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PR(Vicinali a Piano Ribassato) | | | |
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PR型(Vicinali A Piano Ribassato)は1965年に登場しました。名称を訳すと「デッキを下げた近距離」となるのですが、その名の
通り 近距離用で出入り口デッキ部分と中央客室を低床にした車両です。車内は2箇所の広いデッキスペースによって客室を中央と
車体両端に分けています。 デッキと中央客室の床をレール面から約60cmの低い位置に配置することで、ステップを無くして乗降を
容易にしました。両端の客室、荷物室はデッキから3段上がった高さにあります。 1次車から3次車までのグループがあり、1982年
までに782両が製造されました。車両の種類は2等客車の「nB」、運転室と荷物室を設けた2等客車「npBD」、更に「npBD」に2台分
の車椅子スペースを設けた「npBDH」があります。登場時には中間客室を1等席とした「nAB」客車も153両製造されましたが現在は
2等に変更されています。 車体色は登場時がスレートグレーで、80年代の塗替え計画でDP型やMDVC型のような色彩の近距離色
になり、そして民営化後のXMPRカラーへと変化してきました。 最大長と台車中心間の寸法はUIC-Xと同じく26.4mと19.0mです。
最高速度は2次車が160km/hで1次車と3次車が140km/hです。この模型は全て3次車のモデルで1979年製造のグループです。
(イタリア ACME製) |
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客車と同色のE646が牽くRegionali列車(各駅停車)。 | Navetta (往復運転)用の運転室を設けたnpBD型2等客車です。 |
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PR型の2等車nBです。喫煙と禁煙席の配置がMDVC型とは逆で3つの客室のうち中央を喫煙席に、
両サイドの客室を禁煙席にしています。1965年から1979年までに合計で801両が製造されました。 |