煙の記憶
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

煙の記憶(C62重連ほかSL画像集)

 このホームページは、昭和43年から昭和46年までの蒸気機関車の写真集です。主には静岡県二俣線(現天竜浜名湖鉄道)のC58と、北海道函館本線のC62重連牽引で有名だった急行「ていね」「ニセコ」が中心で、当時の線名、駅名で記載しています。
 私(作成者)は団塊の世代で、20才代前半にSL撮影に熱中しましたが、生きたSL、特にC62重連が消えた時点で写欲も消え、現在に至っています。
 カメラを置いてから42年が経過した2013年4月、フィルムがカビだらけになる前に、マニュアル片手に何とか念願だったホームページを立ち上げることができました。
 画像をクリックすれば、大きな画像を見ることができます。
 40年以上も前の記録なので、記憶違いから誤記もあると思いますがご容赦ください。なお、撮影年月は、記録不明のものは省略しました。

倶知安駅構内

 昭和の時代を駆け抜けた蒸気機関車は、たくさんの感動を残してくれました。
 この写真は函館本線倶知安駅を発車する下り急行「ていね」C62重連で、昭和43年2月の撮影です。雪の中、北に向かって走り去る姿は、蒸気機関車最後の時代を感じさせました。
 降りしきる雪の向こうで発車合図の汽笛が聞こえます。図太いドラフト音が徐々に大きくなり、黒い影と2本の煙が構内照明に浮かび上がります。
 転動音と共に眼前を通過する圧倒的な重量感、ファンにとって夢のような時間は瞬く間に過ぎ、倶知安に静寂が戻ります。

ギャラリー
線 名内  容
二 俣 線 作成者の地元です。C58が活躍しました。
函館本線雪の中を走るC62重連の魅力は、別次元のものでした。
そ の 他伯備線や北海道、東北地方のSLです。

撮影機材

 撮影機材 
 室蘭本線のD51以外は総て写真の2眼レフカメラ で撮影しています。左がヤシカフレックス、右がマミヤC33です。三脚のスリックマスターを入れると、重量は6Kg程になります。これ以外に多いときは、35mm1眼レフカメラ、8mmカメラ、カセットテープレコーダーをリュックに詰め込んでの撮影行でした。
 2眼レフカメラはフィルムが大きいためプリントの仕上がりは高精細です。Webは制限があるためあまり大きくできませんが、フィルムスキャナーは当時最高密度で取り込んでいるので、現在A3ノビでプリントしても十分な解像度です。
  倶知安を発車する「ていね」はコダックの高感度フィルム(トライX)を使用しましたが、そのままでは光量が足りないので、文字どおり増感現像にトライしました。

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作成者

 作成者 H・SUZUKI、昭和23年静岡県浜松市天竜区二俣町生まれ、静岡県袋井市在住。 (2018年1月現在)

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