このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
当保存会では2002年8月発足以来,自走可能のための改修・保安部品調達(2003〜2004年),ボデー全塗装(2006年),工場改修(2007年),外装補修(2008年)など,車輌を維持保存するための活動を続けて参りました。ここでは最新の保存車の画像や主要データ等を紹介します。 |
今年度の作業(2009年4月〜11月)は車庫移動,エンジン調整や試運転などで,外観上の変更はあまりなかった。青空駐車のかなしさで特に白色部分の塗装劣化が起こるので,次年度はより大がかりな塗装補修が必要かも知れない。写真は5月の鉄道保存会総会の合間にエンジン始動・調整作業を行ったときのもの。 |
現在詳細は調査中ですが,概略のみ記します。 保存車は1967(昭42)年に三菱鉱業株式会社・美唄鉄道事務所で車輌登録,当初は貸切車として運用されました。その後同事務所・大夕張営業所に配属され,札幌特急線(大夕張駅前〜札幌三菱車庫),夕張急行線(大夕張駅前〜夕張駅前)などで活躍したようです。 会社名は1973(昭48)年に三菱鉱業セメント(株),1981(昭56)年に分社化し美鉄バス株式会社となりましたが,分社時には保存車も社名表記が「美鉄バス」に改められました。最後は再び美唄に戻って貸切予備車として余生を送り,1985(昭60)年3月の車検切れを待って廃車となりました。このNO.59号は同型車の中ではもっとも後まで残った(車齢18年)車だったようです。 |
社番 | NO.59 |
登録番号(当時) | 札2う16-59 |
車輌型式 | ふそうMAR470 |
製造年月 | 1967(昭和42)年4月 |
車台製造 | 三菱重工業株式会社・川崎自動車製作所 |
車体(ボデー)製造 | 呉羽自動車工業株式会社・富山工場 |
事業用・自家用の区別 | 事業用 |
種別及び用途 | 貸切(後に乗合) |
車体形状 | リヤーエンジンバス |
客席配列 | ロマンスシート・12列 |
ドア配置 | 前・折戸 |
懸架装置 | 空気ばね(エアーサスペンション) |
全長 | 10,630mm |
全高 | 3,050mm |
全幅 | 2,480mm |
定員 | 68名 |
車輌重量 | 8,570kg |
車輌総重量 | 12,310kg |
機関名称 | 6DB1 |
燃料の種類 | 軽油 |
最高出力/回転数 | 165ps/2300rpm |
内径×行程 | 110mm×150mm |
排気量 | 8,550cc |
変速装置 | 前進5段(O/D付)・後退1段 |
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