このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
11月初旬、深夜に秩父を出発して茨城県の大洗のフェリー乗り場に向かいました。少し早めに着き朝日なぞを拝み旅の無事を祈願しました。 船に入ると、旅なれた人と色々話し、情報交換などをしました。この時期になると峠は凍結するかもしれないという話です。 翌日の早朝、苫小牧に到着しました。まだ暗いうちから走るとなると、そうとう1日が長くなるはずです。おおまかな日程しか組まなかったので、行き先は風に聞いてくれ・・ですね。 1日目は阿寒湖のキャンプ場にしました。このキャンプ場は真夏に利用したことがあるのですが、その時はキャンパーで一杯でした。でもこの時期になると私ひとりしかいませんでした。 まず風呂に入り、夕食、そして土産店が並ぶ町へ見学に行きました。ちょうどアイヌのイベントがあり、大勢の観光客もいます。入場料を払わないといけないのですが、キャンプ場から入ると払わないで入れます。それではまずいかなと思ったのですが、あらためて入り直すのもなんなので、遠くの方から見学させてもらいました。 テントに戻ると、キャン場内に鹿がおり、目があってしまいました。なんかこちらが邪魔者のような気がします。『わるい、わるい』と頭をかきながら、御挨拶。 | |||||
翌日は、雨でした。雨の中を走るのも、なんら面白みがないので、早めに何処かの宿にしようと思っていました。 ツーリングマップルを見て、鶴居にある公共の宿にしました。2時頃には着いてしまい、待ち合い室で休んで、3時に部屋に入りました。入ったはいいが、何もすることがないというのは、時間を持て余してしまします。 翌日は、晴れたのですが、どうもすっきりとした天気ではありませんでした。まずは鶴居にある丹頂鶴の給餌場へ行きました。案内所に寄り、鶴に関しての知識を貯え、絵葉書を1枚買い、千円を餌代として寄付をしました。寄付した瞬間、そこの人が話しかけてきたのは、なんだかなあ。寄付しなくたって、そういった態度をすればいいのに・・ 2羽の丹頂鶴が見れました。冬になればもっと集まってくるそうです。 おかしな天気です。虹が見えたり、風が強くなったり、普段の生活の中では見られない天気です。こういった天気は、こちらで普通なのでしょうか。 ライダーの聖地の開陽台に向かいました。ここへは2度目の来場です。見るとテントが2つ見れます。ライダーのテントでした。 早めに尾岱沼のキャンプ場に着きました。テントを張らず、バンガローにしました。 銭湯から帰ると、ライダーがいたので、夕食後話をしました。彼は、夏、畑で働いて冬はスキー場で働くと言っていました。その合間をぬってこうして旅をしているそうです。 彼が言うには、「北海道はライダーの聖地だと思っていたが、そう思えなくなった」 人間関係で嫌なことがあったそうです。
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ここで連泊することにして、翌日は知床半島に向かいました。斜里から入り、知床横断道路を通るルートです。カムイワッカの滝に向かおうとしたのですが、雨だったのでやめました。 峠を超え、ラオスに下りて無料露天風呂の熊の湯に入り、ほっと一息です。 ここの温泉はとにかく熱いです。ぬるめにすると地元の人に怒られるという話です。 海岸線を走り、知床半島を離れていくと、だんだん晴れてきました。半島の上では厚い雲が包んでいました。天気がころころ変わるのがうなずけます。 途中、野付半島をに寄り道をしたのですが、以前あったトドワラの立木が見られません。風化してしまったようです。観光客も誰もおらず、夕日に向かって帰りました。両側がすぐ海になっているのですが、なんとも寂しさが込み上げてきました。
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ここから、2日かけて苫小牧に帰ります。ただ走るだけの行程です。ムツゴロウさんの家はこの辺だなあと思いながら、そして霧多布湿原を走り、 湿原で丹頂鶴が頭上を飛んでいきました。なんか徳をした気分です。 十勝川温泉のサイクリングターミナルで一泊して、雨の中を苫小牧に向かいました。 途中の峠で2台のトラックを抜きました。北海道で車を抜いたのは、この2台だけです。登攀車線の車を抜いたのですが、それが抜いたうちにはいるものなのかどうか。とにかく北海道ではみんなとばします。雨の中はとにかく恐く感じまいた。すれ違う時に風圧、そして流れに乗ろうと思い、必死にバイクにしがみついていました。 なにはともわれ、苫小牧に到着して、ついでに支笏湖に向かい、そこの民宿に泊まることにしました。寒い中を走ったので、暖房の部屋に入った時は、ほっとしました。 ついでに・・歴史資料館だったと思うのですが、ここで宿を案内してもらったのですが、ここの女性の態度がとても親切でありました。こういった人はあまりいないので記しておきます。 北海道に行ったら、イクラ丼を食べようと楽しみに思っていたのですが、現地の人に聞いたら、「やっぱりその場で裂いたのでなければ、うまくないよ」と言われ、食べそこないました。食べるのを楽しみにしていたので、そんなことを言うなー(笑)
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