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20日(土)夜、マドゥラ島から豪州へ向かおうとしていた76人を拘束。男性×48、女性×13、子供(男×9・女×6)。なお女性13のうち一人はロヒンギャと結婚したインドネシア人。彼らは取り調べのためスラバヤの移民局へ移送される予定。
彼らはジャカルタからスラバヤを経て陸路でバニュワンギへ到着。そこで船を雇い豪州クリスマス島へ向う予定だった。彼らを豪州へ運ぼうとした4人の運び屋も逮捕され取調べ中。
なおKompasやdetikの記事にもバニュワンギで13日(土)ロヒンギャが捕まったという記事あり。人数がかなり異なっており、このニュースと同じ事件かどうか分からない。 http://kom.ps/AEWzdw http://de.tk/42J3D
記事によると、FPI・MMI等のイスラム系団体や地元のムスリムなどが金曜日の礼拝後、移民拘留せンターへ抗議デモ。その後地元警察へ移動し、警官との小競り合いに発展。
デモ隊は移民拘留せンターに対し、ロヒンギャ難民に対する待遇改善、スリランカ難民の追放、ミャンマー漁民によるロヒンギャへの暴行・レイプ事件の調査を要求。5日に発生したロヒンギャとミャンマー漁民との衝突はスリランカ難民によって起こされたとデモ隊は主張しています。
その後、ミャンマー漁民の生き残りが釈放されていることに激高したデモ隊は警察へ移動。5日の衝突事件取り調べのため拘留されているロヒンギャ18人の釈放を要求して、警察との小競り合いが発生したとのこと。
5日の事件で生き残ったミャンマー漁民3人は在ジャカルタ・ミャンマー大使館へ引き渡されてます。あと、FPI(イスラム防衛戦線)、MMI(インドネシア・ムジャヒディン協会)共にかなり戦闘的なイスラム団体です。
ロヒンギャはミャンマー政府が国民として認めず、同国内の迫害によりインドネシアへ多くが難民となって押し寄せている。人道的な観点からインドネシアは彼らをインドネシア国民として迎え入れるべきだ。
記事では「海外からのサッカー選手を帰化させているのなら、ロンヒンギャに対しても同じように出来るだろう」と主張しています。数千人~数万人単位で帰化させることなんて出来るのか?
82人の内訳は、ロヒンギャ×51、イラン人×24人、ソマリア人×7人。現在マカッサルの移民局で取調べ中。彼らは南スラヴェシ州Takalarで木造船を雇い東ヌサ・トゥンガラを目指していた。最終的な目的地は豪州。船の船長及び乗組員計4人はマカッサル海上警察で取調中。
10日(水)に行われた火葬にミャンマー側からの出席者は皆無。前日にミャンマー大使館から火葬についての了解連絡があったが、それはFAXだけだった。また5日に彼らが死亡した後、遺体の扱いについて同大使館へ問い合わせていたが、昨日のFAXまで全く連絡はなかった。火葬に関わる費用は全てメダン市が負担している。
メダンの移民拘留せンターで5日に発生したミャンマー人同士の衝突で死亡した8人は、違法漁猟で同センターに拘留されていたもの。こういった場合の儀礼は普通どうなのか知りませんが、ここで紹介した記事(2件)では、ミャンマー側の不在を批判しているように読めました。
ジャカルタからメダンは遠いから行かなかったのか?忙しかったのか?基本的にそんなことは大使館の業務範疇外という理解だったのか?異国の地で生涯を終えた8名に合掌。たとえ彼らが罪人であったとしても。
10日(水)8人の遺体は病院からメダン市内の火葬場へ移され、荼毘に付された。遺体の火葬については、ミャンマー大使館から前日に了解を得ていたと言う。また、遺灰は大使館・遺族からの連絡があるまで、火葬場で一時的に保管される。
なお、火葬の際にミャンマー大使館からの出席者はなく、そもそも事件発生以降大使館から同地への人員派遣は全く無かった。
インドネシア・ウラマ協会(MUI)「本当は簡単なことだ。イスラム教徒ロヒンギャに権利を与える。それだけだ。」そのためにインドネシア政府はミャンマー政府に対し権利を与えるよう促すべき。「国連もまた同様に促す義務がある。そうすれば状況は好転するだろう」
本当にこれだけ?というくらい短い記事です。こんな簡単な話なのかなという感じ。表題にあるHak DasarはNatural Rightという英訳みたい。つまり[天賦の]自然権。MUI幹部の言うHak Dasarが西洋近代における自然権と同じものなのかは不明。
在バンコクのアメリカ大使館、国連事務所、ミャンマー大使館へ抗議状が渡された。ミャンマー政府は同国内のロヒンギャに対する暴力活動を止めさせるようにと。「我々(ミャンマー)の文民政府及びアウンサン・スーチーは彼らと同じ場所で生まれた人々の人権を全く軽視している」
