沖縄電気鐵道 浦添線 -改造・軽工作-        
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

(株)さんけいの「みにちゅあーと」を作成して

 シーナリィーやジオラマには、ストラクチャーと呼ばれる建物や構造物が多くあり、いかにシーナリィーを引き立てるかはこのストラクチャーによるものが多いと言えます。
 ストラクチャーの多くは、市販のプラスチック製で、TOMIXやKATOの鉄道模型用からトミーテックの「街並みコレクション」や「建物コレクション」、グリーンマックスのプラモデルタイプのものが主流でした。また、無いものは自作される方も多いのも、鉄道模型の特徴かもしれません。
 そんな中、精密にレーザーカットされた紙を組み合せて作成する (株)さんけいの「みにちゅあーと」 を知り、その精巧なディテールやコンセプトを感じ、シーナリィーに取り入れたいと幾つか作成しましたので、紹介して見たいと思います。


作例1)そば屋

 

 「みにちゅあーと」を知って、最初は紙製との事で、その強度や細かさ、出来などに多少の疑問を持っていました。
 しかし、丁度、那覇の模型店 「みぶろや」さん で販売を始めた事を知り、実物を手にして、その出来の良さに感激して、早速買ってみました。

 幾つかあったのですが、手始めにこの 「そば屋」 を手がけてみました。
 

   
          そば屋(展開状態)    

 

 組み立ての手順は説明書と違いますが、窓の格子や手すりの繊細さは良く分かると思います。二階の窓には、障子をイメージして、トレーシングペーパーを貼ってあります。
 また、組上げた状態(下の2枚の写真)で判る様に、壁にほぞ(組み立て時の接合部)がうまく作られ、ぴたりと組み上がるので、よりその出来上がりに思わず感動です。
 なお、下の写真は組上げただけで、接着剤等で固着していません。それでも、力をいれなければ、しっかりと組み上がっています。
 

   
          そば屋(正面)    

   
          そば屋(裏面)    

 

 実はまだ、このそば屋は建築中です。(笑)
 内部にLEDを入れる予定でほぼ組み上げできる状態で止まってます。シーナリィーで使用目的が決まったら、完成するでしょうか?(こんなのが多くて、すみません)
 

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作例2)お堂

 

 次に作ったのが 「お堂」 です。
 これは次回シーナリィーに使う予定で、しかもLEDも組み込まないため、一気に組上げてみました。
 壁は、順番に組上げると問題なく出来ますが、部品が細かいため、木工用ボンドを使用する際は、まず、位置決めをして、接着剤をツマヨウジの先に少量付け、薄く塗る様にして組上げると綺麗に組み上がります。
 また、木工用ボンドの場合、はみ出て固まるとツヤがあるので、目立つのが気になるので、細かい部品では「マッドメディウム」をボンド代わりに使いました。
 

   
          お堂(全体)    

   
          お堂(正面)    

 

 お堂の場合、屋根の部分が特徴になります。私の場合、ある程度屋根にそって癖を付けてから、マスキングテープ等で仮固定をし、内側にボンド等で固着する方法をとりました。多少の隙間は、ボンドで埋めてあります。
 内部構造もしっかり組み上がってますので、下手なプラスチック製のモデルよりも、強度はかなりあります。
 

   
          お堂(内部構造)    

 

 次回のシーナリィーでは、お堂と一緒に五重塔を組み合せて、山寺を作ってみようと思っています。
 でも、五重塔は同一スケールでは、かなり大きくかつ、価格が高い(笑)ので、今回は思い切って1/250にスケールダウンしてみようと思っています。山の木々に埋もれる形にする事で、雰囲気が出せれば成功と思ってます。(…まだ、構想段階ですが…)
 今回、五重塔は 河合商会 箱庭シリーズ 1/ 250 五重塔プラモデル を使ってみました。さて、どうなる事やら…。
 

   
          お堂と五重塔    

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