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工房作業室 「クロ481-100番台をつくる」
  
                             ※ ここに掲載する製作過程はあくまでもオーナー流です。
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 Nゲージ鉄道模型「クロ481系100番台」をつくる   2004.1.31 更新

作業1 「種車の準備」

 

 Tomix社製クハ481-100と
 同社製サロ481-1000を準
 備。
 格安の新品でした。












作業2 「分解と塗装剥離」

 

 基本的には塗装を全て
  落とすべきなのですが、
  今回は赤帯を軽く落とす
  程度で留めました。
  クハのボディーにサロの
  窓を移設する方法をとる
  ことにしたため、赤帯を目
  安に窓部のカットをする
  ためです。

  でも、後でよーく実車を調
  べると、クハよりクロの方
  が車長が微妙に短いよう
  でした‥。どうしよー‥。


作業3 「窓部切抜き」

  

  クハ車の窓を赤帯よりやや
  広くカットします。
  続いてサロの窓もカットしま
  す。
  窓部をカットすると、ボディー
  の強度が落ちることが心配
  になり、片面ずつ作業するこ
  とにしました。






作業4 「窓移設」

 

  サロの窓をクハにぴった
  りと移設できるように、現
  物合わせで調整していき
  ます。
  このときに薄く残した赤帯
  のラインと1/3だけ残した
  左右隅の窓を見当付けの
  基準にします。
  完成は国鉄色にする予定
  なので、赤帯によって窓の
  微妙なズレはすぐ分かっ
  てしまい、後からでは取り
  返しがつきません。



作業5
   「ボディーの穴埋め」


 

 窓を移設しただけでは、
 クハの窓の一部に穴が
 残ったままなので、プラ
 板を現物合わせで切り
 出し、穴を埋めます。

 作業4でもそうですが、
 愛称枠や号車札枠、コッ
 ク部分にはマスキングし
 ておきます。
 今回はセロテープで代用
 しましたが‥。


作業6 「パテ埋め」

 

  移設し接着した窓や穴埋
  めした部分に溶きパテで
  窪みや継ぎ跡を消します。
  溶きパテは、塗布→乾燥
  →塗布→乾燥と何度か繰
  り返します。









作業7 「表面研磨」

 

  溶きパテの乾燥後、耐水
  ペーパーで余分なパテを
  取り除きます。
  愛称枠や号車枠、コック部
  分を削らないようにマスキ
  ングします。
  画像は相変わらずセロテ
  ープ代用ですが‥。







作業8 「コック移設」

  

  資料を見ていると、 ドア開
   閉用のコックの位置が違う
   ことに気付いた‥。
   一瞬「妥協の範囲」とも思っ
   たが、 ここは「勝負!」と定
   位置に移設しました‥。
   トイレ窓と洗面所窓がクハ
   とクロでは違うことも発見。
   早速、窓埋めと窓開けの作
   業を施しました。
   マスキングは、 ここでよう
   やくマスキングテープにな
   りました。



作業9 「手すり取り付け」

 

 ボンネット部分と妻板に
  手すりを取り付けます。
  0.2mmの真鍮線を使いま
  した。
  ボンネットに手すり取り
  付け用の穴を開けてい
  るときに、四角の蓋も付
  けたくなり、 早速それら
  しく加工しました。





作業10 「下地塗布」

 

  ボディーの加工が全て
  終了したので、 下地を
  塗布します。
  下地を塗布すると接合
  部分の凹凸がはっきり
  と見分けが付くので、
  接合部分をスムージン
  グさせながら何回かに
  分けて下地塗装してい
  きます。






作業11 「座席加工」

 

 下地の塗装が完全に乾燥
  するのを待つ間に、座席を
  加工します。
  クハの座席とサロの座席を
  切りつなぎます。
  ボディーの窓と座席が一致
  するように、調整しなくては
  ならず、予想外に切り継ぐ
  部分が細かくなり、時間も
  かなり費やしました‥。
  したがって、ボディーは‥、
  とっくに乾燥していました。












作業12 「ボディー塗装」

 

 ボディーの最終修正が完
 了後、 国鉄色に塗装しま
 す。
 今回はGM製の塗料をエ
 アブラシで、 屋根は同社
 の缶スプレーで塗装しま
 した。
 この後、 塗装のムラやは
 み出し、 塗装もれの部分
 を確認し、修正を施します。
















作業13 「インレタ等の貼付」

 

 塗装の修正完了後に、イ
  ンレタを貼付します。
  車番はクロ481の最終番
  号の104としました。
  ボンネットのヒゲが大きな
  課題でしたが、やはりマス
  キングは困難で、 結局自
  動車プラモ用の赤色デカ
  ールで処理してしまいまし
  た‥。

  実は、個人的に、インレタ
  とデカールの作業は苦手
  で、失敗時のために何枚
  かのインレタを保険として
  用意しています。
  やはり、今回も保険を使
  うことになりました‥。








作業14 「室内塗装」



 座席と運転室、トイレ、
  デッキをある程度区別
  できるように塗装します。
  ボディーの内側も室内
  の一部ですので、客室
  と運転室を塗装します。

  ボディーの塗装が乾燥
  したら、窓をはめ込みま
  す。
  サロの窓とクハの窓を
  カットし小加工しながら
  接着していきます。













作業15 「仮組み立て」

 

  室内の塗装が完了したとこ
  ろで、仮組みして確認します。
  合わせて室内灯を組み込み 
 ます。
  室内灯で照らされた車内の
  塗装を確認し、さらに修正を
  施していきます。
  今回はこの他に、座席のカ
  バーとカーテンの取り付け。
  運転士と乗客を乗せるところ
  まで進めることにします。

  ひとつ残された課題は、タイ
  ホンの位置です。
  新製時はスカートにあり、後
  年の改造で車体内に位置が
  変更されたようなのです。
  また、 トイレも新製時は流し
  管だった可能性も考えられ
  るので、 タイホンとトイレの
  関係を確実につかんでから
  タイホンを取り付けることに
  します。

 


  …、ありゃっ! よーく実車を確認すると…、どうやらきのこクーラーの位置も違うようです…。完成はまだまだ先になりそうです…。




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