このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

鉄道ニュース10月号





●八戸〜函館新型特急詳細情報(10/1)
JR北海道は東北新幹線八戸延伸開業の2002年末から運転を開始する八戸〜函館間直通特急用の新型特急電車「789系(仮称)」の概要を発表した。2002年8月までに23両を新製する。基本編成は5両(3M2T、定員277人)、増結編成は3両(2M1T、188人)とし、最高速度は140km/h、加速度は2.5km/h/s。前面は波動輸送の分割併合に対応して貫通型の高運転台を採用する。また耐寒耐雪仕様として床下機器のフルカバーや窓のポリカガードを施す。基本編成の1号車がグリーン車と普通車の合造車で、2〜5号車と増結編成の6〜8号車は全室普通席。出入口ドアの高気密化などにより客室内の騒音防止対策を施し、バリアフリー対応のため車椅子スペースや車椅子対応トイレ、洗面所を設ける。他に車内販売設備や多目的室の設置、文字放送などの車内情報の設備を設ける。グリーン席は3列タイプで革張りシートと木製肘掛を採用する。

●JR西日本広島支社、鉄道の日を記念してUSJ専用列車を展示へ (10/9)
JR西日本広島支社は、鉄道の日を記念して10月13・14日に管内の広島・下関駅に無料展示する。車両は、パワー・オブ・ハリウッドで13日は、正午から午後4時まで下関駅に、14日は午前10時から午後2時まで広島駅に展示される。同時にUSJの専用ストラップが当たるクイズ大会も実施される。阪神地区の営業列車が広島地区に来るのは、「はるか」号に続いて2度目。

●JR東日本、東北新幹線八戸開業に伴う新型車両公開(10/10)
JR盛岡支社と青森支社は、来年の東北新幹線の盛岡—八戸間開業から使用する新車両の試作車をJR北上駅で初公開した。外見は従来の車両とほとんど変わらないが、同支社は「乗り心地や利便性は確実に向上している」と話している。公開された試作車は白と青の間に赤ラインの入った「E2系」(8両編成)。外の景色が見やすいように窓ガラスの横幅を従来の2倍の約1・6メートルにし、電線と車両をつなぐパンタグラフも騒音防止のため空気抵抗の少ない形に改良している。指定席予約者の自動改札情報はコンピューターに記憶され、車掌の車内改札が省略される。制御装置も新型となり、停車時の揺れが少なくなるという。新車両の改良は開業直前まで続けられる。同支社などでは、開業までに改良車を56両完成させる予定で、05年度末までに「E3系」(こまち型)、「E4系Max」(オール2階建て型)も改良して計206両製造する予定である。

●JR各社年末・年始臨時列車概要発表(10/18)
▼JR西日本広島支社▼ USJ連絡列車として、「ミッドナイトお座敷トレイン」を岩国〜大阪間に運転する。車両は「旅路」を使用。1号車と2号車は女性専用車両とする。ダイヤは岩国21:40→大阪6:55、大阪23:47→岩国7:57で、途中、広島・西条・三原に停車する。運転日は岩国発12月7・14・21・28日、1月11・18・25日、大阪発12月8・15・22・29日、1月12・19・26日。料金は、広島〜大阪間片道乗車券および、グリーン車指定席券の7360円である。また、下関の唐戸市場で魚の買いだしが出来る「唐戸おさかな号」を12月27〜29日と1月4日。広島〜下関間を走らせる。広島21:15→下関4:27 下関9:23→広島12:49に着く。料金は、広島〜下関間が大人3570円。
▼JR西日本各支社▼
◎新幹線◎速くて快適な「ひかりレールスター」を、年末年始を中心に1日最大5本増発ます。また冬休み期間中、「こどもサロン」を連結した全車指定席の「ファミリーひかり」を1日1往復運転する。受験生対応としては、国公立大学の2次試験(2月25日)にあわせて「ひかり」号を中心に増発を行う。
◎在来線◎関西圏と北陸地方を結ぶ『サンダーバード』を、年末年始及び週末を中心に増発し、12/1〜2/28の期間中、95本の臨時列車を運転します。またご利用の多い一部の『サンダーバード』を、年末年始と毎週末に3両増結して12両編成で運転し、満足のいく座席数を提供します。また、大阪〜新潟間を乗り換えなしで直接結ぶ「雷鳥」を、年末年始に運転します。大阪〜高山方面に帰省、旅行されるお客さまにピッタリな列車『ひだ』を年末年始及び土休日中心に1往復増発します。
▼JR東海各支社▼
◎新幹線◎ 「のぞみ」30分間隔運転と指定席予約サービス「エクスプレス予約」に加え、臨時列車の増発により、年末年始などの連休期間や週末を中心に東京〜名古屋〜新大阪間に臨時「のぞみ」を326本運転します。(最大日:1月6日24本)朝時間帯だけでなく、連休や週末は夕方〜夜時間帯も「のぞみ」1時間3本運転にする。東京〜名古屋〜博多間に臨時直通「ひかり」を96本運転します。(1日最大10本)
◎在来線◎ 東海道線では東京〜広島方面へ寝台特急「サンライズゆめ」を運転する。高山線では、年末年始や連休を中心に、臨時特急「ワイドビューひだ」を名古屋・大阪〜高山間に上下88本運転する。中央本線、年末年始や連休を中心に、臨時特急「(ワイドビュー)しなの」を名古屋〜松本・白馬(南小谷)間に上下102本運転する。「チャオ御岳スノーリゾート」や木曽地区への日帰りスキーに便利な臨時列車を運転します。臨時特急「サンタクロース・エクスプレス」を12月1日〜24日の土曜・休日に運転します。快速「きそスキーチャオ」を1月12日〜2月24日の土曜・休日に運転します。また今シーズンも「チャオ御岳スノーリゾート」には木曽福島駅から連絡バスを運転します。関西・紀勢線、年末年始や連休を中心に、臨時特急「ワイドビュー南紀」を名古屋〜紀伊勝浦間に216本運転します。初詣列車としては、伊勢神宮への初詣に便利な臨時特急「ワイドビュー伊勢初夢」を名古屋〜伊勢市間に運転します。静岡地区ホームライナーは、臨時深夜列車「ホームライナー」を沼津〜静岡、静岡〜浜松間に運転する。

●JR東日本、特急「あいづ」リバイバル運転へ(10/19)
JR東日本は、12月7・8日に特急「あいづ」を上野〜会津若松間を8年ぶりにリバイバル運転することを年末・年始の臨時列車の中で合わせて発表した。12月7日に会津若松〜上野間を12月8日に上野〜会津若松間を走破する。全車指定席で12月7日分の指定券は11月7日に、12月8日分の指定席券は、11月8日に全国一斉発売される。特急「あいづ」は、昭和34年9月22日のダイヤ改正で仙台〜喜多方間の準急列車として登場、昭和43年10月のダイヤ改正で特急化された。東北新幹線開通後も上野〜喜多方・会津若松方面の特急列車として運転していたが、平成5年12月のダイヤ改正で郡山〜会津若松間の特急「ビバあいづ」に吸収され消滅した。東日本のリバイバル運転は、「思いでの583系はつかり」「ひばり」「あさま」「とき」に続いて今年5度目である。


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