このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
天文台南館 なゆた望遠鏡 | |||
なっ、何だこれは! ガンダム系の秘密基地かっ! この何ともカッコイイというか、愛嬌あるっていうか、個性的な顔は、西はりま天文台の「なゆた」望遠鏡のドーム。 (天文台南館) | |||
これが、「なゆた」望遠鏡。 主鏡:口径2.0m、F1.5 国内最大、一般公開用としては世界最大の反射式天体望遠鏡 たしかにでかい。 16mmのレンズ(24mm相当)でも画角に収まらない。 「なゆた」という名前の由来は、梵語の"nayuta"を音訳した、「極めて大きな数量」という事らしく、10の60乗(72乗という説もあるらしい)。 「那由他」と書く 宇宙ができてから137億年というけど、秒に直すと、4×10の17乗。 世界最速スーパーコンピュータの処理速度を100テラフロップス(100×10の12乗FLOPS)として、137億年間計算し続けたとしても、4×10の31乗までしか数えられない。 1那由他まで数えるのに、ビッグバンから現在までを、あと2.5×10の28乗回繰り返さないと数えきれない、とんでもない数。 (FLOPSは浮動小数点の演算だから、単に数を数えるだけならもっと早いだろう、と突っ込みがあるかもしれないけど、10倍や百倍、もっと1億倍(10の8乗)早くても、人類が存在している間に数え切る事は不可能なようです。 それにしても昔の人は考えるスケールが大きいね。 まだこの上に、不可思議、無量大数と続くんだから。 →「那由他」とスーパーコンピュータのその後 | |||
階下の部屋にある、水平の駆動機構。
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後ろから見たところ。 赤いのの下の白いのがカメラらしい。 でもやっぱりこの格好はロボットだな。 今にも歩き出しそう。 「那由他、はっし〜んっ!」 ・・・なんて。 | |||
天文台北館 60センチ望遠鏡 | |||
こちらは天文台北館 60cmカセグレン望遠鏡が設置されていました。 | |||
・・・で、自分へのおみやげ | |||
顰蹙のコレクション・星の手帖社 組立天体望遠鏡 (15倍) | 顰蹙のコレクション・コルキット KT−スピカ (35倍) | ||
「那由他」とスーパーコンピュータの、その後 ・・・とついでに、捕らぬ狸の皮算用? 2009.11 の、世界最速コンピュータ Top500リスト によると、No.1 は Cray の Jaguar で、1,750 テラFLOPS (1.75 ペタFLOPS)という事らしいです。 [某記事] ・・・今回はついに米オークリッジ国立研究所(ORNL:Oak Ridge National Laboratory)に設置された米CrayのJagaurが1.75PFLOPS/secの性能をたたき出して首位を獲得した。 同システムは前回からプロセッサを交換。総コア数25万近くとなり、理論性能は2.3PFLOPS/secに達する。前回首位だったRoadrunnerだが、今回はシステム構成を変更したとかで若干性能を落とし、1.04PFLOPS/secの2位となった。・・・と言う事で、再計算してみる。(カウントだけならMIPSの方が適切とは思うけど、FLOPSのデータしかないので・・・) 宇宙が始まってから137億年=4.32E+17 (秒)、 最速コンピュータの演算速度 1.75PFLOPS=1.75E+15 (回/秒) よって、最速コンピュータで、宇宙が始まってから今日までにカウントできる数値は、(4.32E+17)*(1.75E+15) = 7.57E+32 まで。 一方、1那由他= 1E+60 だから・・・1那由他をカウントするのに必要な時間は、ビックバンから今日までの時間が、(1E+60)/(7.57E+32)=1.32E+27 (回)必要となる。 とんでもない時間だが、前回アップした時の計算ではかなり古いデータを使用したらしく 2.5E+28 (回)だったから、18倍速くなってる! どうやら、スーパーコンピュータの演算速度は年平均90%増加(1.9倍)しているってことらしい。 この調子でいくと、10年後の計算速度は、(1.75E+27)*(1.9^10) = 1.07E+18 FLOPS、(613倍!) 更に毎年190%の性能向上が続けば、97.3年後のスーパーコンピュータならビックバンから今日までの時間で1那由他をカウントできる事になる。 何年後に、ビックバンから今日までの時間で1那由他カウントできようになるか更に104.96年後のスーパーコンピュータなら1億年で1那由他カウントでき、 133.36年後のスーパーコンピュータなら1年でカウントできる事になる。 どうせ捕らぬ狸の皮算用なら、ついで142.85年後なら1日でカウントでき、更に160.56年後のスーパーコンピュータなら、ついに1秒で1那由他がカウントできる!! ライト兄弟の初飛行1903年から、アポロ11号の月面着陸1969年まで66年しか経っていない事を考えると、その3倍の182年後ならありうるかもしれない・・・・恐ろしや・・・ 余談 2010年6月の世界最速コンピュータTop500では、2009年11月のTop500で天河1号で5位だった中国は、「Nebulase(星雲)」で2位に! その後のその後 ( 2011.6 ) ”2番じゃだめなんですか?” の仕分けにもめげず、日本の「京」コンピュータが、8.162ペタフロップスを達成し、高速コンピュータのTop500の、1位獲得! |
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