してはほとんどが知りません。

「私も(油田開発に対して)知っていることがありません。担当している部署はありますが、そこに行って聞いてみてください。私はそこのことは分からないんですよ。」(鉄道公社関係者)

このため、政治の力が背後に介入しているのではないかとの推測まで出てきている実情です。
現在監査院は、この事業全般に対して、特別監査を始めています。

「(事業着手)動機に対して、関係者の陳述を受けていますが…結果は時間が少しかかるようです」(監査院関係者)

監査院の特別監査の結果によっては、大きな波紋が予想されます。


漢江水上タクシー・汝矣島〜蜜室「1人あたり9千ウォン」 2005-03-31 (10:20)

漢江の新しい名物になりそうな水上タクシーの料金が、汝矣島(ヨイド)から蜜室(チャムシル)まで1人あたり9千ウォンで確定しました。

料金は、汝矣島から蜜室まで9千ウォン、トゥクソムまでは8千ウォンで、蜜室からトゥクソムまでは7千5百ウォンです。
水上タクシーは来月15日から5月14日まで1ヶ月の間、蜜室とトゥクソム、汝矣島遊覧船船着場の3箇所を行き交います。



ソウル地下鉄に安全要員が乗務 2005-03-31 (10:20)

ソウル都市鉄道公社は、地下鉄5号線から8号線の電車に、安全管理要員76名を乗務させると発表しました。

来月から地下鉄内装材が完全に交換される10月末まで、臨時的に運営される安全管理要員は、電車に乗務し巡察活動を展開し、有事の際には初動処置を担当します。


地下鉄放火通報の市民に褒賞 2005-03-25 (10:14)

ソウル地下鉄公社は、地下鉄放火容疑者を通報したチャン・ギョンウォンさん(57)に、感謝状とともに補償金2百万ウォンを伝達したと明らかにしました。
チャンさんは、21日2号線・ソウル大入口駅で、ブタンガスボンベに火を付けようとしていた放火容疑者を目撃し、総合司令室に電話をかけ、容疑者検挙に決定的な寄与をしました。
関連ニュース:地下鉄放火、テロ届出に褒賞金最高3千万ウォン 2005-02-01 (09:51)


地下鉄119レスキュー隊 出動式 2005-03-25 (10:14)

25日より、地下鉄119レスキュー隊が運営されます。
都市鉄道公社は25日午前「地下鉄119レスキュー隊」出動式を行い、5号線往十里(ワンシムリ)駅や鐘路3街(チョンノサムガ)駅など4駅で、救助隊の活動を開始したと発表しました。

地下鉄レスキュー隊は、平常時に施設の安全検査や消防教育などを担当し、有事の際には初動対応と安全退避誘導などの任務を遂行します。



ソウル公共交通改変の技術 中国へ伝授 2005-03-23 (10:16)

ソウルの公共交通体系改変の技術と経験が、中国北京に伝授されます。
ソウル市は最近、北京市と「交通協力理解覚書」を締結し、昨年7月改変されたバス中心の公共交通体系に対する意見と技術を、共有することにしたと明らかにしました。


[クリックマネー]レンタカーの利用法 2005-03-23 (09:46)

<アンカー>
家族でのお出かけに、レンタカーを利用する人が多いようですが、レンタカーを借りる時に知っておきたい事を、アナウンサーがお伝えします。

<アナウンサー>
週末や連休に、レンタカーを利用する計画ならば、どんなに遅くとも1週間前には予約しておくのがよいでしょう。
12人乗り以上の乗り合い車(中型車)を借りようとすれば、満26歳を超え、運転歴も3年以上なくてはなりません。

レンタカーは義務的に総合保険に加入されていますが、借りる時には必ず、保険証書の保険加入期間を確認してみましょう。

「レンタル費の10%程度を追加して、自車保険に入るのがよいです。事故が起きた時、修理費をレンタカー会社が責任を負うことになり、費用負担を減らすことができます」(チェ・ギョンソン/錦湖レンタカー)

車両を引き渡される時には、車両の状態を点検しましょう。
車両の外観に傷が多かったり、エンジンをかけて異常な音が出る場合には、後で不利益を被ることがないよう、あらかじめ他の車に変えるのがよいでしょう。

また故障や事故にあった場合に備えて、レンタカー会社の非常連絡先も揃えておきましょう。

レンタカーを借りる際は、インターネットで予約したり、会社別の割引キャンペーンを利用すれば、20〜50%程度レンタル料の割引を受けることができて、経済的です。



首都圏電鉄定期券 来月発行 2005-03-22 (10:28)

