このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<岬と灯台写真館>

布良鼻と灯台(千葉県)

2005年1月30日午後に房総半島の布良鼻(千葉県)で撮った写真です。


 2泊3日で、房総半島一周の旅に出かけ、朝6時過ぎに出立し、高速道路は使わずに、三郷から流山を経て国道6号線へ出て県境を越え、千葉県から茨城県へ入っていきました。関東鉄道竜ヶ崎線、牛久市の「シャトーカミヤ」に立ち寄り、霞ヶ浦の湖畔へ出て写真を撮りつつ、鹿嶋市域へと至り、鹿島灯台を撮影しました。昼食後は、 犬吠埼灯台 、銚子電鉄、刑部岬の 飯岡灯台 とカメラに収めて九十九里浜の白子温泉に泊まったのです。翌朝、8時半過ぎには出立して、南に向かって車を走らせることにしました。まず、御宿の歴史民俗資料館へ立ち寄ったのですが、そこに展示してあった。海女の写真に見入ってしまいました。海で働く女性の姿が生き生きと捕らえられていて、とてもすばらしかったのです。見学後は、国道128号線をどんどん南下していき、今度は鴨川の歴史民俗資料館へも立ち寄りました。ここでは、昔の農家の暮らしぶりが展示されていて、とても興味深かったのです。その後は、鴨川漁港の沖にある荒島まで行って、 鴨川灯台 と海の写真を撮ったのですが、太平洋の景色がとても雄大でした。それからは、さらに先端に向かって走り、途中、蕎麦屋で昼食を取ってから最南端の野島崎へと至りました。周辺にはお花畑がいろいろとあって、赤や黄色と色とりどりに咲いていてすばらしい!天気も良く、風も凪いでいたので、 野島埼灯台 の上へと登ってみましたが、眺望がすばらしかったのです。太平洋の向こうに、伊豆半島や伊豆大島が大きく見え、利島、新島、三宅島も姿を見せ、カメラのシャッターを切りまくったのです。そうそう、この灯台の下に、野生の狸が一匹いて、人なつっこくて逃げないから、何枚か写真を撮らせてもらいました。その後は、西へ向かい、布良鼻灯台を目指したのですが、灯台は見えるものの、行き方がよくわからないので、ずいぶん訪ね歩いてしまいました。やっと、灯台のある山の頂までたどり着いたのですが、ここから見る太平洋もまたすばらしかったのです。やっぱり、灯台のある位置は、見晴らしの良い所が多いのです。

☆布良鼻灯台地図
布良鼻灯台 (2005年1月30日撮影)
布良鼻灯台の概要
番号 2001
位置 北緯 34度54分56秒 
東経 139度49分26秒
塗色 白色  
構造 塔形(円形) コンクリート造
灯質 等明暗白光 明3秒暗3秒
光度 5千カンデラ
光達距離 13海里(約24km) 
灯塔高 8.5m(地上〜塔頂)
標高 54m(平均海面〜灯火)
初点灯 1955年(昭和30)12月
所在地千葉県館山市布良

<特徴>
 布良鼻灯台は、房総半島の南端野島崎と洲崎の中間にある布良鼻に立つ白亜円形の 小型灯台 です。周辺は、南房総国定公園に指定され、太平洋から伊豆半島、伊豆大島を望む、風光明媚の地です。

<歴史>
 この灯台は、1955年(昭和30)12月に設置、 初点灯 しました。その後、1969年(昭和44)5月1日に無線方位信号所(日本最初のレーダービーコン)が併設され、1994年(平成6)3月には改築されています。

<現況>
 現在の 灯塔高 (地上から塔頂まで)は8.5m、 標高 (平均海面〜灯火)は54mで、 光度 は5千カンデラ、 光達距離 は13海里(約24km)です。

布良鼻灯台のプレート布良鼻灯台の塔頂部
レーダービーコン塔布良鼻無線方位信号所のプレート

☆布良鼻からの眺望

伊豆大島を望む新島・利島を望む
阿由戸の浜洲崎・平砂浦を望む

 灯台のある布良鼻からの眺望はすばらしく、太平洋上には、伊豆大島や利島、新島が望めました。東方向へは平砂浦から洲崎へと続いています。眼下には、阿由戸(あゆど)の浜が見えるのですが、明治の画家・青木繁の代表作『海の幸』のモデルになった所とのことで、浜には記念碑が立ってます。また、近年では、テレビドラマ「ビーチボーイズ」の舞台にもなったそうです。


☆布良鼻下の岩礁

布良鼻下の岩礁と伊豆大島

 布良鼻下の海岸線まで下りてくると、岩礁が発達し、前方には伊豆大島が大きく見えていたので、カメラに収めておきました。


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