このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2006.09.16
No.AO-021

鍋滝線■むつ市(旧大畑町) ■全線ダート ■接続→湯の川線 ■分岐→石ノ沢線・上狄川線・長次郎沢線・赤滝線
■県道284(あすなろライン)と湯の川線を結ぶ

 山中へ無数のダート支線を分岐する荒れの無い快適林道 

 ↓大畑川の流れに沿って走る区間は気持ちがよいですが、川の流れを眺められ
  るのは県道284号線寄りの一部区間だけ。あとは森の中をひたすらです。


……こんな感じ……
■湯の川線と接続して県道46号線方面と284号線を結ぶ全線ダート林道。林業のために、というよりも現在では両県道を結ぶ連絡道的な意味合いが強いと思われる。路面の整備は良くなされているようで非常に走りやすい。路面は基本的にしっかり踏み固められた砂利質ダート。ここはハイペースでの巡航も可能だろう。したがって、乗用車の通行もたまにある。途中には特別な激坂も無く、区間によっては爽快なストレートがあり、カーブでの対向車との出会い頭にだけ注意していれば安心してダート走行を楽しめる。そのため、意外とすんなり走り抜けてしまいがちなので、時間とガソリンに余裕があれば支線ダートの探索がここではオススメとなる。

■湯の川線から峠で接続する鍋滝線の入口(接続地点に林道標は無くおおよその位置になります)です。とは言っても湯の川線とは一本道なので、林道名を気にしなければそれとは気付かずに鍋滝線へと突入してしまうでしょう。もしかしたらと、付近の藪の中に林道標を探してみましたが、やはり見当たりません。やぶ蛇で熊なんかが出現したら嫌なのですぐに出発しておきました。
■湯の川線との接続地点の峠を越えて鍋滝線に入るとなだらかな下りが続きます。ダラダラと下り坂をしばらくたどっていくとカーブの途中、右手に分岐がありました。この右手のなだらかな登りダートは赤滝線への連絡ダート(接続先は こちら になります)ですが、付近には林道標はありません。本道自体は見た目にも左方向であると判断がつきますが、では右折分岐がどこに延びているのかをその場で知ることは難しいでしょう。ちなみに、ここを右折して進むと奥薬研「夫婦かっぱの湯」のすぐそばで県道284号線に抜けられますが、途中の分岐は入り組んでいるので、事前情報を得ておかないまま突入すると難渋します。時間とガソリンに余裕があればそれもいいですけどね。
■赤滝線との分岐を過ぎて進むと、周囲の草木がぐっと路肩までせり出てプレッシャーを与えてきます。鍋滝線は階子沢(大畑川)に沿って延びていますが、この地点ではまだ沢の流れを道筋からは確認できません。フラットな砂利&所によって土ダートはしっかりと踏み固められてるので、走行には問題ありませんが、この辺りはかなり山深いです。
■山間の谷筋に沿って進みますが、ここはちょっとした崩落の跡でしょうか? 谷川の路肩の路面が少々弛んでボコボコになっていましたが、ゆっくり走ればオフバイクならほとんど問題はなさそうです。ただし、林道はその状況を刻一刻と変化させるので、探索した時点での話ですけど…。
■さらに谷間に沿って進むと、左手に石ノ沢線の分岐が現れました。この分岐は手持ちの県別地図にも載っており、ピストンではありますが、階子沢(大畑川)に合流している重兵衛沢に沿ってかなり奥まで延びているようです。ここまでやって来ると砂利質ダートの路面は非常にしっかりとしたものとなって、水溜まり跡の窪みにさえ気を付けていればこの先、何ら問題はありません。
→石ノ沢線への分岐を眺める
→周囲を調べる
■石ノ沢線との分岐を過ぎてさらに進みます。階子沢(大畑川)に沿って林道は延びていますが、先ほどの石の沢線との分岐地点からしばらく流れ下った地点に「鍋滝」があり、どうやら、それが鍋滝線の林道名になっているようです。ただし、残念ながら道筋から滝を眺めることはできません。そして、その鍋滝から鍋滝線を少し進んだ地点に出現するのがこの上狄川線の右折分岐です。やはり上狄川に沿って延びているようでした。なお、分岐がとても多い鍋滝線ですが、支線と本道の区別は付けやすく、本道に沿って進んでいる限りは行き先を間違えることも無いと思います。
→上狄川線に突入!
■上狄川線との分岐を過ぎた先にあるストレート区間です。鬱蒼と木々の茂る森の中をダートが直線的に延びており、見通しも良く、ここはそれなりのハイペースで楽しめます。ただし、たまに現れる対向車もかなりのスピードを出していることが多いので、すれ違いにだけは要注意です。
■上狄川線との分岐地点から距離にして約1キロほどでしょうか、ストレート区間を進んだ先の右手に今度は長次郎沢線の分岐が現れました。この林道もやはり長次郎川に寄り添っており、手入れの行き届いた砂利ダートが右手に流れる大畑川をコンクリ橋で渡って森の奥へと延びています。探索時にはその入口にチェーンが軽く張られていましたが、当日は支線の奥で何かの作業が行われていたのでしょうか?
→長次郎沢線への分岐先を眺める
■長次郎沢線の分岐を過ぎてさらに進むと、Y字分岐に突き当たります。林道標が無く、もしかしたら迷ってしまうかもしれませんが、本道は左折方面、右折側は赤滝線となっています。ここを右折しても県道284号線奥薬研に抜けられます。さらに、その途中にある分岐を間違えなければ、鍋滝線で最初に目にした赤滝線への分岐地点へも回り込めます。しかし、赤滝線はその延長距離も長く、また少々荒れている場合が多いので、もしも奥薬研方面に急ぐのであれば、鍋滝線を進んだ方がよいと思いますよ。
→赤滝線に突入!
■この辺りまでやって来ると、ようやく寄り添う大畑川の流れを沿道から目にすることができるようになりました。大きく左手にカーブしたこの区間のみで、大畑川はまたすぐに視界から消えてしまいますが、この付近には「赤滝」という滝があるようです。でも、途中で見落としてしまったのか、確認することはできませんでした。 なお、ここでカーブを物凄い勢いで突っ込んできた1台の四駆とすれ違いましたが、直線区間ならともかく、先の見えないカーブでは非常に危険です。「絶対に!」とは言いませんが、時と場合くらいは選びましょう。
→大畑川の流れを眺める
■大畑川が視界から見えなくなって、その後、幾つ目かのカーブを曲がると再び直線コースが始まります。ひたすら、といった感じのストレートをたどって行くと現れるのがこのゲートです。鍋滝線はここまでで、これより先は県道284号線となり、そのまま直進すれば奥薬研へ、左折すれば佐井方面に抜けられます。県道とは言っても、ご覧の通りダートなので、オフの走り応えは十分です。反対側の奥薬研や佐井村方面からアプローチしても行き先を示す看板や林道標があるので、ここは迷うこともないでしょう。
→探索終了!
→引き返して湯の川線に向かう!
→振り返る

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