このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
10月発売された KATO 485系 初期形「雷鳥」 181系でボンネット型特急電車は発売されていましたがボンネット型の485系は初めての製品化。 485系は300番台で製品化されていましたが、今回もキハ82系同様、ALL NEWで製品化されました。 |
◆主な特徴 |
今回もキハ82系同様、各種の機構を装備しています。 1、ボディマウント伸縮密自連カプラー 2、サスペンション機構 3、フライホイール 4、小型モーター 5、DCCフレンドリー である。 前回のキハ82系レポの時、ある程度ふれているので割愛していきます。 セット構成は 基本セット(8両)と増結セット(4両) 上記のセットで12両のフル編成が組成できる。 |
クハ481-100 ≪基本≫ |
基本セットに2両入っている先頭車 車番は108と121 ヘッド(3灯)・テールライトとHM点灯 |
モハ484(モーター車) ≪基本≫ |
普通中間電動車(偶数車)の動力車 車番は73 |
モハ484(トレーラー車) ≪基本・増結≫ |
普通中間電動車(偶数車) 車番は72(基本)・65(増結) |
モハ485 ≪基本・増結≫ |
普通中間電動車(奇数車) 車番は72・73(基本)・65(増結) |
サハ481 ≪増結≫ |
普通中間付随車 車番は72・73(基本)・65(増結) |
サロ481 ≪基本・増結≫ |
グリーン車 車番は46(基本)・47(増結) |
サシ481 ≪基本≫ |
食堂車 車番は36 |
一通り分解してみました。(一部除く) |
床下の基本的な構造はキハ82とほぼ同じ。 車体も特に目新しい物はないが、造形は非常に繊細。 ボンネットのライト部も181系と同様の構造。 ◆分解方法に関して◆ 車体と床下は従来通り分解可能。室内灯はこれだけで取付可能。 問題はライトプリズムユニット。 この段階から直接これを取り出すのは破損のもと。 1・運転席部の屋根を外す(クーラー部から外せば楽) 2・頭のヘッドライトプリズムを裏側から押して浮き上がらせ取る。 3・これでライトプリズムユニットを外すことが出来る。 その際注意するのは、(頭の)ヘッドライトのレンズが別パーツである事。 しかも極小のパーツ、無くすと探すのは困難になるので注意しましょう。 その他は他の製品に準ずる構造。 |
485系といえば3灯ヘッドライト。 頭(運転席上部)のヘッドライトの導光に関しては以前、運転席中央を導光材が 貫通していて違和感があった。 今回のクハ481-100は導光方法に工夫がされています。 ライトプリズムユニットを取り外すときはこれを先に取り外す。 |
サシ481(回送運転台) |
回送運転台はサシ481の魅力、この製品の隠れた見せ場。 尾灯レンズは別パーツではないが十二分な表現。尾灯レンズのモールドに「銀→クリアレッド」と色差しすると更に良くなります。 編成に組み込めば見えにくい場所ですが、485系の重要なポイント |
車体の表記・その他 |
今回「特急」サボが印刷済みであること。 「雷鳥」をプロトタイプにしているので「特急」のサボ以外を考慮する必要がないので、とても良い配慮だと思う。 号車表示も印刷済み。12両編成が基本前提なので、こちらもGOOD! 以前まではシールによる表現であったため「厚み」と「色透け」が気になりましたが、予め印刷することで解消。また、糊の劣化、埃の癒着の心配も無くなりました。 もう一つ、ドアレールの表現。 今までの製品はモールドのみであったが、銀色で印刷済みになった。靴擦りは以前から一部で印刷表現はあったが、ドアレールは今回が初めて(KATO製で)だと思います。 |
この製品も
キハ82系
に続き小型モーター+フライホイール搭載仕様。 奥が旧製品(300番台)、床下機器が多少コンパクトになっています。 旧製品自体良く出来ているので比較しにくいですが、車体裾からの離れを比べればよく解ると思います。 |
台車の比較です。 上が新、下が旧。 台車自体の金型は新規ですが、キハ82系の時ほど外観上の変化がありません。(旧金型を加工したのか?) 車輪は黒染めを装備しています。 |
連結器は伸縮式の「KATOカプラー密連形」を採用。汚物タンクも表現されています。 ◆この画像は解りやすくするため全体を明るく処理してあります。 |
最後に キハ82系に引き続き非常に完成度の高い模型。機構はキハ82系と同様ですので、面白みには欠けますが、個人的には気に入っています。 使用列車を「雷鳥」と限定しているので、どちらかというと「特別企画品」的な感じがします。今後どのようなリエーション展開があるのか楽しみです。 |
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