サビエル記念聖堂の三角形に近い形は、聖書に記された 「光」「水」「幕屋(テント)」を全体のテーマに、53mの2本の塔を配し、 正面にはステンドグラスと十字架、屋根が建物全体を覆う神の幕屋をイメージしたデザインです。
塔に付けられた9つの鐘は、それぞれに平和と幸せを告げるメッセージが刻まれ、 定刻には山口の街に鐘の音を響かせています。 聖堂内部には沢山のステンドグラスが施され、 パイプオルガンも設置されています。
左の写真は、聖堂内部に安置されている、聖フランシスコ・サビエルの聖骨です。 サビエルの聖骨は、インドのゴアにあるボン・ジェズース教会に安置されています。 ここには、右手の指の聖骨の一部が納められています。
山口とフランシスコ・サビエルフランシスコ・サビエル(山口では“サビエル”と呼ぶ) は1549年に鹿児島に上陸し、布教活動を行いました。 1550年には平戸で布教活動を行い、京に上る為同年11月に山口に入り、無許可で布教活動を行い、1ヶ月程で山口を後にします。 1551年、京に上って布教活動を行おうとしたザビエルですが、叶わず、山口を経て平戸に戻ります。 同年、再度山口入りしたザビエルは大内義隆に様々な品を献上し、義隆は布教を許可します。 また、廃寺となっていた大道寺をザビエル一行の住居兼教会として与えたのが、日本最初の常設の教会堂と言われています。 |