このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<蝶の写真館> しじみちょう科

ヤマトシジミ

データ 生態写真 雌雄比較


☆データ

ヤマトシジミ (大和小灰)
学 名Pseudozizeeria maha
科 名しじみちょう科 
時 期年数回、3月〜11月
分 布本州〜沖縄
大きさ(前翅長)9-16mm
(開張)20-28mm
生育地道端、野原、庭など

<特徴>
 早春から晩秋まで、草地や人家周辺で普通に見られる、小型のシジミチョウです。翅の裏側には、灰色地に黒い斑紋列が見られます。表側は少し光沢のある空色ですが、メスは黒っぽいものが見られます。地表近くを忙しげに飛んで、 シロツメクサ などで吸蜜していますが、動きが速いのでなかなかシャッターを切らせてくれません。幼虫は カタバミ を食します。

<名前の由来>
 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、日本(ヤマト)に広く分布していることから名付けられました。

<備考>
  カタバミ のあるところに出没します。本土亜種と南西諸島亜種があります。


☆生態写真

ヤマトシジミ♂ (しじみちょう科)本土亜種 2005年5月14日昼、芝川の土手(埼玉県川口市)

 2005年5月14日昼、埼玉県川口市で撮影。芝川の土手沿いに飛び交っていたが、時々羽を休めたところを接写しました。

ヤマトシジミ♀ (しじみちょう科)本土亜種 2005年6月19日午前、見沼たんぼ(埼玉県川口市)

 2005年6月19日午前、見沼たんぼ(埼玉県川口市)で撮影しました。見沼自然の家付近を飛んでいましたが、小休止したところを撮りました。

ヤマトシジミ♀ (しじみちょう科)本土亜種 2005年7月18日午前、聖ヶ鼻(新潟県柏崎市)

 2005年7月18日午前、聖ヶ鼻(新潟県柏崎市)で撮影しましたが、カタバミの花で吸蜜していました。

ヤマトシジミ♂と♀ (しじみちょう科)本土亜種 2005年8月7日午前、秋ヶ瀬公園(埼玉県さいたま市)

 2005年8月7日午前、秋ヶ瀬公園(埼玉県さいたま市)で撮影しましたが、オスとメスが求愛していました。

ヤマトシジミ♂と♀ (しじみちょう科)本土亜種 2005年10月10日午前、橋立(石川県加賀市)

 2005年10月10日午前、橋立の「蔵六園」(石川県加賀市)で撮影しましたが、オスとメスが求愛していました。

ヤマトシジミ♂ (しじみちょう科)南西諸島亜種 2006年5月4日午前、知念城跡(沖縄県南城市)

 2006年5月4日午前、知念城跡(沖縄県南城市)で撮影しましたが、南西諸島亜種で、本土亜種に比べ、表が灰白色を帯びます。

ヤマトシジミ♀(しじみちょう科)本土亜種 2008年6月27日午後、萩城跡(山口県萩市)

 2008年6月27日午後、萩城跡(山口県萩市)しましたが、地表に止まっていました。


☆雌雄比較 (本土亜種)

<高温期(夏型)>
ヤマトシジミのオス 2005年8月28日撮影 ヤマトシジミのメス 2005年8月7日撮影

 高温期のオスは、翅の表側は少し光沢のある空色で縁の黒っぽい部分が幅広くなります。メスは、翅の表側が全体に黒っぽくなります。

<低温期(秋型)>
ヤマトシジミのオス 2005年10月2日撮影 ヤマトシジミのメス 2005年10月10日撮影

 低温期のオスは、翅の表側は少し光沢のある空色で縁の黒っぽい部分はあまりありません。メスは、翅の表側に青い鱗粉が出てきます。

前種へ しじみちょう科目次 次種へ

蝶の写真館へ戻る
旅の写真館へ戻る
ホームページへ戻る

*ご意見、ご要望のある方は右記までメールを下さい。よろしくね!  gauss@js3.so-net.ne.jp

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください