このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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電気屋さんの配送車を集めてみました。各社ともカラフルで、走る看板の面目躍如といった感があります。いずれも保存車なので、現役旧車編と言いつつも、今回は現存車編といったところでしょうか。分類に少々無理を感じつつある今日この頃です。

今回掲載した車の写真はすべて読者の皆さんから提供頂きました。ありがとうございます。

ナショナル電気店 配送車
スバル サンバー



屋号カラーの定番といえば、このナショナルカラー。褪せたような水色が独特です。野外放置のためバンパーなど錆びが進行中ですが、まだ復活できそうな雰囲気。この顔は二代目の1971年式ですね。

ナショナルホームビデオのCM、♪中村さんちのマックロ〜ドというCMソングが脳裏に蘇ります。なんとなく、このサンバーの時代と合わないんですが、長らく現役を勤めて時代に応じて文字が書き換えられたのでしょう。

80年代半ばに松下電器がPanasonicブランドを国内でも使い始め、電気屋の車もPanasonicのカラーリングに変わってしまいました。



ナショナル坊や

2004年3月撮影
りあっちさん提供
ナショナル電気店 配送車
三菱 ミニキャブ



家具調テレビや冷蔵庫などの廃家電と共に草むらに眠る姿は草ヒロのお手本のような姿ですが、ナショナルの電器店で使われていたクルマです。左サイドには黄色い雲形模様に「こんにちは!」○○電気です、と書かれていました。

右側はナショナルパナカラーでした。
ナショナル電気店 配送車ほか
ダイハツ ハイゼット


ドアのNマークの隣に描かれた「ナショナル坊や」がかわいいです。

彼もPanasonicの波に乗れず消えたキャラクター。今はまた違う坊や(パナ坊)がキャラクターになってますね。残念ながらあんまりかわいくない。

Panasonicブランドに代った時には黄色いパックマンみたいなキャラクターもいたような…?

ダイハツカタログよりマル仲さん提供
東芝電気店 配送車
スバル サンバー


モデルカー編 でも掲載した、東芝サンバーです。

黄色と赤のカラーリングが独特の野暮ったさで印象深いです。よく見るとウインカー付きの前ヒンジでドアで、上のナショナルサンバーよりも新しい1972年式なのです。

ただし、顔面の「黒ブチ眼鏡のような」ダミーグリルを外してあるので、前開きドアの初期型っぽい雰囲気です。あの下に、変わらぬ形の換気口が隠れていたとは知りませんでした。


トミカリミテッドヴィンテージではトヨエースの「東芝名門号」などと並んでこの型のサンバーもラインナップに並んでいて、カラフルな営業車の魅力がより広く伝わりつつあって嬉しいです。



マル仲さん提供
日立電気店 配送車
トヨペット コロナマークII



なんだか凄いことになってますが、電器屋さんの店先にうずもれたコロナマークIIです。グリルから見て前期型。茶色(?)と白の塗り分けで、塗り分け線に黄色い線が入った凝ったデザインです。

文字通りカラフルな「テレビ」の表記がお約束。

現在、さらに上に荷物が積まれた状態で現存するそうです。



1980年代初頭撮影
はたらく旧車の広場  まきのさん提供


同年代の「日立チェーンストール」看板
日立電気店 配送車
トヨタ パブリカバン


ひきつづき日立の電器屋仕様の廃車です。マークIIの写真では茶色っぽく見えた部分はオレンジというか柿色っぽい色のようで、どうやら店の看板と同じ色のようです。

塗り分けはプレスラインに合わせたのか、オレンジの車体に白帯を巻いたような雰囲気で、印象が少し違います。模型化する場合もケースバイケースで良い事がわかりますね。

写真はパブリカバンの特徴的なテールランプがわかる嬉しいショット。しかも、下敷きになっているのはファストバックの三菱コルト。同じボディでもコルト11-Fになるとクオーターピラーが無いようなので、これはコルト800か1000Fのようです。

撮影日:1996年5月
old&new カーダイアリー  「d」さん提供

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