〇十和田北線酸ヶ湯温泉駅
(1973.7.25押)---1971年(昭和46)3月設置:サイズ縦5.8cm×横5.8cm |
| 1970年(昭和45)10月から開始された、国鉄の全国キャンペーン「DISCOVER JAPAN」で、1971年(昭和46)3月に設置された国鉄バス十和田北線酸ヶ湯温泉駅のスタンプでです。上部に八甲田連峰が描かれましたが、中央が八甲田大岳で、その下の温泉マークは酸ヶ湯温泉を表しました。左側には、樹氷と小さくスキーヤーも書き込まれています。 |
〇大栃線龍河洞駅
(1977.8.6押)---1977年(昭和45)4月設置:サイズ縦7.8cm×横7.8cm |
| 1977年(昭和45)4月に、国鉄の全国キャンペーン「一枚のキップから」で、設置された国鉄バス大栃線龍河洞駅のスタンプです。龍河洞が図案化されていますが、これは日本三大鍾乳洞の1つとして知られ、パンフレットには、「海中より隆起して1億7500万年の歳月が神秘的な石の芸術、ファンタジックな自然の造形として今日に伝わる。」と書かれていました。しかし、洞内の天降石、玉簾の滝、万象殿などの鍾乳石や石筍を見ていると、どうしてこんなすばらしいものを自然が造り出したんだろうと感嘆してしまうのです。龍河洞は、山口県の秋芳洞ほどのスケールはありませんが、石の造形はみごとでした。特に、出口近くにある“神の壺”は、2000年余り前の弥生人が残した土器が、石灰華に包まれたもので、ほんとうに神々しい感じさえします。 |
〇面河線面河駅
(1977.8.7押)---1977年(昭和45)4月設置:サイズ縦8.0cm×横8.0cm |
| 1977年(昭和45)4月に、国鉄の全国キャンペーン「一枚のキップから」で、設置された国鉄バス面河線面河駅のスタンプです。面河渓の風光明媚な渓谷美が図案化されました。ここは、1927年(昭和2)に、大阪毎日新聞社、東京日日新聞社主催、鉄道省後援で、一般からの投票をもとに選定された「日本百景(渓谷)」に選ばれて有名になった景勝地です。1933年(昭和8)に国の名勝に指定され、現在は石鎚国定公園の一部ともなりました。見どころには、関門、相思渓、五色河原、亀腹、蓬莱峡、紅葉河原、御来光の滝などがあり、特に紅葉の素晴らしさが愛でられています。現在は、JRバスは運行されなくなりました。 |
〇松山高知急行線久万駅
(1977.8.8押)---1970年(昭和45)10月設置:サイズ縦8.0cm×横8.0cm |
| 1970年(昭和45)10月に、国鉄の全国キャンペーン「DISCOVER JAPAN」で、設置された国鉄バス松山高知急行線久万駅のスタンプでです。当時は、国道33号線で四国山地を越えるるのが、松山〜高知の最短路線でした。そこを走っていたのが国鉄バス松山高知急行線で、久万駅は他のバス路線との乗り換えのための中継地でした。スタンプの図柄には険しい山間地を走る国鉄バスが描かれています。 |
〇熊野線熊野本宮駅
(1978.3.15押)---1970年(昭和45)10月設置:サイズ縦6.7cm×横6.7cm |
| 1970年(昭和45)10月に、国鉄の全国キャンペーン「DISCOVER JAPAN」で、設置された国鉄バス熊野線熊野本宮駅のスタンプです。図案は熊野本宮大社の本殿が描かれました。熊野大社前のバス停のところには、大きな鳥居があり、石段がずっと奥へと続き、踏みしめながら上っていくと、前方に古めかしい大きな屋根が見えてきます。門をくぐると檜皮葺きの荘厳な社殿が並び、何人かの参拝客が4ケ所で鈴を鳴らし、それぞれに参拝していました。ここには4神が祭られていることがわかります。古代には、熊野行幸が行われたとのことで、宝物殿に立ち寄って資料を見こることもできました。 |
〇南房州線安房白浜駅
(1979.3.16押)---1970年(昭和45)10月設置:サイズ縦7.4cm×横7.4cm |
| 1970年(昭和45)10月に、国鉄の全国キャンペーン「DISCOVER JAPAN」で、設置された国鉄バス南房州線安房白浜駅のスタンプでです。房総半島の最南端にあたり、南房総国定公園に含まれる風光明媚の地として知られてきました。スタンプの図柄は左側に野島崎灯台を描き、中央に海女の姿、右側に魚を二匹泳がせて、海浜の様子を示しています。 |
〇十和田南線休屋駅
(1979.8.2押)---1977年(昭和8)4月設置:サイズ縦8.3cm×横8.1cm |
| 1977年(昭和45)4月に、国鉄の全国キャンペーン「一枚のキップから」で、設置された国鉄バス十和田南線休屋駅のスタンプです。ここは、十和田湖畔で最も賑わいを見せる場所で、観光施設や遊覧船の発着所、土産物店、レストラン、ホテルなどが建ち並んでいます。図案の上段にあるのは八甲田連峰の山々で、中段は十和田湖をイメージしました。下段左側に描かれている「乙女の像」は御前ヶ浜にあり、十和田湖のシンボルで、撮影ポイントともなっています。この像は、詩人・彫刻家として有名な高村光太郎の最後の彫刻作品として広く知られてきました。 |
〇十和田北線子ノ口駅
(1979.8.2押)---設置年?:サイズ縦8.6cm×横8.6cm |
| このスタンプは全体が十和田湖を図案化したものですが、上部のツバメのマークは国鉄バスのものです。この湖は、東北では3番目の広さがあり、周囲46.0km、面積61.1k㎡、最大水深327.0m(日本第3位)で、いくつかの中小河川が流入してきました。その水は、奥入瀬川が唯一の流出口となり、三本木原を潤して、太平洋に注いでいます。その十和田湖からの出口にあるのが子ノ口で、奥入瀬渓流探勝の出発点であり、遊覧船の発着所ともなってきました。周辺は、十和田八幡平国立公園に指定され、夏は避暑、キャンプなどに利用され、秋は周辺の紅葉も美しく、冬の雪景色もなかなかのものです。 |
〇金津三国線芦原湯町駅
(1980.3.19押)---1973年(昭和48)設置:サイズ縦8.0cm×横8.0cm |
| 元々は、1970年(昭和45)10月から開始された、国鉄の全国キャンペーン「DISCOVER JAPAN」で、1973年(昭和48)に設置された国鉄バス金津三国線芦原湯町駅のスタンプでしたが、下から右にかけての「DISCOVER JAPAN」の文字が削られていました。この図案の上部は東尋坊の柱状節理、下部は景勝地雄島が描かれ、左側の温泉マークは芦原温泉を象徴しています。 |