橘宣行の彫刻に触れてみよう
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



 



橘宣行 彫刻鑑賞会




[メタルアートミュージアム]  2005年4月

[タチバナノブユキのダンボール・アート2003]  2003年8月

[タチバナノブユキのダンボール・アート2]  2001年8月

「ミニランド展」を鑑賞に行く  2001年2月

[タチバナノブユキのロボットアート]  2000年8月

[アート・ナウ2000を鑑賞に行く]  2000年7月



[アート・ナウ2000を鑑賞に行く]
兵庫県立近代美術館に、橘宣行も出展した「アート・ナウ2000」を見に 行きました。なごみをヒントに、10名の作家が参加して作品を寄せ合う イベントです。はてさて、橘宣行の作品の出来ばえやいかに?大いに期待 しながら、会場の門をくぐりました。

入ると、ロビーにいきなり橘宣行の作品!なかなかのインパクトです。作品 は「グレートTACHIBANAロケットパンチ」。



大きなこの作品に、 子供が乗っかってロケットパンチを発射しようとしています。しかし、鉄の重たい 仕掛けに、子供の力ではびくともしません。
そこで今度は、いい体をした大人の 兄ちゃんが上り、「ガゴォーン」とレバーを引くと、「ボゴーン!」とパンチが 飛び出してくる。このバカバカしさ に、その場にいた人間すべてが、思わず笑い出してしまう。

2階に上がり、展示室を進むと、今度は「スライダースタジアム・ピッチャー山本」 が見えてくる。



ユーモラスというか、間抜けというか、ユニークな全体像に、まず 笑ってしまう。
この作品の売り物は、何と言っても巨大な鉄の球を使って、 実際に野球盤を操作できるというところ。

折りしも、世間は夏休み。子供連れの 家族が、一家で野球盤に興じていました。お父さんが投手になって鉄球を投じ、 それを子供が打つ。「カコォーンンッ!」何とも響きのよい打球音が会場にこだま する。このバカバカしさ に、その場にいた人間すべて、またしても吹き出さずにはいられない。

ちなみに、野球盤の下(裏側)に、ピッチャー山本のユーモラスな姿を発見!気がついた人は、 あまりいないのではないでしょうか。



橘宣行は自らの作品を、「エンターテイメント彫刻」と名付けています。彼は、 じっくり人に見せ「ウ〜ン」 とうならせたり、その場で考え込ませるような彫刻ではなく、 ひとコマ漫画のような、瞬間で人に楽しみを与える彫刻、明確なイメージを瞬時 に伝える、そんな彫刻を作り続けているのです。従来の芸術が持つ固いイメージを180度 打破する、「おもろい彫刻」を作り続けているのです。

「なごみ」をヒントにして催された 今回の「アート・ナウ」。橘宣行の「おもろい彫刻」は、観覧者たちを笑わせ、楽しませ、そして 思いきり「なごませて」いました。



[タチバナノブユキのロボットアート]
2000年8月下旬、東京・板橋区立美術館で「タチバナノブユキのロボットアート」と 題した「ワークショップ」が行われました。これは、校区の子供を10人ぐらい 募集して行われる工作教室。橘宣行が講師となり、小学校3〜4年を対象に行われました。
「ワークショップ」の記事が、8月28日付・東京新聞朝刊「都内版」に写真付きで 掲載されていました。全文をご紹介します。

『「ロボット作りに挑戦」

 夏休み中の子どもたちに芸術作品に触れてもらおうと、板橋区立美術館(赤塚五)で 23日から27日まで、「タチバナノブユキのロボットアート」が開かれ、彫刻家の 橘宣行さんを講師に迎えて、子どもたちが巨大なロボット作りに挑戦した。
 子どもたちは橘さんから「自分が座る操縦席がついたロボットのような乗り物を作ろう」 と指示を受け、恐竜風ロボットや戦車風ロボットなど、思い思いの形をしたロボット15体を 3日がかりで作り上げた。
 最後に、橘さんが作った大きな土台の上に子どもたちの作品が乗り、全員の作品が一体と なった巨大なロボットがお目見えした。』


こうしてワークショップは大好評のうちに終了しました。子供たちも、夏休みのいい思い出に なったことでしょう。








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