このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2006.06.03
No.C-041

大山線■富津市・鴨川市 ■半ダート ■接続→大山支線・大幡線・横尾線・松節線
■県道88号線木之根峠付近から横尾線、大幡線を結ぶ

 走り応え十分! 千葉県では貴重なロングダート 

 ↓基本的には走りやすい部類の林道で、オフライダーなら誰もが一度は訪れる
  千葉県のメジャー林道です。少々ガレ区間もあるので面白いですよ。


……こんな感じ……
■鬱蒼とした山中をはじめ、尾根筋などを通る変化に富んだ林道で、部分的にコンクリ舗装がなされているものの、ほぼ全線がダートであり、砂利から土質まで様々で、なかなか楽しめる。しかし、時折現れるコンクリ舗装が曲者で、段差や穴ボコでボロボロに荒れているので、そこだけは要注意。横尾線方面から入線すると、序盤は主に砂利ダートで鬱蒼とした森の中を行く。その後、眺望の良い尾根筋を通り、封鎖された大山第2支線の分岐を過ぎて松節線との分岐までが中盤だ。全線中で一番の見せ場となっているが、ここには、コンクリ舗装の少々ガレた区間がある。続く県道88号線までの終盤は主に土質で、やはりジメジメとした森の中を行く。

■横尾線(手前方向)と大幡線(左方面)に接続している大山線の起点です。ここからダートで左手の山中へと延びているのが大山線となります。山中の淋しい分岐点で、周囲には杉林が広がっているだけで何もありません。この地点へのアプローチは、大幡線経由だと、大幡線自体の入口が分かりにくいかもしれないので、横尾線経由で来た方が迷わなくて確実です。
■起点から少し進んだ地点です。路肩まで草木の伸び迫り、どこか圧迫感を感じさせる砂利ダートが緩くカーブして森の奥へと続いています。晴れていると、少々埃っぽいかもしれませんが、固く踏みしめられたダートは、まあ、走りやすい方です。
■山中をしばらく進むと右手に分岐ダートが現れます。林道標識もなくてよく分かりませんがピストンくさいです。さて、路面状態の変化に富んだ大山線ですが、この付近では何だか土質っぽくなっていました。梅雨の季節だと、よく大きな水溜まりがこの地点に出現しています。そんな時にはヌルッとするので注意してくださいね。
→分岐先の様子を見る
■梅雨時の降雨の爪痕でしょうか。一見走りやすそうな区間でも、路肩にはこんな亀裂が出来ていました。十分な林道走行の経験があり、「へへ、こんな路肩の溝にハマるかよ…」と思っていても、ハマってしまうことがあるのが林道の恐ろしさです。そのような危険な可能性の芽を摘む意味でも、ここはスピードを十分に落として進みます。備えあれば憂いなし、ですね。
→亀裂をよく調べてみる
■全線ほぼダート区間で占められている大山線ですが、一部区間では、このようなコンクリ舗装区間があるようです。とはいえ、風雪に晒されたコンクリ路面は荒れてボロボロ状態です。こうなると、舗装をしたことによって走りやすいどころか、逆に非常に走りにくくなります。穴ぼこや段差、亀裂に十分注意してやり過ごします。もしも大山線で転倒するとしたら、ここからこの先のちょっとした広場までが、最も可能性の高い区間になっております。
■その後しばらく走って山中を抜けると、尾根筋をに出ました。沿道の景色はぐっと良くなりましたが、はっきり言って走りにくいです。この区間でも一部でコンクリ舗装が施されていますが、やっぱり荒れ果てたボロボロの路状態です。砂利と剥がれかかったコンクリ舗装のせいで、非常に走りにくくなっています。景色に気をとられ過ぎるとクレバスにハマって転倒の可能性大ですので、ここは気を付けてください。
■尾根筋のガレ区間を進むと、いきなりちょっとした広場に出ます。進行方向の逆側から眺めてみました。写真右手の岩肌のと中央の枯れ木の間に、今来た道が続いています。タイヤを取られる程ではないですが、ここは砂地になっており、晴れていると砂埃がもうもうです。単独走行以外の場合、十分に車間距離を開けておいた方が良いですよ。
■広場を過ぎて進むにつれて、路面は砂地から土質っぽく変わっていきます。大山線の山場を越えた感じで、ここからは再び走りやすくなってきます。景色的にもこの辺りがハイライトといった感じでしょうか。
■尾根筋から森の中へと道はさらに続いています。そんな雨上がりのぬかるんだ路面を進むと、カーブの途中で再び分岐(写真では手前方向)が現れます。この場所はちょっとした広場になっているため、晴れた日にはオフライダーやハイカーが休憩していることもあります。
→分岐に突入! ※その後(2009.01.12)の調査によって分岐は「大山支線」であることが判明。
→大山支線に突入!
■分岐を過ぎると、ちょっとした断崖区間が続きます。転落したら命は危ないですが、普通に走っている限り、そんな事態にはならないでしょう。今走ってきた道が断崖越しに見えています。
■断崖区間を過ぎてほどなく、ダートがコンクリ舗装に変わりました。やがて森が開けて小さな集落の民家と水田が見えてきます。初めて来ると、そろそろ終点かな、と思ってしまいがちです。
■集落の民家の脇を通る道を進むと松節線との分岐があり、路面はここからまたダートに戻ります。初めて来ると、位置関係が混乱しがちですが、写真では左手から前方への道筋が大山線で、ここから手前方向が松節線になります。
→松節線に突入!
■松節線との分岐を過ぎると民家は途絶え、道は再び森の中へと進んでいきます。分岐直後のダートは、最初は少々浮き気味な砂利質で、徐々にガレ気味の岩質へと変わり、しばらくは直線的な緩やかな勾配が続きます。ここでも路面が一部コンクリ舗装化されていますが、やはりボロボロ状態…。荒れた路面を慎重に進むと、今度は土質に変わりますが、それと同時にジメジメとした雰囲気の山中を行くようになってきます。カーブを通過中…、のイメージで写真を撮ってみましたが、車体のカーブでの寝かせ方が逆でしたね。
■梅雨時のせいもあって、土質の路面はけっこうヌタ気味です。渇きかけた水溜まり跡ではタイヤが滑りがちなので、ここは注意します。
■この区間の途中にあった分岐です。どこへ通じているのかは確かめませんでしたが、このような小さな分岐が何カ所かあるようです。この場所で写真を撮り、その後ここで一服していると、突然、オフバイク軍団が猛スピードでカーブの先から出現し、バババ…ッと通過していきました。幅員が狭いので、停車する場所にも気を付けないと、林道ではヒヤっとします。
■オフバイク軍団をやり過ごし、そのまましばらく進むと2車線道路に突き当たりました。ここが終点です。 2車線道路は県道88号線で、 位置的には木之根峠付近になります。ちなみに大山線の林道標識はこの突き当たりのすぐ脇の草むらの中にあります。
→探索終了!
→引き返して横尾線に向かう!
→引き返して大幡線に向かう!

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