このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

更新日 2010/1/12

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保存車について


当保存会では2002年8月発足以来,自走可能のための改修・保安部品調達(2003〜2004年),ボデー全塗装(2006年),工場改修(2007年),外装補修(2008年)など,車輌を維持保存するための活動を続けて参りました。ここでは最新の保存車の画像や主要データ等を紹介します。


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2009年5月

今年度の作業(2009年4月〜11月)は車庫移動,エンジン調整や試運転などで,外観上の変更はあまりなかった。青空駐車のかなしさで特に白色部分の塗装劣化が起こるので,次年度はより大がかりな塗装補修が必要かも知れない。写真は5月の鉄道保存会総会の合間にエンジン始動・調整作業を行ったときのもの。

過去の保存車


保存車の活躍履歴(現役時代)

現在詳細は調査中ですが,概略のみ記します。
保存車は1967(昭42)年に三菱鉱業株式会社・美唄鉄道事務所で車輌登録,当初は貸切車として運用されました。その後同事務所・大夕張営業所に配属され,札幌特急線(大夕張駅前〜札幌三菱車庫),夕張急行線(大夕張駅前〜夕張駅前)などで活躍したようです。 会社名は1973(昭48)年に三菱鉱業セメント(株),1981(昭56)年に分社化し美鉄バス株式会社となりましたが,分社時には保存車も社名表記が「美鉄バス」に改められました。最後は再び美唄に戻って貸切予備車として余生を送り,1985(昭60)年3月の車検切れを待って廃車となりました。このNO.59号は同型車の中ではもっとも後まで残った(車齢18年)車だったようです。

三菱鉱業(美鉄)バスNO.59 主要諸元

社番NO.59
登録番号(当時)札2う16-59
車輌型式ふそうMAR470
製造年月1967(昭和42)年4月
車台製造三菱重工業株式会社・川崎自動車製作所
車体(ボデー)製造呉羽自動車工業株式会社・富山工場
事業用・自家用の区別事業用
種別及び用途貸切(後に乗合)
車体形状リヤーエンジンバス
客席配列ロマンスシート・12列
ドア配置前・折戸
懸架装置空気ばね(エアーサスペンション)
全長10,630mm
全高3,050mm
全幅2,480mm
定員68名
車輌重量8,570kg
車輌総重量12,310kg
機関名称6DB1
燃料の種類軽油
最高出力/回転数165ps/2300rpm
内径×行程110mm×150mm
排気量8,550cc
変速装置前進5段(O/D付)・後退1段

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