来月1日から、首都圏電鉄(電車区間)定期券の発行が可能になりそうです。

ソウル市と京畿道、韓国鉄道公社などの関連機関は、現在使用手続きなどを最終協議しているとし、早晩導入日程を確定、発表する予定だと明らかにしました。
定期券は片道料金より3分の1程度安く、該当区間で1ヶ月に60回利用できます。


高速鉄道の車両内騒音 基準値超過 2005-03-17 (19:53)

監査院は、一部高速鉄道の車両内騒音がトンネル走行時、基準値の73デシベルを最大3.5デシベル超過していると明らかにしました。

監査院はまた、鉄道公社が保有している予備補修品が不足し、開通後5ヶ月間、他の車両から部品を取り外し使用した事例が67回ほどあったと指摘しました。



鉄道庁発券システム、2時間にわたりマヒ 2005-03-15 (10:34)

<アンカー>
今朝、全国のすべての駅で切符の発券システムが止まりました。2時間にわたり人手によって切符を渡したため、出勤ラッシュの乗客は大きな苦労を強いられました。
キム・ボンジュ記者です。

<記者>
今朝のソウル駅。駅員が乗客それぞれに切符を計算し、気が気ではありません。
自動で切符を発行できる電算システムが、早朝6時10分から完全に停止したためです。

全国のすべての駅でKTXやセマウル号、ムグンファ号など列車の時刻表紹介と発券業務が完全に中止されました。
さらにカード決済しシステムもマヒし、不便は大きくなりました。

このため一部の駅では、一旦乗客を乗せ、列車内や下車駅で料金を受け取りました。
また鉄道関連インターネットサイトを通して予約し、駅にやってきた乗客の電算記録も消えて、さらに混乱しました。

「解決方法を教えてもらわないといけないのに、その点で至らない点ばかりで…」(乗客)

システムは1時間50分が過ぎた朝8時になり、ようやく復旧しました。
鉄道公社では、一旦前夜に発券システムプログラムを新しく設置する過程で問題が生じたものと見て、正確な経緯を調査しています。


梅花大橋ナムダン交差点工事で縮小運営 2005-03-14 (10:24)

地下鉄9号線の工事により、来たる18日から今年10月の末まで、梅花(ヤンファ)大橋のナムダン交差点の車線が、縮小運営されます。

12車線のソニュ通と、5車線の楊平(ヤンピョン)通の交差地点から、12車線中2車線が工事区間として通行止めとなります。
ソウル市地下鉄建設本部は、工事期間中この地域に交通混雑が予想されるため、梅花大橋を利用する市民は、城山(ソンサン)大橋や西江(ソガン)大橋へ迂回してほしいと話しています。


「水上タクシー」来月から漢江を縫う 2005-03-11 (19:55)

<アンカー>
混雑した川沿いの道から涼しげな漢江(ハンガン)を眺めながら、いっそ船に乗っていくのがよさそうだな、と思われたことはありませんか? 来月からソウルの漢江に水上タクシーが運行されます。
キム・ヨンテ記者です。

<記者>
船に乗れば、どこにでも行けるイタリアのベニス。
この異国的な風景が、ソウルでも広がります。

来月1日から、モーターボートの水上タクシーが、漢江を縫います。
蜜室(チャムシル)大橋から城山(ソンサン)大橋の間25km区間で、まず37台が試行運行されます。
蜜室、盤浦(パンポ)、汝矣島(ヨイド)など19の船着場で、自由に乗り降りできます。

「利用者が行こうとする場所を指定し、随時乗ることができる」(チョ・ヒチュル/漢江市民公園事業所課長)

水上タクシーの最大の長所は、混雑がないこと。
平均時速70km、蜜室から城山まで30分で走破が可能です。

「韓国の交通事情はよくないじゃないですか。混雑時に利用するとよさそうです」(市民)

料金は1〜2万ウォン内外で、最大4名まで乗ることができます。
万一の事故に備え、乗客は必ず救命胴衣を着用しなければなりません。
ソウル市は、市民の反応がよければ水上タクシーを徐々に増備する計画です。



ソウル地下鉄要望処理「ハッピーコール」施行 2005-03-11 (09:54)

11日から、地下鉄の不便と関連した利用客の要望に「ハッピーコール」制度が施行されます。
「ハッピーコール」は要望処理と答弁結果を携帯メールを通して知らせ、顧客満足の可否を電話で尋ねる制度です。


ソウル地裁「ソウル市公共交通改変」和解勧告 2005-03-09 (10:21)

ソウル中央地裁は、ソウル市民53人が「公共交通体系改変で不便を被った」としてイ・ミョンパク市長と市を相手取った、1人当たり10万ウォンずつの損害賠償請求訴訟において、和解勧告決定を下しました。
原告側とソウル市側は、すべての裁判所の決定に対し、意義を提起はしない方針であると伝えました。

