このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<蝶の写真館> しじみちょう科

カバイロシジミ

データ 生態写真 雌雄比較


☆データ

カバイロシジミ (蒲色小灰)
学 名Giaucopsyche lycormas
科 名しじみちょう科 
時 期年1化、6月〜8月
分 布北海道、本州(青森県北部)
大きさ(前翅長)15-20mm
(開張)30mm前後
生育地海岸草原、牧草地など

<特徴>
 初夏に年1回発生し、北海道や本州(青森県北部)の日当たりの良い海岸草原や牧草地などで見られるシジミチョウの一種です。翅の裏側はオス、メス共に灰色地に黒点列が見られます。表側は、オスが明るい灰青色に黒の縁取り、メスは黒縁部分が広くなり、ほとんど黒褐色のものも見られます。幼虫は、マメ科植物(クサフジ、ヒロハクサフジ、ナンテンハギなど)の花やつぼみを食べます。

<名前の由来>
 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の裏側が樺色(カバイロ)をしているので、この名が付きました。

<備考>
 季節型はありません。


☆生態写真

カバイロシジミ (しじみちょう科) 2007年8月10日午前、木巻岬(北海道島牧村)で撮影

 2007年8月10日午前、木巻岬(北海道島牧村)で撮影しましたが、数頭が花から花へ飛んでいました。


☆雌雄比較

カバイロシジミのオス 2007年8月10日撮影カバイロシジミのメス 2007年8月10日撮影

 オスは、表側が明るい灰青色に黒の縁取り、メスは黒縁部分が広くなるので、識別できます。

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