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駅のスタンプ
myコレクション
ロープウェイ等のスタンプ
 
松山城ロープウェイのスタンプ御在所ロープウェイのスタンプ金華山ロープウェイのスタンプ
 鉄道の駅だけではなく、ロープウェイ、ケーブルカー等の駅にもスタンプが設置されているところがあります。
 
ロープウェイ 恵那峡 谷川岳 松山城 函館山 御在所
金華山 寒霞渓
ケーブルカー 屋島
<ロープウェイ>
 
松山城ロープウェイ(愛媛県松山市)金華山ロープウェイ(岐阜県岐阜市)
 ロープウェイは正式には、普通索道と呼ばれてきました。動力を用いた近代的な普通索道は、明治時代の1890年(明治23)に、栃木県の足尾銅山に架設された貨物輸送用のものが最初とされています。
 人員輸送用としては、遊戯施設として、大正時代の1912年(大正元)に、大阪の新世界に、娯楽場ルナパークと通天閣を結ぶ4人乗りロープウェイが開業したのが最初でした。本格的な人員輸送用としては、昭和時代前期の1927年(昭和2)に、三重県矢ノ川峠において開業したロープウェイ(1,254m)が最初とされていますが、1936年(昭和11)には、休止撤去されています。現存する日本最古の人員輸送用の普通索道は、1929年(昭和4)に開業した奈良県の吉野ロープウェイで、2012年(平成24)に機械遺産に認定されました。
 太平洋戦争中には、不要不急施設として、撤去されるものもありましたが、戦後は新設されるところもあって、1955年(昭和30)時点では、普通索道は12路線あったのです。しかし、高度経済成長期の観光ブーム・スキーブームにも乗って、観光地やスキー場などに建設されて急速に増え、1996年(平成8)3月末時点では、普通索道が188路線(302.6km)にもなりました。しかし、その後乗客の減少や施設の老朽化等により休止・廃止されるところもあって、現在運行されている普通索道は、157路線となっています。
 そんなロープウェイの駅にもスタンプが設置されてきたところが結構ありますので、私のコレクションの中からいくつか紹介します。
〇恵那峡ロープウェイ (1973.4.23押)---設置年?:サイズ縦5.0cm×横5.0cm
 岐阜県恵那市の恵那峡駅と岐阜県恵那郡蛭川村(現在の中津川市)の蛭川駅とを結んでいた恵那峡ロープウェイの駅に設置されたスタンプです。このロープウェイは、高低差26m、距離717mを約5分で運び、木曽川(恵那峡)を跨いでおり、景観がすばらしいのが特徴でした。1968年(昭和43)10月12日に開業し、遊園地の恵那峡ランドが運営していましたが、2000年(平成12)11月30日の恵那峡ランドの閉鎖に伴い、営業休止となります。
〇谷川岳ロープウェイ山頂駅 (1976.9.25押)---設置年?:サイズ縦6.0cm×横6.8cm
 群馬県みなかみ町の谷川岳山麓(土合口駅:標高746m) から山頂(天神平駅:標高1,319m )とを結んでいる谷川岳ロープウェイの山頂駅に設置されたスタンプです。現在このロープウェイは、複式単線自動循環式(DLM)となり、高低差573m、距離2,400mを約7分で運ぶようになりました。しかし、1960年(昭和35)創業当時は、三線自動循環式ロープウェイで、このスタンプの図柄はその時のものです。1985年(昭和60)7月には、複線自動循環式に変わり、さらに2005年(平成17)9月より、現在のフニテル(Funitel)と呼ばれるものになりました。
〇松山城ロープウェイ (1977.8.8押)---設置年?:サイズ縦7.6cm×横8.6cm
 愛媛県松山市の松山城ロープウェイの駅に設置されたスタンプです。松山城ロープウェイ・リフトのチケットは、共通券となっており、どちらでも好きな乗り物が選べるのが変わっていました。乗務員による案内もあり、前方に松山城天守閣も望むことが出来るのです。長者ヶ平(ちょうじゃがなる)にある頂上駅まで、高低差62m、距離327mを3分ほどで到着しました。
〇函館山ロープウェイ (1978.7.30押)---設置年?:サイズ縦6.5cm×横6.5cm
 北海道函館市の函館山(標高334m)の山麓から山頂とを結んでいる函館山ロープウェイに設置されたスタンプです。現在このロープウェイは、3線交走式普通索道として、125人乗り搬器により、高低差278.5m、距離835mを約3分で運ぶようになりました。しかし、1958年(昭和33)11月15日創業当時は、31人乗り搬器で、1970年(昭和45)から45人乗りに増強され、このスタンプの図柄はその当時のものです。1988年(昭和63)には、125人乗り搬器が導入され、その後更新されて現在に至りました。頂上から見る夜景は「日本三大夜景」の一つとされ、とても人気があります。
〇御在所ロープウェイ (1984.1.1押)---設置年?:サイズ縦6.5cm×横6.5cm
 三重県三重郡菰野町にある御在所岳(標高1,212m)の山麓(湯の山温泉駅:標高400m)から山頂(山上公園駅:標高1,180m)とを結んでいる御在所ロープウェイに設置されたスタンプです。現在このロープウェイは、ゴンドラ38台(最大)を使用する複線自動循環式により、高低差約780m、距離2,160mを約12分で運ぶようになりました。1959年(昭和34)4月29日に開業し、2018年(平成30)湯の山温泉開湯1300周年記念として、新ゴンドラを導入して、現在に至りました。山上公園駅からリフトでさらに上へ行くことができ、冬はスキー場ともなり、樹氷が有名です。ゴンドラから眼下にそびえる巨岩・奇岩を見ることができ、秋の紅葉、初夏の新緑など景色の良いことで知られてきました。また、特別天然記念物のニホンカモシカが生息していて、図柄として描かれています。
〇金華山ロープウェイ (1984.1.4押)---設置年?:サイズ縦6.3cm×横5.8cm
 岐阜県岐阜市の金華山ロープウェイの駅に設置されたスタンプです。このロープウェイ山麓駅から山頂駅まで、高低差255m、距離599mを約3分で登っていきましたが、途中から長良川の眺めもなかなかすばらしいものでした。ここ金華山の頂上にそびえる岐阜城は、斎藤道三、織田信長、豊臣秀吉等が戦国の覇権を争ったところで、歴史的には興味深いものです。山頂に建てられている天守閣は、戦後の再建で、鉄筋コンクリート造りですが、階上からの四方の眺めは雄大で、濃尾平野を一望の下に見渡せました。まさに、天下を取ったような気分になれるのです。また、長良川は鵜飼が有名で、スタンプの図案になりました。
〇寒霞渓ロープウェイ (1985.4.4押)--設置年?:サイズ縦6.6cm×横7.0cm
 香川県小豆郡小豆島町にある寒霞渓の山麓(こううん駅:標高295m)から山頂(寒霞渓山頂駅:標高612m)とを結んでいる寒霞渓ロープウェイに設置されたスタンプです。現在このロープウェイは、3線交走式により40人乗り搬器を使い、高低差312m、距離917mを約5分で運ぶようになりました。1963年(昭和38)4月3日に開業し、『空・海・渓谷』を一度に眺望できる景観のすばらしさをキャッチフレーズに四季折々に観光客を集めてきています。特に秋の紅葉のすばらしさは絶景とされてきました。
<ケーブルカー>
 
