このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

          
                   

工房作業室  「石垣をつくる」
                             ※ ここに掲載する製作過程はあくまでもオーナー流です。
                               したがって、ご覧の皆様がこの方法を用いて製作し失敗等が生じても、
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 石垣」をつくる   〜今回は、手軽に誰にでもできる方法でご紹介します〜  2005.1.17

 1 素材の準備

   石垣の素材は、身近にある発砲スチロール
  です。
   これは家電製品を購入した時に、段ボール
  箱の四隅に置かれていた梱包材でした。

  ※ 発砲スチロールにも様々な種類があるよ
    うで、今回の石垣作りの方法には適不適が
    あります。




 2 素材をあぶる

   発砲スチロールをあぶります。「あぶる」というよりは「熱を
  加える」と言った方がよいかもしれません。
    今回はストーブに近づけてあぶりました。
   熱によって表面が多少溶け、凹凸が現れます。

  ※ 「あぶる」方法は、コンロの火に近づける、ドライヤーで
    熱を加える、などの方法が考えられます。
  ※ 発砲スチロールは非常に変形・発火し易い素材ですか
    ら、十分に注意が必要です。また、溶ける際に悪臭や有
    毒ガスが発生する場合もありますので、換気にもご注意
    ください。
 
  

  
   加熱前と加熱後の表面の違い

  左が加熱前、右が加熱後の状態です。
  加熱後の表面をしみじみ見ると、ワニや
  蛇、トカゲなどのハ虫類の表皮のように
  も見えますね。
  ハ虫類の模型作りにも使えそう…。


  3 下地塗装

       
    下地塗装します。発泡スチロールですから、
   塗料を選ぶ必要があります。最も手軽で確実な
   ものはアクリル絵の具です。
    石垣の雰囲気をイメージしながら絵の具を混
   色させて塗っていきます。








  4 実物らしさの追求

   下地が乾燥した後は、より石垣らしい雰囲気になるように
  薄く溶いたアクリル絵の具でさらに塗ります。
   石垣も使われる石の種類や施工されている場所でその色
  合いが違うので、どのような場面に使うかにより色合いを変
  えます。

  ※ 今回の画像は試作品ですので、アクリル絵の具を塗っ
   た表現にとどめています。実際にジオラマに使う場合には
   より実感的なウェザリングを施す必要があります。

   ここまでの所用時間は、僅か10分です。


  5 設置する

    この後は、必要な大きさに切り出して、
   接着剤で固定するだけです。

  ※  固定する際には、発泡スチロールが
    溶けない接着剤を使うことになります。
  ※  切り出す際には、カッターの使い方や
    刃を入れる角度に注意する必要があり
    ます。必要な大きさにカットしてから、加
    熱した方が効率的な場合があります。













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