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「Treno Azzurro」特別色のE646 37号機が牽引する特急列車(Rapido)。 |
「Treno Azzurro」 トレーノ アッズッロは 1960年代にトリノ〜ジェノヴァ〜ローマ〜ナポリ間と、ミラノ〜
フィレンツェ〜ローマ〜ナポリ間の各路線を結んだ特急列車(Rapido)でした。この列車が走る路線は
イタリアの主要都市を結ぶ とても重要な路線です。当時のイタリア国鉄は客車の色を茶色の単色や、
茶濃淡色のツートンとしていましたが、この重要な トリノ〜ナポリ、ミラノ〜ナポリを走る特急列車には
青濃淡色のツートン塗装を施して 他の列車とは特別に区別したのだそうです。 またCIWLの食堂車や
豪華なコートダジュールのプルマン車などが列車編成の中ほどに連結される事もありました。牽引する
機関車はE428のような従来の機関車のほか、 当時最新だったE646電気機関車の35号機と37号機に
客車と同じような青濃淡の特別なデザインを施してにして牽引したりしました。「Treno Azzurro」は日本
で例えると 昔の東海道本線「つばめ」や「こだま」に相当する優等列車でしょう。 「Treno Azzurro」とは
「青列車」という意味で、つまりブルートレインといったところでしょうか?かつて走っていたフランスの豪
華寝台列車トランブルーやドイツのエンツィアン(青りんどう)、日本や南アフリカのブルートレインなど…
長距離列車の全盛期、 「青列車」という名称は 世界で親しまれた豪華列車の代名詞だったようです。
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Tipo`1946、TrenoAzzurro色の1等車、Az13010(イタリアACME製) |
Tipo`1946の2等車、Bz33010(イタリア ACME製) |
E428型電気機関車が牽引するTreno Azzurro特急列車。 |
荷物車、DUz93100(イタリア ACME製) |
Tipo`1959の2等車、Bz45100(イタリア RIVAROSSI製) |
実車の編成ではCIWLのプルマン車は最も豪華な「コートダジュール型」が連結されていましたが、私は
持っていないので「フレッシュドール型」で代用しています。最近はHORNBY社から「Treno Azzurro」の
機関車や客車の模型が発売されてきているので 「コートダジュール型」プルマン車もリニューアル発売
されるのでは…と少し期待しています。でも…雰囲気は十分に楽しめているからこのままでもいいかな…
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プルマン車(代用)と食堂車 (イタリア RIVAROSSI製) |
Tipo`1946の連結部分、トイレ窓はTipo`1921の流れをついでいます。 |