Carrozze Ristorante Self-Service
| この食堂車「セルフサービス レストラン」は1971年から83年までに3回に分けて合計60両が製造されました。車内は端から2/5程を調理
販売スペースとし、残る3/5程の場所はデッキ部分を除いて客席スペースとしました。 客席は窓際に外方向のカウンターテーブルと椅子
を配置しています。 また、改造により「Risto-Bar」と呼ばれるレストランとスナックバール両方のスペースを設けた車両が登場しました。
(イタリア ACME製) |
|
| | 「Self-Service」は1971年と79年に国内用が40両、83年には国際路線対応の車両が20両製造されたカフェテリアタイプの食堂車です。模型は
1979年に製造された国内用の車両で登場時のカラーです。車両の重量は46.2t、全長や幅、高さや台車中心間の距離など、基準となる寸法は
「GranComfort」型と同じです。台車も同じFiat7195台車を履いて、最高速度は200km/hとなっています。旅客定員は42名で全て窓側を向いた
カウンター席です。 席は一席ずつ少し斜めに配置していて、隣席とずらす事により 狭いながらも隣が気にならないように工夫がされています。
| | ←「Self-Service」
模型の車内です。 |
|
|
| |
この模型は「Self-Service」の民営化後、XMPR
カラーの車両です。こちらは1983年に製造された
最終グループで、国際鉄道連合(UIC)で定めた
ヨーロッパ客車共通規格(RIC)に合せて作られ、
国際路線にも対応した車両として 登場しました。
| | |
|
Carrozze Ristorante Risto-Bar
|
|
この模型は「Risto-Bar」と呼ばれる車両で、「Self-Service」の
1971年に製造された 最初のグループ20両を1994年と95年に
改造して作られました。 車内はカウンター席を通常の4人掛け
テーブル席に置き換えてレストランスペースとしました。また調理
販売スペースを中央よりに少し移動させて、車端にできた場所に
スナックバールコーナーを配置しました。定員はレストラン34名
バール席8名となっています。 レストランとバールの両方を設け
た為、重量は8tもUPして54.2tとなりました。 また「Risto-Bar」
は給電方式も改良して、国際鉄道連合で定めたヨーロッパ客車
共通規格(RIC)に合せ、国際路線にも対応した車両としました。 | | | | 「Self-Service」模型 →
の車内です。実車は
バールコーナーにも
両窓際にカウンター席
が設けられています。 | |
|
|
|
「Risto-Bar」の民営化後のXMPRカラーです。車体には
「Ristorante」とだけ書かれていますが、スナックバール
コーナーもそのまま健在です。国内列車の他、国際列車
にも連結されて、乗入れをする各国でも活躍しています。 | | |
|