このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

端出場発電所〜送水管伝い貯水槽へ

先日の見学会でボランティアのおばさんから送水管伝いに貯水槽まで上がれますと聞いていました
登る時期として春から夏に掛けて雑草と怖いマムシが出るので2月が一番適しているそうです
それではと早速、風邪気味の体を押しての登山となりました
高低差約600m、直線距離だと2k以内だろう 時間にすると私なら1時間もあれば楽勝だろうと高をくくっていましたが…

右の空中写真は昭和50年に撮影された写真です(国土空中ウエブマッピングシステムより)

        


発電所裏、県道山手側に登り口があります
 


きれいに整備され思っていた以上に上り易い
楽勝、楽勝♪


数十メートル置きにあるコンクリー製の支柱と右に保守点検用の階段が延々と続きます

 

更に上がると支持台と石垣で正面を塞がれるので右に迂回します


石垣を上りきった所を左手に進みます


石垣にこんなプレートが


送電線の鉄塔に出ました


振り返ると眼下にマイントピア別子が見えます


地形に応じて送水管の角度が変わった場所でこの様な支持台を設置されたと思います
この写真の場合、上部側はほぼ水平ですが出口側は下に向って角度が付いています


頂上までに数回林道を横切ります
ここより上は数年前に杉林が伐採されたようです


この付近は送水管跡、階段とも消えかかりかろうじて階段が使えます
今でこんな状態なので夏場は雑草などで消えてしまうのではないでしょうか




振り返ると眼下にはより小さくなったマイントピア別子が見えます


右の四角形の穴は単なる通路用のためだけに設けた穴だろうか?


上側のジョイント部分
鋭い刃物か機誡で切断されている


再び二番目の鉄塔にたどり着きました


送水管は鉄塔の左側に通っています


上がっても上がっても延々と続く送水管跡


階段は雑草と伐採の切りくずなどで埋め尽くされ全く消滅してます
私は左手側を上りました


林道より振り返りました
画面の奥に下側の林道が少し見えています


左右の石積みで送水管跡と判ります


行く手をさえぎる棘のある木
ナイロン製の手袋とズボンはキズだらけ
由良半島にも負けないくらい多いので皮手袋が絶対必要です


下を振り返るとかなり上がっていますが二番目の鉄塔の少しになりますので半分を過ぎた頃でしょうか
いい加減疲れてきました(汗)


久し振りの階段を上がります




石垣を越えるとまたもや林道




上部の林道が見え伐採最上部も近いです


この場所から上部に上るルートに苦労しました


左側のほうが上り易そうなのですが送水管を横切るのに15分以上は掛かると思いますのでこのまま強引に上ります


再び林道ですがここは上がれそうにありません


仕方なく林道を迂回する事に


この場所は石垣をよじ登る事に


潜り抜けて来た支持台


石積みの支持台


薮を抜けるとこの光景に愕然!
40度近くはあろうかと思う急斜面が遥か遠く天まで続き、所々に雪が残っている
「天は我を見捨てたのか」 (涙)


今日、最大の難所となりました
いまさら引き返すわけにはいかん!
崖を這い上がるといった感じで一歩の足場に四苦八苦


ここからはどうやら階段を上がれそうだ


上から自分を撮って見ました


見上げると以前見たような光景が…


ひょっとすると…思わず力が入ります


ここは階段も塞がれ上がれそうにも無いので右手方面に迂回しました


出ました! \(~o~)/
やはり頂上付近でした
ついにやりました
この達成感は数年ぶり(涙)


貯水槽は数十メートル上
幾度となく訪れた見慣れた風景です

貯水槽

東平へ続いている送水溝





おばさんの話では「上れますよ」と安易に考えていた私だが出発からここまで何と!2時間も掛かっていました
「上れますよ」だと勘違いすると思いますので「上れないことは無い」の方がいいと思いますね(笑)
私は端出場から上がるより貯水槽から下りる事も考えましたが上って正解でした
下るほうが危険だと思うのと登山の経験の無い初心者にはまず無理だと思います
林道を歩く手もありますが私には林道入口がどこで、どこまで続いているのか知りません
それと夏場はあの薮ですから控えた方がいいと思います
興味のある方は是非!チャレンジを


さて、帰りがまた問題です
無事帰り着く事ができるのか? (ーー;)

牛車道を立川へ


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