今回は比較的手軽に作れて、便利に使える「導通チェッカー」を作成してみました。
「導通チェッカー」はテスター等にも組み込まれていて、電気が通ると「ブザー」が鳴って教えるものです。
私も回路を作成しながら、ハンダとハンダが繋がって「ショート」してないか?や回路や部品間にちゃんと通電があるか?など気になる時は、テスターを引っ張りだして確認していますが、この機能だけを特化、簡略化し、使いたい時に直ぐ使えるそんな道具として作成したもので、とても使い勝手の良いものです。
「導通チェッカー」は簡易なものから厳密に抵抗を勘案しチェックするものまで様々ありますが、今回は「
電子工作組立倶楽部
」さんの
導通チェッカーをつくる
を参考にさせて頂きました。
回路図はいたって簡単です。
導通がある場合、その抵抗に応じて「圧電ブザー」から発する音の高さを変え、測定端子間の抵抗値の違いを音の違いで知る事が出来る様になっています。
また回路のしくみは、参考の
導通チェッカーをつくる
に詳しく説明されております。
作成も比較的易しいので、電子工作初心者向けの腕試し代わりにも良いでしょう。
内部回路の「半固定抵抗」は測定端子間の抵抗値が高い時に鳴らない様にするために入れましたが、抵抗値が低い時の音も小さくなりますので、5kΩ〜10kΩの固定抵抗でも構わない様です。
使い方は、スイッチを入れ、測定端子を測定したい所に当てるだけです。
抵抗値が低い場合は、高い周波数の連続した「ピィー」といった音が鳴り、抵抗値が高い場合は、低くやや途切れがちな「ビー」といった音が鳴ります。(正確な抵抗値が判る訳ではありませんが、可変抵抗につないで音の違いを聞いてみると多少目安になりますので、試されると良いでしょう)