インターネットカフェ「ソウルバス集団訴訟」会員の原告は、昨年7月「イ市長が無理に交通行政案を推進したため、朝夕ラッシュ時に時間が余分にかかり、社会生活と私生活に混乱が生じた」として、訴訟を起こしていました。


仁川地下鉄・市内バス相互乗り継ぎ割引 2005-03-08 (11:00)

仁川市が、来月から仁川地下鉄と市内バス間の乗り換え時、料金の半分を割り引く、乗り継ぎ割引制度を実施すると発表しました。

これにより、仁川地下鉄を降りて30分以内にバスへ乗り換えたり、バスから降りて1時間以内に仁川地下鉄に乗り換えたりする場合、料金の割引を受けることができます。

ただし仁川地下鉄からソウル市のバスへ乗り換える場合や、仁川市内のバスから首都圏電鉄(国電)に乗る場合などに対しては、まだ方針が定まっていません。



絶えぬバス運転士への暴行 2005-03-07 (19:56)

<アンカー>
先に走っていたバスが、自分の車の行く手を阻んで止まったと言い、ある30代の男がバスに乱入し、運転士に激しく殴りかかりました。頻発する暴行事件に、バス運転士と巻き添えの乗客たちは皆、不安に震えています。
キム・ヨンテ記者です。

<記者>
忠清北道・鎭川(チンチョン)を出発したソウル行き市外バスが、安城(アンソン)を過ぎる頃、ある30代の男がバスに乗り込み、そのまま運転士にとびかかりました。
見かねた乗客が争いを止めようと出てきましたが、かえって争いが大きくなるばかりです。
バスの内外が修羅場と化してしまいました。
ついには警察まで出動しましたが、争いは収まりません。

この事件で、バス運転士は歯が折れ、乱暴を起こした39歳のホン氏は、警察に立件されました。
バスがホン氏他が乗った車を塞いで止まったことが、騒動の発端でした。

「後ろから警笛を鳴らされたものだから、バス抜いて、車を前に出して止め(争ったのでしょう)」(担当警察官)

1月にソウルでは酒に酔った乗客が料金問題で運転士を殴るなど、絶えないバス運転士への暴行事件。
そのたびに安全運転は脅かされ、乗客は恐怖に怯えるほかありませんでした。



地下鉄駅内に119救助隊配置 2005-03-04 (09:54)

ソウルの地下鉄駅内に119救助隊が生まれます。
都市鉄道公社は今月、5号線往十里(ワンシムリ)駅や鐘路3街(チョンノサムガ)駅など4箇所に119救助隊を配置し、3ヶ月間模範運営した後、地下鉄全駅に拡大する計画であると明らかにしました。

都市鉄道公社はまた、新金湖(シングムホ)や馬川(マチョン)駅など4駅の人工洞窟駅舎の内装材を、不燃材に交換する方針です。



永登浦駅エスカレーター事故 責任の攻防 2005-03-03 (19:00)

<アンカー>
昨日、ソウル永登浦(ヨンドンポ)駅のエスカレーターで、80歳目前の女性が倒れ亡くなりました。ところが、このエスカレーターを共に管理しているロッテ百貨店と永登浦駅は、責任を押し付けあっています。
チェ・ヒジン記者です。

<記者>
昨日午前、ソウル永登浦駅。
79歳のナさんが、止まっていたエスカレーターを歩いて登っていたところ、エスカレーターが突然作動したため、倒れてなくなりました。

このエスカレーターは、永登浦駅とロッテ百貨店をつなぐ通路。
これまで運行は駅から引き受け、維持補修は百貨店が担当してきました。

ところが、先月28日、エスカレーターの管理契約が満了しました。
百貨店は、維持補修まで駅が引き受けるよう委譲したため、事故の責任はないと主張しています。

「昨日起きた事故は2005年3月2日ですから、鉄道公社で3月1日から管理主体になったため、当然鉄道公社から(補償)なられるものでしょう」(ロッテ百貨店関係者)

ですが駅側は、両者の合意がなされていない状態で、安全管理責任が百貨店にあると反発しています。

「それはロッテ側の事情で、我々は現在のロッテからなされるのが当然で...我々が行わず、鉄道公社からやれと言われており、現在協議中です」(永登浦駅関係者)

事故が起きてから1日が過ぎましたが、エスカレーターは正常に動いていません。
案内板に書かれた故障申告番号に電話をしても、不通です。

百貨店と駅が責任を押し付けあう中、事故の原因すら究明されていません。

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