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ローカル私鉄紹介
琴平電鉄(高松琴平電気鉄道) 1998.5.24 PAGE 1
旧型車の宝庫、長尾線
長尾線は瓦町より、長尾街道沿いに長尾に至る路線で、現在まで適当な置き換え車両がなっかた事が幸いし、全国各地から様々な電車が集まり、旧型車の宝庫になっています。そして近年、琴平線の近代化、志度線の路線分断により、琴電オリジナル3形式をはじめ、様々な形式の旧型電車が集結し、最も注目される路線です。又編成も以前より増してバラエティーに富んでいます。
花園駅にて
71+300 花園駅にて 1998.5.3
長尾線の始発駅、瓦町は再開発が終了し、近代的な駅に生まれ変わっていました。しかし次の花園駅は対照的に昔のままで何かほっとしました。写真は71+300の長尾行です。この日、日中の運行に入っており、窓や車体の高さがそろっておらず面白い編成です。70形71は元東濃鉄道のモハ100形101で日本唯一の東芝製電車としても有名です。琴電自社製の3000形300とペアを組み高松築港〜長尾間を往復していました。
西前田付近
路線は水田付近を過ぎると田園風景になっていきますが、高速道路の建設など市街化はどんどん進んでおり、田園風景は部分的なものになってきつつあります。
70形71 水田〜西前田 1993.5.4
水田〜西前田間には吉田川橋梁があり、この付近は、のどかな風景が残っており撮影の好ポイントとしても知られています。
62+325+120 水田〜西前田 1993.5.4
写真は吉田橋梁を過ぎた地点です。畑には麦の様な作物が実っており、これが、さぬきうどんの原料になるのではと勝手に想像していました。写真は60形62が増結された、朝の高松築港行です。この62は元京浜電鉄の木造車デ37で、1948年に供出を受け、その後1953年にスマートな車体に剛体化され、 正面は湘南型 でしたが、1982年に正面の貫通化工事を受け現在の姿になっています。
325+120 水田〜西前田 1993.5.4
写真は琴電オリジナルの325+120です。依然は同じ形式の編成が多かったと思いますが、現在は異なった形式の編成の方が多く、貴重な車両同士の編成の重連や3重連が見られます。
100+500 水田〜西前田
次の写真も琴電オリジナルの100+500です。1000形100、5000形500は共に琴平線の前身、琴平電鉄からの生え抜きの車両で、美しく整備され、最近いっそう若返った感がします。1000形に対しては1988年に鉄道友の会よりエバーグリーン賞が与えられています。
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