| | | | MDVC型は1979年から1989年にかけて約1300両が製造された中距離列車用の客車です。車体の形状は2ヶ所の出入り口
デッキのスペースを挟むように両端と中央に客室が設けられています。 乗降口の幅は120cmと比較的広めに設定され旅客の
乗降をスムーズに行えるようにしました。また、地方輸送や都市間輸送を考慮して、終端駅で機関車の付け替えをしなくて済む
「Navetta」(プッシュプル方式のシャトル運転)のために運転室を設けた客車も用意されました。この運転室付き客車には電気
機関車に対応した車両と ディーゼル機関車に対応した車両が用意され、簡単に区別ができるように運転席部分の客車の裾に
それぞれTE、TDと大きく表示されています。色彩はベージュ地にオレンジとスミレ色の帯を配した近距離色で登場(運転室付き
客車の電気機関車用は中距離色)、民営化後には白と緑のXMPR色へと変更されてきました。最高運転速度は160km/hです。
(MDVC客車…イタリアLIMA製) | | | MDVC型の2等車です。3つある客室のうち中央の客室を禁煙席、両サイドの客室を喫煙席にしています。1979年から
853両が作られました。左の写真の模型は国鉄色近距離カラーで、右は民営化後のイタリア鉄道のXMPRカラーです。 | | | 1982年に登場した1,2等車です。客室は中央が1等客室、両端が2等の客室になっています。1989年までに250両が製造されました。 | | | Navetta(往復運転)をする為の運転室と荷物室を設けた2等客車です。制御付客車として最初に製造された型式で先頭部が簡易的な形状
をしています。 1979年に856両が発注されました。 先頭部の連結器周りにはViTrains製 DP型客車の未使用パーツを流用してみました。 |
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| | このカラフルな車両は 特別に広告のデザインを施した、いわゆるラッピング客車です。さすがイタリアらしく、ステキな
デザインです。この客車は「TRENO DELLA NEVE」(雪の列車)と名付けられ、ミラノ近郊のヴォゲーラ(Voghera)に
所属していました。 このMDVC型のほかに急行用Z1型の荷物車にも同じデザイン広告が施された車両がありました。
| | | 雪が舞う雪山の景色とスキーヤーが描かれています。 | D445型ディーゼル機関車が引くローカル列車です。 |
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| | | 運転室付きnpBD型の流線型タイプの客車です。1981年と1985年にディーゼル機関車用(TD)が79両、1982年と1985年には
電気機関車用(TE)が170両製造されました。 模型は国鉄色で左はディーゼル機関車に対応した(TD)の近距離カラー、右は
電気機関車用(TE)の中距離カラー (マークは新しいイタリア鉄道のロゴ)です。 模型はイタリアのLIMA製ですが、先頭部の
連結器まわりが寂しいので ViTrains製 DP型客車の未使用パーツと0.8mmの銅線を利用して 機器と配管を再現してみました。 | | | 民営化後のイタリア鉄道のデザインです。模型はアドリア海の港町、アンコーナ所属の車両でバールのスペースが設けられています。 | | | にぎやかな広告が施された運転室付き客車です。模型でも広告デザインが細かく再現されています。 | | |
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