C11都市近郊や支線の旅客用として設計されたC10の改良・量産機
C12同様1932年から1947年にかけて製造されたが、輌数は381輌を数え、国鉄近代型タンク機の代表形式となった
ターンテーブルを使わずに頻繁に往復できるように、作業性のよい広い運転台を採用
当初は旅客用であったが、のちに貨物用の性格が強くなり、客貨両用から入換用として各地に働いた
1次型−ボイラー両脇に細長い円筒形の重見式給水温め器を装備、のちに不採用、撤去、炭庫上辺が斜め
製造 23輌
2次型−ボイラー両脇に細長い円筒形の重見式給水温め器を装備、のちに不採用、撤去、炭庫上辺が斜め
2次型からはサンドボックスとスティームドームの位置が逆に変っている
3次型−水タンクを増量、炭庫上辺が斜めでなくなり、キャブ下側の線が変更されている
製造 106輌
4次型−戦時設計機で、角形ドーム、木製デフレクターになる
C11の諸元 軸配置 | 全 長 | 全 幅 | 全 高 | 全 重 | 動輪直径 | シリンダ
直径×行程 | 馬力 | 蒸気圧 | 1-C-2 | 12,650mm | 2,830mm | 3,940mm | 68.06t | 1,520mm | 450mm
×610mm | 610馬力 | 15.0kg/cm2 |
|
|