メダンの一時的な避難所で暮らすロヒンギャ難民たちは、彼らの安全を保証してくれる第3国への移民を強く望んでいる。アンタラ通信の取材に答えたロヒンギャの男性(43歳)は『一番大切なことは避難所での生活を終わらせることだ』と答えた。記事によれば、ロヒンギャ難民を快く受け入れてくれる国はない。また『ミャンマーに戻ることも出来ない。彼の地では親兄弟親族が紛争で死亡した』(先の男性談)。一時的な避難所はJl.Jamin Ginting, Medanにあり、難民たちの多くは既に2~4年そこで暮らしているとのこと。記事に難民の数は記載なし。
同施設にはロヒンギャ59人、仏教徒ミャンマー人23人が収容されているが、それぞれを隔離している。また、暴力行為などを起こさないよう法令の順守を強く呼びかけている。
ロヒンギャ難民74人はアチェ本土側へ移送後、同地で医療・衣類・食事などかなり手厚く対応されている様子。
また、記事には今年2月26日にロヒンギャ212人が北アチェMuara Batuに漂着していたとあります。うち41人がマナド、20人がスラバヤの移民拘留センターへ移送され、更に40人がバリ、20人がポンティアナックへの同センターへ移送予定とのこと。アチェ州には拘留せンターないため今回漂着した74人もアチェ州以外の地域へ移送される。
5日メダンの移民拘留センターで発生したミャンマー人同士の衝突で生き残った漁師3人がメダンからジャカルタへ移送。在ジャカルタ ミャンマー大使館へ引渡。5日の事件ではミャンマー人漁師8人が殺害された。漁師たちはインドネシア水域で漁猟を行った為逮捕・拘留されていた。
記事によれば、5日(金)スラバヤで拘束されたロヒンギャ難民のうち33人が移民局職員のスキをついて逃亡した。難民たちは移民局に隣接するモスクに居住していた。なお、この逃亡に加わらなかった家族(夫婦と子供2人)がおり、別の記事によれば http://www.hidayatullah.com/read/28071/09/04/2013/sampai-kapan-jeritan-nurjan-didengar-orang?.html 夫は現在警察で逃亡したロヒンギャについて事情聴取中。妻の話ではメダンで既に3年間暮らしておりインドネシア語を話すことが出来るとのこと。
船は故障し漂流していた。乗客51人をバンテン警察が保護。船員2名は取り調べのためメラックへ送られた。51人の内訳はミャンマー×47、バングラデシュ×2、アフガニスタン×1、イラク×1。記事では違法移民(imigran gelap)という記述です。
記事には大きな木製ボートに乗った難民たちの写真が掲載されています。それから、漂着した場所(Pulo Aceh)では多くの住民が援助(食事や衣類?)を提供したとあります。
7日(日)Pulo Acehに漂着したロヒンギャ難民;数が85−>80−>76と漸減していますが、報道(記事)のまま記載しています。なんで減ってるのか?元々勘定が間違っていたのか?
記事によれば7日11時頃、地元の漁師が漂着している難民を発見。同地の警察で保護。本日(8日)スマトラ本土へ移送され、移民局・地方政府・税関らが対応に当たる。Pulo Aceh(記事ではPulau Acehと記載)はインドネシア最西端の地域。いくつかの島々からなるkecamatan(日本の「郡」相当?)です。Provinsi -> Kabupatan -> Kecamatanという自治体レベル。
記事によればインドネシア国内に移民拘留せンターは13箇所。同様の事件が発生しないよう調査・改善を求めている。また今回のロヒンギャ難民とミャンマー人漁師たちとの衝突は、ロヒンギャ難民がミャンマーで迫害されているムスリム(非ロヒンギャ)の写真を見たことがきっかけと説明されている。これまで見てきたdetikの報道ではロヒンギャ難民女性に対する性的嫌がらせがきっかけとありましたが。。。調査は言語の壁の為に難航と記事にあるので、まだ二転三転するかもしれません。
昨日のdetikの記事と随分人数が違います。 http://de.tk/OfGZE 定員120で実際は262人収容と報道。なお、騒動のきっかけはロヒンギャの女性に対する漁師(違法漁猟で逮捕)の性的な嫌がらせとしています。
北スマトラ州警察広報部長『今回の衝突の原因は宗教ではなく違法漁猟で逮捕されたグループがロヒンギャの女性に性的な嫌がらせを行ったため発生』と説明。具体的な内容については現在調査中。5日(金)早朝に発生したロヒンギャと漁師グループの衝突では漁師側の8名が死亡。
記事によれば同収容所には100人以上のロヒンギャ(ムスリム;ミャンマーからの難民)と違法漁猟で逮捕されたミャンマー人仏教徒11人が一緒に収容され ていた。detikの記事によれば深夜零時30分頃、衝突が発生。その結果、仏教徒8人が死亡。ロヒンギャ15名が怪我。
収容されているロヒンギャの数は昨年末に70人だったのが115人へ増加。全体では収容されている人数は現在262人。しかし収容可能な規定人員120人を大幅に超えている。個室は家族持ちに優先的に割り当てられており、部屋のない者たちは廊下で寝起きしている。
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