天橋立ケーブルカー(京都府宮津市)大山ケーブルカー(神奈川県伊勢原市)
 ケーブルカーは、山の急斜面に設けた軌道上を、鋼索(ケーブル)が取り付けられた車両を巻上機等で巻き上げて運転する鉄道で、鋼索鉄道(こうさくてつどう)ともいいます。車両に動力を積まないため、推進効率に優れているのが特徴でした。
 種類は、交走式(つるべ式)ていって、行き違い個所のみ複線のものと、循環式といって、すべて複線のものがあります。日本で、現存するのは交走式のみですが、1989年(平成元)の横浜博覧会で期間限定で用いられた横浜エスケイの「動くベンチ」が循環式でした。世界最初のケーブルカーは、1830年にスイスに登場しましたが、高い山の頂から美しい景色を見ようという観光目的のためでした。
 日本では、大正時代の1918年(大正7)8月29日に、近畿日本鉄道の前身である大阪電気軌道の系列会社の生駒鋼索鉄道により、宝山寺への参拝客を見込んで、鳥居前駅〜宝山寺駅間(宝山寺1号線)に建設されたものが最初で、路線距離は0.9km、高低差146m、最急勾配227‰でした。その後、大正時代末期から昭和時代初期にかけて全国各地に建設されましたが、太平洋戦争の戦局悪化に伴い、観光目的のものは大半が不要不急線に指定され、休止に追い込まれたのです。戦後復活したものもあり、観光ブームに乗って新設されたものもありましたが、近年、山上まで車道が建設され、自家用車で行けるようになると、乗客が減少して、廃線に追い込まれるところも出てきました。
 そんなケーブルカーの駅にもスタンプが設置されてきたところが結構ありますので、私のコレクションの中からいくつか紹介します。
〇屋島ケーブル屋島登山口駅 (1977.12.25押)---設置年?:サイズ縦7.7cm×横7.7cm
 香川県高松市の屋島登山口駅と屋島山上駅とを結んでいた屋島ケーブルの屋島登山口駅に設置されていたスタンプです。このケーブルカーは、高低差265m、距離800m、最急勾配447‰を約5分で運び、車両定員は121名でした。1929年(昭和4)4月21日に開業し、屋島登山鉄道が運営していましたが、2004年(平成16)10月16日で営業を休止し、2005年(平成17)8月31日をもって廃止となっています。山上には、四国八十八ヶ所の第八十四番札所屋島寺があり、南嶺の景勝地獅子ノ霊巌(ししのれいがん)からは、高松市街・石清尾山・五色台・瀬戸大橋・琴平山(象頭山)が見渡せることで知られていました。
 
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