このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 滝川西林道/ Takikawanishi林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2015.12.28 / No.F-149 
 [ 所在地 ]矢祭町 [ 状態 ]完抜舗装 [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ] 西山林道大垬町・西山林道福住林道下関河内林道
 佳老山へと連なる尾根筋伝いの斜面に延びる明るい林道だが、路面はすでにフル舗装済み・・・

城県常陸太田市(旧里美村)と福島県矢祭町にまたがる県境の「明神峠(375m)」に入口がある滝川西林道にやって来ました。峠を越えるR349号線の福島県側にそれはありますが、見た目は一般道と変わりないので、ここはそれと意識していないとあっという間に通り過ぎてしまう、そんな地点です。ちなみに画像では手前が茨城県、前方が福島県方向。
面から眺めた滝川西林道の入口です。そこには大きな案内板タイプのマップ付き林道標および、昔ながらの木杭タイプの2種の林道標が設置されていました。でも路面は入口からすでに一般道と見まごうほどの舗装路状態。一目で残念な存在であることが分かります。
→振り返る!
→林道標(案内板タイプ)を眺める!
→林道標(木杭タイプ)を眺める!
ざ滝川西林道へと乗り込みますが、少し進んだ地点で単管パイプのバリケードが! そばには「矢祭町・林道滝川西線愛護組合」の立看板が掲げられていたことから、組合の方で不法投棄対策などで自主的に設置しているのだと思われました。なので、ここはセルフでどかして通らせて頂いただきますよ。なお、立て看板の脇にブロックタイプの林道標アリ。
→立看板を眺める!
の後、滝川西林道は細かく蛇行しながら右方向に登って進みますが、その勾配区間の途中で現れるのが左折する西山林道の分岐でした。分岐地点には「簡易林道西山線」と記された木杭の林道標および、「明神沢」とのみ書かれた立札が設置されています。
→林道標と立札を眺める!
→西山林道に突入!
道はさらに続いて、およそ標高400mまで登ります。その後は等高線をなぞるように蛇行していくコースとなっている滝川西林道。明神沢の次に「助重」との立札が現れましたが、相変わらず舗装区間が続きます。実はこの滝川西林道、全線舗装の林道なんですね。あえてそこを探索する目的は、無数に分岐する支線林道の探索。近在のメジャーな林道はすでに探索し尽くしているので、今回はこのような重箱の隅をつつくがごとく、舗装、未舗装にこだわらず、目についた林道に片っ端から飛び込んでみるといった次第です。「真っ当な林道ライダーならば近寄りもしない未知なる林道」というのもまだまだ無数にありますからなぁ。
川西林道そのものはアスファルトが続いて特に面白くもないですが、地名を記した立札は次から次に現れました。由来の不明な変な地名が現れるので、そういう意味では面白かったですが、現れる立札の数が多すぎるので、そのうち撮影するのは止めておきました。
→立札を眺める!
枯れして見通しが良い林道のストレート区間。滝川西林道の延長距離は10630mなので、もしも未舗装であったならば、さぞかし走り応えがあったと思いましたが、それを言っても仕方ないですね。あぁ、冬の寒さが身に凍みるぜぇ・・・。
んなこんなで進んでいくと、やがて右手に分かれて下っていく大垬町・西山林道の分岐が出現! この林道はその名の通り、滝川西林道から分岐してR349号線沿いの「大垬町」地区へと下る連絡林道となっています。そして延長距離は800mほどで短いみたい。ぽつりと設置されていた林道標からそれが分かりました。
→林道標(大垬町・西山林道)を眺める!
→大垬町・西山林道に突入!
うひゃぁ!!」大垬町・西山林道分岐を過ぎてさらに進みますが、とある日陰地点にて路面凍結が! 染み出た水が路面を斜めに横切る箇所らしく、それがツルツルとまるで鏡のように完全に凍っていましたよ。しかも勾配がかっているため、徒歩でそおっと靴を乗せただけでも滑ってしまう摩擦係数の低さでした。冬というだけでも寒いのに、それが山となればなおさらのこと。現在地の気温は0度という凍てつく寒さでした。ここ、晴れた日中でこれなので、夜間や早朝ではとてもじゃないけど凍死しちゃうと思います。福島県でもこのエリアは冬期の積雪こそ少ないですが、その代わり寒さは大変厳しいんですね。
→凍結状況を確認する!
結地点をうまいことやり過ごしてその先へと前進しますが、なぜかここで林道標の設置を発見。樹木がトレードマークの丸いグリーンのやつで、東北地方では福島県から青森県まで広く見かけるタイプです。でもなんでこんな所に?
→林道標を眺める!
根に近い山腹に沿ってなだらかなコースがしばらく続きます。ゆるくアップダウンを繰り返しますが、基本的には徐々に下っていく感じでしょうか。寒さは大変厳しかったですが、それでも明るく開放的に開けた雰囲気が感じられる区間でした。
して3本目となる支線分岐箇所がここ。すなわち左折する福住林道分岐地点であり、進行方向左手に位置する佳老山(459.4m)の脇を迂回するようにして山下地区「福住」の県195号線へと至る林道となっています。
→林道標を眺める!
→福住林道に突入!
、しばらく進むと今度は左折する下関河内林道の分岐を発見しました。この林道は滝川西林道から下って山裾の下関河内「鴇ノ巣」地区とを連絡する林道ですが、ここでは「↑下関河内R118号線 →下関河内・東舘」との立派な道標が掲げられており、そのおかげで片隅にぽつんと設置されていた林道標はまったく目立たない存在と化していました。
→林道標を眺める!
→下関河内林道に突入!
関河内林道の分岐を過ぎてなだらかに下っていきますが、途中でやたらに広いすれ違い待避所がありました。手前から眺めると、そこで道が左折分岐している地点なのかと見間違えてしまうほどです。舗装林道とはいえ、ここまで立派な待避所は要らない・・・と思いました。
→待避所を眺める!
の後、とくになにもないままに山裾へと降りてきました。林道の最高地点(およそ400m)からダラダラと距離をかけて250mほど下ってきたわけですが、ここで路肩にとある石碑を発見しました。すなわち滝川西林道の竣工記念碑です。林道沿いでたまに見かける開通記念碑の類いですが、これにはちょっとした林道の経歴などが記されていましたよ。
→竣工記念碑を眺める!
道開通の記念碑を過ぎると、県195号線に突き当たってすぐに終点でした。手持ちの地図では「関平」と記載されていますが、記念碑に記されていた下関河内字「薄木」地区ですね。そして正確にはこちら側が林道の「起点」になっているみたい。そこは山間の田圃が広がるなにもない場所ですが、林道標と行き先案内板が設置されていましたよ。というわけで、延長距離はそれなりにあるものの、残念なアスファルト区間しか存在しない滝川西林道の探索はここまで。マニアな支線巡りをするのでなければ、訪れても仕方のない林道でした。
→探索終了!
→振り返る!
トップへもどる林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください