〜CIWL「ワゴン・リ」の列車 〜
<No,2>寝台車、フランス(SNCF)の蒸気機関車 |
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1926年に登場した寝台車です。客室のベットと逆側の間仕切りを
一部斜めに配置して、洗面台部分のスペースを広くとれるように、
客室のレイアウトが工夫されています。 この間仕切りの形状から
Zという形式に名付けられたそうです。間仕切りを斜めに配置する
このアイデアは、後に登場する多くの寝台車にも応用されました。
(フランス Jouef 製)
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1928年と1929年に90両が製造された豪華寝台車です。1両に1人用の個室が10室しかありません。それまでに前例が無い贅沢な
材料を用いて作られました。 またデッキの扉には全身が見えるほどの大きな楕円形の窓がついていますが、この窓はただの飾りの
ためだけではなく、乗客がホームに降りなくても身元の確認が行えるようにした工夫なんだそうです。後に2等旅客の利用も考慮され
て、個室の一部を、または全部を2人用に改造した車両もありました。 (イタリア RIVAROSSI 製)
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CIWL「ワゴン・リ社」のU-Hansa は 1956年から1957年にかけて40両が製造された、国内、国際用寝台客車です。 模型はどちらも80年代
後半の姿です。 ワゴン・リ社は1971年に寝台車事業から撤退していて、運営と車籍は「ヨーロッパ寝台車プール機構(TEN)」に移っていま
したが、CIWLの伝統的な車体色で活躍をしていました。 青一色に黄色ラインの車両は ドイツ連邦鉄道(DB)に配属されていた頃の姿で、
80年代末までウィーン〜ワルシャワ間の「ショパン」号に組みこまれていました。白い屋根と オレンジ帯の車両はイタリア国鉄に配属された
車両で、ドイツ方面への夜行列車として活躍していました。 CIWLの客車には通しナンバーがつけられていて、このU-Hansa型には4581〜
4620が割り当られていました。この模型車両のCIWL番号は、ドイツ連邦鉄道所属車両がUH4600、イタリア国鉄所属はUH4591、4599、
4602、4615です。 この2つの車両は時代と形状に僅かな差はあるものの、同じ地域も通り活躍をしていた車両ですので、私は両方を連結
してイタリア〜ドイツ間の夜行列車という設定で楽しんでいます。まぁ、模型の世界ですからねっ! (オーストリア Roco 製)
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141P型は、1942年から1948年までに318両が製造されたフランスの主力蒸気機関車です。フランス南部(マルセイユ方面の路線)と
東部(ミュルーズや スイスのバーゼル方面の路線)を中心に、北部地方を除いたフランスのほぼ全域で力強く活躍して、戦後の鉄道
ネットワークの再開に貢献しました。なんだか日本のD51に似ていますね。 (軸配置も同じですし!)そして、東部と西部地方の路線
での活躍を最後に1970年に引退しました。最高速度は120km/h(営業運転では105km/h)です。 (フランス Jouef 製)
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SNCF 141P 蒸気機関車 + CIWL「ワゴン・リ」 |
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232 U1は高速旅客列車用機関車の8両の試作機の1台として、1949年に製造された蒸気機関車です。最大出力は2400kW、最高速度は
140km/hの性能を持ちます。 パリ〜リール路線や パリ〜モーブージュ路線で重い急行列車や特急列車 (rapid) の牽引をしていました。
1961年に引退して、現在はフランス東部のミュルーズにある「フランス鉄道博物館」に保存されています。 (フランス Jouef 製)
※写真の煙はアイスクリームについてきたドライアイスをお湯に入れて出しました。 | |
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Stazione Yoshino Centrale〜ヨシノ中央駅〜 |
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