1.警報音
今回は、車両の運行に直接影響をする訳ではありませんが、シィナリーなどで、あるとかなりのインパクトのあるギミックとして以前から作成して使いたいと思っていた
「鉄道模型と電子工作/著書:智田聡丞」
で紹介されていた「踏切」の作成を始めてみました。
しかし、単に踏切を作ると言っても、作成にあたっては、幾つか決めなければいけない事があります。
最大の問題は、センサーとその処理方法です。
1)書籍にあるセンサー(センサーの種類は考えない)からの信号を処理する方法では、センサー起動後、タイマーICの設定時間で作動が停止する。
→この場合、車両の長さや車両通過後の速やかな停止が出来ない。
→しかし、動作は簡便で作りやすい。
2)車両の先頭と最後尾を検出する回路(「鉄道模型のエレクトロニクス工作」92ページ)を利用する。
→この場合、センサーを幾つか組み合せる必要があり、やや複雑な回路になる。
→しかし、車両の速度や長さの影響も受けにくく、よりリアルな感じを出せる。
などなど…
加えて、単一方向のみの回路とはいかないため、センサーを如何に配置し、運転方向に応じてセンサーの切替を行なうかなどの様々な方法を考える必要があります。
…結構考えると、なかなか進まなくなる物ですね。納得のいく物って、難しいな!(笑)
また、踏切の警報機もLEDの設置方法や光ファイバーの利用の有無など決定しなければいけない事が多数あります。
…作業方法が決まってないだけかな?(笑)
可能なら(うまく作れたなら)、遮断機の開閉もチャレンジしてみたいと考えてます。
そこで、作成に一番問題の無い「警報音」の発生回路を最初に組む事にしました。
回路図は、全く
「鉄道模型と電子工作」
にある通りに作成しました。
また、実体配線も計算されたかの様に配置がされていたため、変更しませんでした。
従いまして、回路図および配線図は
「鉄道模型と電子工作」
を参照していただきたいと思います。
…良い本ですので、多少でも興味のある方は、是非ご購入を!
なお、本作例を作成するにあたっては、必ず著者の
「鉄道模型と電子工作」サポートページ
を一読し、確認する事を忘れずにお願いします。