このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
ローカル私鉄紹介
琴平電鉄(高松琴平電気鉄道) 1998.5.24 PAGE 2
旧型車の宝庫、長尾線 (つづき)
平木駅にて
長尾線の主要駅である平木は交換駅でもあり、又留置線もあり、多くの電車を見る事ができます。
870+750 平木駅にて 1998.5.4
写真は昼間、平木駅で留置中の860形870です。この870は廃止された山形交通からの譲渡車で三山線のモハ112で琴電には1976年に入線しました。電動車 780形790 でしたが、1983年に制御車になり860形870に変更されています。琴電唯一の湘南スタイルの前面を持ち、人気があります。
860+760 平木駅にて
次の写真は平木駅に到着した860形860です。この860も山形交通のから来ました。870と同じく湘南スタイルの前面2枚窓でしたが、両面が貫通化されています。電動車 780形780 でしたが、790と同じく電装を解かれ、現在860形860になっています。
平木駅、朝の交換風景 左62右33 1998.5.4
写真の右は元京浜230形の30形33です。30形は同じ形式でMcTcの編成が組まれています。
左から870、36+35、34+33 平木駅にて
長尾線には6両の30形が在籍しており、この時は36+35、34+33が運行に入っていました。
130+510
次は夕方に登場してきた琴電オリジナルの130+510です。長尾線には1000形(100、120、130)が3両、3000形(300、315、325)が3両、5000形(500、510)が2両在籍していて、様々な編成を見る事ができます。
300と130の交換風景
写真は見ごたえのある琴電オリジナル同士の交換風景、左が300+71の編成、右が130+500の編成です。バックに白山が見えます。
白山にて
750+870 白山駅にて
写真は元玉市営電鉄の750形750です。以前750形同士の 760+750 で編成を組んでいましたが、現在は860形とペアを組みMcTcで活躍しています。
白山付近を快走する35+36
予備車
長尾線の予備車は現在67+880で、普段は瓦町の側線で待機しています。
67+880(手前) 瓦町にて 1998.5.3
880形880は複雑な経歴を持っています。元は東武鉄道(総武鉄道)からの戦後の供出車で、一時電装され 7000形730 を名乗っていましたが、1983年(昭和58年)に電装をとかれ、880形880となっています。長い間仏生山で荒廃していましたが、1986年に奇跡的に復活しました。不定期ながら運用に入ることがあります。
以上の様に現在、長尾線は様々な旧型車の宝庫ですが、近代化が進められており、この状態がいつまで続くか不明ですが、この様な路線が身近に現存している事は、ローカル私鉄ファンとして喜ばしい事です。
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